ホンダ、新型「ステップワゴン」を正式に発表

ホンダは23日に小型車枠のミニバンである「ステップワゴン」の新型を正式に発表し、今日24日から発売する。
また同日からTVCFの放映も始めており、新型の魅力を伝えている。

新型の「ステップワゴン」は事前の発表の通りパワーユニットは新開発された1.5LのVTECターボで、同エンジンの発表時の予想スペックよりは大幅にディチューンされ、最高出力は旧型と同じ150PS、最大トルクは2Lエンジン並みの20.7Kg・mとなっている。
最大出力こそ旧型と同じに下げられているが、最大トルクは若干上がり、しかも1,600回転から5,000回転の間でフラットに発生させているので力不足は感じないと思われる。
トランスミッションはFF車4WD車ともにCVTで有段ATやMTの設定は無く、最上位グレードの「SPADA・Cool Spirit」にはパドルシフトが装着される。
グレード構成は「SPADA・Cool Spirit」「SPADA」「G・EX」「G」「B」の5グレードで、それぞれ駆動方式がFFと4WDが用意される。
この内「SPADA・Cool Spirit」「SPADA」はフロント周りのデザインが異なり、全長も45mm長い4,735mmとなっており3ナンバー登録となるが、全幅は全車同じ1,695mmで5ナンバー枠におさまっているのは、狭い場所で取り回しに配慮したためかもしれないがこれは良いと思う。

この車の魅力はその広い室内で、クラス(1.5L~2.0Lクラス、全高1,800mm以上、7/8人乗りミニバン。)最大の車室長はなんと3,220mmで軽自動車の全長(規格上は3,400mm未満)並みで、トヨタのIQの全長(2,995mm)を超える。
またリアドアの左側がヒンジドアのようにも開く”わくわくゲート”は、後方に余裕が取れない場所での荷物の積み下ろしや3列目への乗り降りに便利だ(「B」以外のグレードに標準装備)。

気になる燃費は旧型より向上しており、最も良いのは「G」と「B」(ともにFF車)の17.0Km/L。
これはこのクラスのミニバン(ノア、ヴォクシー、セレナ)のガソリンタイプの中では最も良くセレナの「マイルドハイブリッド」よりも良い。
4WD車はさすがに燃費が低下するがそれでも15.0Km/L(「SPADA・Cool Spirit」「SPADA」)~15.4Km/L(「G・EX」「G」「B」)とかなり良い数値だ(ウチのフリード4WDより良いのが羨ましい)。

各グレードの価格(税込み)は以下の通りとなっている。
SPADA・Cool Spirit FF 2,887,000円 4WD 3,081,400円
SPADA        FF 2,725,000円 4WD 2,962,600円
G・EX       FF 2,588,000円 4WD 2,804,000円
G          FF 2,480,000円 4WD 2,717,600円
B          FF 2,288,000円 4WD 2,547,200円
最も高い「SPADA・Cool Spirit」の4WDは300万円オーバーだが、個人的には「G」の4WD車が装備と価格のバランスが取れていて売れ筋になるのでは?と思っているが、先代モデルでも「SPADA」のほうが良く走っているのを見かけるので、新型でもSPADA系が売れるのかも。

今週末(いや今日)から各販売店で本格的な商談が始まるんだろうけど、探してみると試乗車を用意してある販売店もあるので、一度見に行ってみたいな。

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