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実売で6千円弱のAM3マザー

タイトルのように安価なAM3対応のmini-ITXマザーが出た。
製品はJ&W Technologyの「MINIX 6150SE-UC3」で、メーカーの製品情報はhttp://www.jwele.com/motherboard_detail.php?941にある。

搭載されているチップセットはMCP61P(GeForce 6150SE+nForce 430)でVGA機能が内蔵されているので、ビデオカード無しで組むことが出来るし、物足りなければ16レーンのPCI-eスロットが1本あるので、ビデオカードの増設も可能。
対応CPUはTDP95WまでのAM3CPUとなり、条件さえ満たせば6コアのPhenomIIの搭載も可能との事なので、PhenomII X6 1055T(95W版)も使えることになる。
メモリスロットはDDR3のDIMMスロットが2本あり、最大容量は8G(デュアルチャネル)。
ストレージはSATAIIポートが4つあるので、最大で4基搭載可能でRAID(0,1,5)にも対応している。
その他はLANがGb対応、6チャネルオーディオ、USBポートは2.0が8つ(バックパネルに4個、ピンヘッダ2つで4個分)、シリアルポートも1つある。
これだけの機能で実売価格が6千円以下なのは魅力的。
個人的にはmini-ITXである必要性をあまり感じないので、ATXもしくはM-ATXで同程度の価格帯であればな、と思う。

面白いなと思ったのがWindows9x/MEには非対応だとはっきり謳ってあること。
今時そんな古いOSを使おうとする人は少ないだろうけど、「動かないぞ!」と突っ込まれる前にきちんと書いてあるんだなぁ。

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ATOM D525搭載でDDR2メモリ仕様のマザーが出た

FoxconnからIntel ATOM D525/D425を搭載しながらも、DDR2メモリが使えるMini-ITXマザーが出た。
製品は「D52S」「D42S」の2種類で、製品名から推測できるよう「D52S」がD525を、「D42S」がD425をそれぞれ搭載している。
今までに発売されたD525搭載マザーは全てDDR3メモリ仕様となっていて、DDR2が使えるマザーはこの製品が初となる(ついでに書くとD425搭載製品も初)。
#ベアボーン製品では「ZOTAC ZBOX Blu-ray HD-ID33」のようにDDR2仕様の製品がある。

D525はD510の上位CPUでクロックが1.66GHzから1.8GHzに上がり、DDR3メモリに対応した点しか違いが無いので、この製品はD510搭載品に比較してもクロックが上がったことしか違いが無い。
折角DDR3に対応しているCPUを搭載しているのに勿体無いとは思うが、D525では使えるDDR3の2GByteモジュールに制限がある(8チップモジュールしか使えない)ので、その制限が無いDDR2のメモリを使えるのはありがたい。
#Intelでは16チップモジュールも使えるようにする予定らしいが、、、、、

チップセットはNM10でION搭載では無いのでパフォーマンス的には本当にD510のクロックアップ版といった感じか。
冷却はD42Sのみファンレスで、D52Sのほうはファンを搭載しているのが少々残念。
その他、LANは両モデルともGb対応で、サウンドも5.1Ch&S/PDIF搭載、ストレージはSATAIIポートが2つあり、USB(2.0)ポートも合計8個(バックパネルに4つ、ピンヘッダが2つで4ポート分)ある等他のメーカーの製品と変わらない。
価格がシングルコアのD42Sで7千円強、デュアルコアのD52Dで8千円台半ばと安価なので、余っているDDR2メモリを使って手軽に組むにはちょうど良い製品かも。
ファンレスに拘らないならIntelのD510MOを買うよりD52Sのほうが良いかもしれない(性能の違いはCPUクロックのみ)。

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久々に45W版Athlonが発表された

21日にAMDからCPUの新モデルが発表され、その中にTDP45W版のCPUとしては久しぶりとなる新製品があった。
Athlon II X2 250e(3GHz)がそれで、ついに45W版でクロックが3GHzに達したことになる。
他にも65Wで3.3GHzのAthlon II X2 265eも発表され、低TDPながら高クロックのCPUが増えたことは嬉しい。
現在サブ機に入れてあるのが45WのAthlon5050e(2.6GHz)なので、これを250eに入れ替えたいところだが、マザーボード(PCCHIPS A15G PCB Ver.1.0)がAM3のCPUに非対応なので、マザーボードも交換しなくてはならないのが痛い所。
折角マザーボードを交換するならメモリもDDR3にしたいけど、そうすると結構な出費となるし、そこまでするならメイン機のほうをパワーアップしたいな。

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ファンレスに拘らないなら、こういうのも有りか?

