最高速度400Km/hというふれこみでデビューし、昨年完売したブガッティ「ヴェイロン」の後継「シロン」がジュネーブモーターショー2016でワールドプレミアとなった。
1001hpという当時としては桁違いの出力のエンジンを搭載してデビューした「ヴェイロン」だったが、後継の「シロン」はさらに上を行く1500hpというとんでもない最高出力でのデビューとなった。
パワートレインは「ヴェイロン」と同じ8LのW16気筒4ターボエンジンだが、改良を加え「ヴェイロン」のスーパースポーツの1200hpを25%も上回る出力を手に入れている。
その走行性能は最高速度420Km/h、0-100Km/h加速は僅か2.5秒という”非日常的”なもの。
とはいえ0-100Km/h加速の数値は「ヴェイロン」と同じで、最高速度のみ「ヴェイロン」の公称値である407Km/hを僅かながら上回っている。
発売は今年の秋の予定で、先行予約で販売予定台数500台の1/3の注文が入っているとか。
価格はベース価格が240万ユーロ(およそ2億9400万円)で、これにいろいろとオプションが付くといったい幾らになるのだろうか(笑)。
なんて気にする人には買えないことは間違いない(笑)。
ちなみに車名の「シロン」というのはかつてのブガッティのレーシングドライバー”ルイ・シロン(Louis Chiron )”から取っていると思うけど、「ヴェイロン」発表前の1999年のフランクフルトモーターショーでコンセプトカーとして公開された「EB18/3シロン」が復活した形だね。