木星と土星が大接近

太陽系で最も大きい惑星である木星と2番目に大きい土星が日没後の南西の空で大接近している。
最も近づいて見えるのは今夕から明日にかけてだけど、最も近づく頃は日本では見られない。
最接近時には角度にして0.1度ほど(月の見かけの直径の1/5ほど)なので、100倍から200倍程度の倍率の望遠鏡でも同一視野におさめられるほどだ。
札幌でも昨日(12/20)の夕方以降は空が晴れたので16時半過ぎ頃にカメラを出して南西の空に向けたところ、低いところに木星が光っているのを撮ることが出来た。

南西の空で並ぶ木星と土星(画面中央下)。


上は山の稜線の上に浮かぶ木星と土星(35mm換算で112mmで撮影)。
肉眼では木星しか見えなかったけど、カメラのファインダーでは別れて見えたし、ズームアップするとガリレオ衛星も見えた。

300mm(35mm換算480mm相当)で撮った木星と土星。


上は480㎜相当で撮った両惑星で、中心部分をトリミングしたもの。
木星の左にはガリレオ衛星が4つ並んでいるのも写っている。
木星に近い順から
・エウロパ
・イオ
・ガニメデ
・カリスト
と並んでいる。
土星の両側が膨らんで見えるのは”輪”かと。

300mm(35mm換算で480mm相当)で撮影した月。


上は2枚目と同じ画角で撮影してトリミングした月で、比較するとこの月の直径の中に両方の惑星が入ってしまうのが判ると思う。

両惑星がこれだけ接近するのは実に397年ぶり。
次回は60年後になる予定で私が生きている間には観れないと思われるので、昨夕晴れてくれたのはとても嬉しかったな。

今夜は雲が多くて星は見えないので、昨日がラストチャンスとなったかも?

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