IntelのATOMは省電力&低TDPで冷却にファンを使わないマザーボードやベアボーン製品が多い。
ところが性能はそれなりに低いので、そこに不満を感じている人も多いと思う。
単純に性能だけを求めるのならcore iシリーズやPhenomIIを使えば良いのだが、なかなか小型(mini-ITX)のマザーで良い物が見当たらない。
そこまでの性能はいらないけどATOMでは不満と言うなら、Celeronを採用したmini-ITXマザーがZOTACから出ているので選択肢に入るのではなかろうか?
「IONITX-P-E」がその製品。
CPUはCeleron SU2300 (1.2 GHz、dual-core)で、チップセットはnVidiaのIONを採用。
メモリはDDR3を2本で最大8GとATOMのD500シリーズより沢山積めるのは魅力だ。
グラフィックはIONチップ搭載なので十分な性能が期待できるし、Blu-rayディスクの再生にも問題無さそうだ。
LANは有線がGbit対応で無線LANは802.11b/g/n対応カードを搭載済み。
拡張スロットはPCI Express x16が1本あるので、IONに物足りなくなったらVGAカードの増設も可能だ。
ビデオ出力はDVI-I、HDMI、D-SUB15ピンが装備され、デュアル出力も可能。

CPUのTDPは同じデュアルコアのATOM D510より低い10Wだが、チップセットのIONのTDPがそれを上回るためかヒートシンクにはファンが装着されている。
ファンレスで無いのが少々残念だが、そこに拘らなければ十分な省電力性能で、処理性能的にも満足できそうな製品だと思う。
実売価格はION採用ということもあって22,000円前後とのことだが、ATOMより高性能ということを考慮すれば安いかも。

今ならamazonでも買える。

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今度はD525+次世代ION搭載の小型ベアボーンが発売

昨日ATOM D510+次世代ION搭載の超小型自作キットが発売になったと書いたけど、今度は上位のATOM D525+次世代ION搭載のベアボーンが出た。
ZOTACの「ZOTAC ZBOX Blu-ray HD-ID33」がそれで、とにかく筐体が薄く(約40mm)、デザインもスタイリッシュでPCっぽく見えない。

大まかなスペックは次の通り。
CPU:Intel ATOM D525(1.8GHz,デュアルコア)
チップセット:NM10 ExpressP
GPU:次世代ION(VRAM512MB DDR3)
メモリ:DDR2 SO-DIMMスロット×2(最大4GB)
LAN:Gbit対応イーサネット&無線LAN(802.11b/g/n)
ストレージ:2.5インチHDDorSSD×1本搭載可能
光学ドライブ:Blu-rayコンボドライブ搭載済み(Blu-ray再生ソフトとしてPowerDVDが付属)
といったところ。
あれ?と思ったのがD525なのにメモリがDDR2であるということ。
DDR3メモリで最大容量の4Gを搭載しようとすると高価な8チップモジュールにしなければならないので、これはDDR2で正解かも。
ディスプレイ出力はDVI(デュアルリンク)とHDMI(HDCP対応、8チャネルオーディオ出力)でアナログは無し(付属のDVI→VGA変換コネクタを使えばアナログ出力も可能)。
USBポートもUSB2.0(フロント・リア各1ポート)に加えUSB3.0(フロント・リア各1ポート)を装備。
と結構良さげな仕様だけど、その分価格も高くて実売で5万円台半ば。
HDDorSSDとメモリとOSが別途必要なので、一式組み上げるとなると結構なお値段になってしまう。

また、この製品はVESA対応のマウンタが付属しているので、対応する液晶ディスプレイの裏側に装着することが可能。
詳細な仕様はメーカーサイトの商品ページ
http://pdjp.zotac.com/index.php?page=shop.product_details&flypage=flypage_images.tpl&product_id=277&category_id=118&option=com_virtuemart&Itemid=1
参照のこと。

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「Phenom II X6 1090T Black Edition」がまた安くなった?

先週末(9/11-12)の秋葉原では、一部ショップが個数限定ながらもAMDのPehnomIIの最上位である「Phenom II X6 1090T Black Edition」の特価販売を実施したらしい。
先々週には25,000円を下回る24,980円で売られた「1090T」だが、先週末はさらに安い22,800円で販売した店もあったようだ。
加えてマザーボードとセットで購入するとさらに2,000円引き、特定のメーカーのマザーボードとのセットだとさらに2,000円引きで購入することが出来、実質的に20,000円を切る価格での購入が可能だった様だ。
AMDの価格改定があったとはいえ、このところの価格の下落にはみるべきものがあり、このままだと近々には通常の価格でも20,000円を下回ることになるかも(?)。
根拠は無いけど、もしかすると新型が出る前触れなのかな?

