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ついに2TBを超えたか

秋葉原では一部の店舗で3TBのHDDの販売が始まっているとの事。
製品は先だって発表されているWesternDigitalの「WD30EZRS」で、実売価格は24,000円~25,000円前後。
#同じプラッタを採用して容量が2.5TBの製品「WD25EZRS」も発表されている。→こちらも販売されているとの事(実売価格は2万円弱)。

今まで2TBを越えるHDDが出なかったのは、セクタアドレスを計算するLBAの最大値が2の32乗で約42億、1セクターあたり512Bなのでトータルでちょうど2TB(=2048GB=2097152MB=2147483648KB)という制限があったため。
2010/11/13訂正:LBAのビット数は48bit(BigDriveの場合)、ただしXp以前のWindows系OSの場合有効となるのは32bitまでなので、上記の計算の通りとなる。
今回出たHDDのように2TBを超えるにはLBAのビット数を増やすか、1セクタあたりの容量を増やすかのどちらかの仕様拡張が必要。
今回のHDDは1セクタあたりの容量を従来の512Bから8倍の4096Bに拡張した「AFT(Advanced Format Technology)」を採用し、LBAの最大値はそのままでも理論上の総容量を8倍に出来るようにしたもの。
このAFTを採用したHDDは少し以前から販売されていて、そのまま使用するにはOS側の対応が必要でWindows系ではVISTAor7でないと使えなかった(Xp以前のOSで使用するにはメーカー提供のユーティリティで再物理フォーマットをしてセクタあたりの容量を512Bにする必要がある)。
今回の製品も同様でXp以前のOSでは使用できない(もし再フォーマットが出来ても容量が2TBとなってしまう?ので無駄)。
また、内蔵HDDとして使用するにはWindowsVISTAor7がサポートしている「GUIDパーティションテーブル」でのパーティション設定が必要なので、VISTAor7でないと内蔵HDDとして使用できない。
さらにOSのブートHDDとして使用するにはマザーボードのBIOSがUEFIをサポートしていて、なおかつOSがWindowsVISTAor7の64ビット版であることが必要との事(MacOS XやLinuxも対応との事だが、特定のバージョンorディストリビューション以降の場合、というかカーネル及びドライバに依存)。

以上のように導入までの敷居は少々高いし、容量単価は2TBのものに比べるとまだまだ高価だが、大容量のデータを扱っていて複数本のHDDに分散していて、多少なりとも本数を減らしたい人や、誰よりも先に新アイテムを試したい人には必要なアイテムかも?

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OutlookとOutlookExpress6のデータ移行

職場で不調になったPCが一台ある。
コールドスタート時にHDDを認識し難くなるようで、何度か電源SWを押してようやくWindowsが起動するというもの。
しかもその際に”コツン、コツン”というような音が出るとの事。
一度起動するとその後は問題なく動くし、再起動もOK、電源を切ってから再度電源を入れても問題なく起動する。
恐らく長時間電源を切っておくとHDDの温度が下がり、電源投入時にモーターの回転が上がりきらないのでは無いのだろうか?(軸受けのオイルの劣化or固体化か?)

まぁ、そんなPCがあるので、壊れる前に中のデータを新しい(と言っても中古の同型機)に移すことにした。
大半のデータは使用者自らが外付けのHDDにコピーしてくれていたし、メールの内容も同様にバックアップしてくれていた。
Outlookのデータはデフォルトのデータファイル(outlook.pst)をコピーし、OutlookExpress6(以降はOE6と表記)のデータもデータの保存フォルダの中にあるファイルを全てコピーしておいてくれた。
メールの内容が一番大事なデータだということで、それを新しいPCに移せるかが気にかかるとの事だった。

新しいPCを設置してOE6のアカウント設定と、データの保存フォルダの設定を行った後に一度OE6を終了させ、バックアップしてあったファイルをデータの保存フォルダに全て書き戻すと、無事に元の状態に戻った。
OE6のデータ保存フォルダの確認&変更方法は
・メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択
・「メンテナンス」タブをクリックし、その中の「保存フォルダ(F)」のボタンを押すと保存場所が表示される。
ここで「変更」のボタンを押すと保存フォルダの場所の変更が出来るので、Cドライブの容量が少ない等でデフォルトの場所(C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Identities\{XXXXXXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX}\Microsoft\Outlook Express:WindowsXpの場合)では容量的に不安がある場合は他のドライブへ変更をしたほうが良いかも。
データファイル(*.dbx)のコピー中に”folders.dbx”ファイルの上書き確認が出るが、このファイルを上書きしないと自分で作成したフォルダが見えなくなるので注意。

