昨日のチェコ戦

野球のWBC2023の日本代表は昨夜の試合でチェコに大勝した。
これで3連勝で1次ラウンド突破が濃厚になったが、気になる点もいろいろあった。
先発の佐々木朗希は失点こそ味方の失策による1点のみだったが、3回2/3で四死球が3つと多かった。
前日の韓国戦では5投手で死球が1個、初戦の中国戦でも4投手で四球が1個と2試合でわずか2つだったが、佐々木は一人で3個と大盤振る舞いをしてしまった。
三振は8個と多かったけど、ストレートは最速164Km/hとスピードは出ていても相手打者に打たれていて、投球はやはり緩急を含めた組み立てが大事だと再認識させてくれた。
この辺りはまだまだ課題があるんだな。
打線では四番の村上にようやく初安打が出たものの、それまでの3打席はボールが見えていないのか?と思えるほど酷かった。
2ストライクまではスイングするもののバットがボールから大きく離れていて当たる感じはなく、2ストライクからは金縛りにあったようにストライクゾーンのボールに手が出ていないかった。
栗山監督は我慢強く四番に据えていたが、前後の打者が点を取ってくれるので勝てていたことは間違いない。
全日本の四番はまだまだ荷が重かったようだ。
今夜のオーストラリア戦や準々決勝以降で活躍すれば良いんだけど、このままではシーズンのゲームにも影響が出るかも。

反対に良かったのは五回から登板した宮城。
交代直後こそ決め球にしたスライダーが高めに浮いて連打されたが、それ以降は調子が上がり150Km近いストレートとたまに投げるスローカーブが効果的で、スライダーも活きる形になり今大会での投手陣では最長となる5イニングを投げ切った。
しかも最後は5者連続三振で奪った三振は佐々木に迫る7個、しかも四死球は無しという内容。
球数制限で今夜の試合では登板できないが、準々決勝は登板可能なので、その時も登板機会があれば好投してほしい。

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