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特価品かぁ

札幌のPCショップ「DEPOツクモ札幌駅前店」では本日(9/9)限りでセールが行われている。
限定特価で2TのHDDが7,980円(10台限り)だったり、AMD890GX搭載ATXマザーボード(ECS A890GXMA)が6,980円だったりする。
うーん、欲しいものもあるけど買いに行く時間が取れないなぁ(爆)。

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16チップでも動作した

9/8付けの記事「AT5IONT-I用のメモリモジュール」に、D510のメモリモジュールについて、
”DDR2の場合はRawcard type C,D,Eをサポートするとのことなので、やはり8チップまでらしい(少々自信無し)。”
と書いたので、その後自宅のD510MOで試してみた。
まず自宅で余っていた2GBのモジュールを見ると見事に16チップ品だった。
次にケースを開けて現在挿してある1GBのモジュールを見ると、なんとこれも16チップのモジュール。
ってことは試すまでも無く16チップ品でも動くんじゃない(笑)。
念のため2GBのモジュールに入れ替えてみると、なんの問題も無く動作した。
つまりD510はDDR2のみ対応だけど、16チップモジュールでも動作するってことで、先の記事は間違いだったということ。
仕様書を良く理解できなかったのが間違いの原因だった。
ということは同じ仕様のD410も同じだし、D425やD525もDDR2を使う分にはD510と同じだということだな。

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AT5IONT-I用のメモリモジュール

先週発売されたASUSのATOMマザー「AT5IONT-I」はメモリとの相性があるらしい。
今週になって同マザーに対応した仕様の2GBメモリモジュールが発売になった(ショップでは同マザー対応として販売しているらしい)。
仕様上使えるメモリモジュールはDDR3のSO-DIMMなのだが、1モジュール当り8チップのモジュールはOKだが、16チップのモジュールはNGとのこと。
これはIntelのATOM D400及びD500シリーズの仕様で、1チップの構成が64Mx16(1Gb)・128Mx8(1Gb)・128Mx16(2Gb)・256Mx8(2Gb)で、チップ数が8個のモジュール(JEDEC Rawcard type A or B)のみ対応しているとのこと。
代理店(ユニティ)のサイトには2GBのモジュールに多い16個のチップを載せたモジュールでは動作しないことが明記されているので、メモリを購入する際は注意をしなくてはならない(自分の不注意で非対応のメモリを買ってしまった場合は交換してもらえないこともある)。

と、ここまで書いてから思ったが、D500シリーズと言うことはD510にも当て嵌まるのかな?と思ってデータシートを見たら、DDR2の場合はRawcard type C,D,Eをサポートするとのことなので、やはり8チップまでらしい(少々自信無し)。
さて、自宅で余っている2GBのモジュールはどうだったかな?
#その後試したところ、D510は16チップでも動作することが確認できた。

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今度はファンレスのD525マザーが出た

Intelの省電力CPUであるATOMのD525を搭載してDDR3メモリに対応したマザーがまた発売になった。
先日GIGABYTEから発売された「GA-D525TUD」はCPUの冷却用に小型のファンを搭載していたが、今度ASUSから発売になったのは初のファンレスマザーとなる「AT5IONT-I」だ(フォームファクタはMini-ITX)。
CPUがATOMのD525(クロック1.8GHz、デュアルコア、DDR3メモリ対応)であることとチップセットがNM10 Expressであることは「GA-D525TUD」と同じだが、グラフィックス用にnVidiaの新世代IONチップを搭載している(VRAMは512M)。
このためVGA出力はDVI-DとHDMIのみとなり、アナログVGA出力は無い。
他にはUSB3.0をサポートしており(コントローラはNEC製)バックパネルにはUSB3.0のポートが2つとUSB1.1/2.0のポートが2つ、マザーボード上にUSB1.1/2.0用のピンヘッダ(2ポート分)が装備されている。
SATAポートは2つとNM10チップセットの仕様通りとなっていて、「GA-D525TUD」のように追加分が無いのは少々淋しいが、バックパネルにはe-SATAポートが一つある。
マザーボード上で目を引くのは何と言っても大きなヒートシンクで、同じファンレスの「D510MO」のそれと比べるとかなり大きい感じがし、一部はバックパネル部分に張り出している(これはIONチップの冷却にも必要なのかな?)。
この大きなヒートシンクを装備しているためにボード上のパーツのレイアウトに制限を受けたためか、メモリはDDR3とはいえデスクトップ用の240ピンではなく、ノート用の204ピンSO-DIMMを装着するようになっている(IntelによればD525がサポートするDDR3メモリはSO-DIMMのみとなっている)。
拡張スロットとしてはPCIeの4レーン用が1本あり、他のマザーのようなPCIスロットは無い。
LANは標準でPCIe接続のGbitLANが搭載されているし、サウンドも8チャンネル対応チップ搭載でアナログの他にS/PDIF出力も備えている。
最新の機能を搭載したファンレスのATOMマザーということで魅力的なモデルだと思うが、IONチップを搭載した為か価格が実売で17,000円前後とNM10チップのみのマザーと比較すると高価なのが残念。
それでも省電力&静音でなおかつグラフィックパワーが必要なPCには適していると思う。

製品ページ:http://www.asus.com/product.aspx?P_ID=iIZKMXSj0jZKiebE&templete=2

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