Outlookのほうはメニューバーから
「ファイル」→「インポートとエクスポート」を選択して「インポート/エクスポートウィザード」を起動してインポートを行なった。
・「ほかのアプリケーションまたはファイルからのインポート」を選択して「次へ」
・「個人用フォルダファイル(pst)」を選択して「次へ」
・「インポートするファイル」を先のバックアップファイルを指定して、オプションは「重複してもインポートする」選んで「次へ」
・「インポートするフォルダの選択」では「個人用フォルダ」全体を選択し、「サブフォルダを含む」にチェックを入れ、「以下のフォルダにインポートする」を選択してフォルダに「個人用フォルダ」を指定して「完了」
と以上の手順でインポートして元の状態に戻すことが出来た。

両方ともアカウント情報はバックアップしていなかったので、それだけは手動で再設定した。

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ちょっと和んだ(笑)

某大手ソフトウェア会社の事務所ソフトのユーザーレビューを読んでいたら、
「パワポポイント」
という単語が出現。
いやぁ~、なんか可愛い語感でちょっとだけ気持ちが和んだなぁ。

そこ以外は辛口の文章ばかりだったからかもしれないけどね。

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エクセルにデータが渡せない?

昨日「エクセルが開かなくなった。エクセルのファイルを開こうとすると「プログラムにコマンドを送信しているときに、エラーが発生しました。」とエラーが出てしまう。」との連絡があった。
試しにエクセルのプログラムをスタートメニューから直接起動してもらうとちゃんと動作して、そこにデータファイルをドロップするときちんと開くので、プログラムの関連付けかDynamic Data Exchange (DDE)辺りの問題と判断したが、以前除去に苦労したFakeAlertのようなものがいると困るので、念のため手元に届けてもらいチェックすることにした。
今日になってPCが手元に届いたので早速チェックしてみると、危惧していたような感染は無く、単にエクセル自体の問題に留まっていたので少々安心した。
そこで問題の症状をググって見ると沢山の人が同様の問題で困ったことがあるようで、すぐに対処法が見つかった。
ちなみにOSはWIndows7 ProでエクセルはEXCEL 2007。
見つかった対処法はエクセルの設定でDDEの設定を少々変更するだけのもので、設定自体はすぐに終わりエクセルのデータファイルをダブルクリックして無事に開くことが出来るようになった。
その対処法は次の通り。
[Officel]ボタンを押す。
[Excelのオプション(I)]ボタンを押す。
そのオプション設定画面にある[詳細設定]→[全般]→[Dynamic Data Exchange (DDE) を利用する他のアプリケーションを無視する(O)] のチェックを外す。
以上の手順でも直らないこともあるらしいが、今回の場合は直ったのでこれ以上は調べていない。

それにしても変なものに感染していなくて良かった・・・・・

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Xpが依然として多い

Windows7が発売になってから1年が経過したが、世間にはまだXpが多いらしい。
当ブログへのアクセスを調べてみると、アクセスしてくるPC等のOSで一番多いのがWindowsXpで、2番目に多いのはWindows7。
大体半分弱がXpで7がその半分位、VISTAはさらにその半分程度で全体の1割弱となっている。
発売から7年も経ったOSが1番多いというのは、その後のOS(VISTA)がどれだけ売れなかったかということを示しているのかな?
それに対して7が2番目ということは、VISTAから7に乗り換えた人が多いのだろうか?
実際、以前はVISTAの割合が今ほどは低くなかったのに、7の割合が上がるにしたがってVISTAの割合が減っているので、VISTA→7への乗換えが進んでいるように見える。
Xpの割合も以前ほど高くは無いが、下がり方はVISTAほど早くはないので、Xpからの乗り換えはあまり進んでいないのかも。
#アップグレードインストールが出来ないというのも理由の一つか?ファイルや設定の引継ぎは出来るが、MSのツールをダウンロードしてくる必要があるのでちょっと面倒。

WindowsXp、7、VISTAの3種類で全体の8割弱を占めており、その他は多い順に、携帯電話(iPhoneを除く)、MacOS X、Windows Server 2003、iPhone、Linux、Windows 2000とここまでが全体に対する割合が1%以上のOS。
珍しいものとしては、Solaris、FreeBSDのようなUNIX系のOSやPlayStation3、PlayStationPortable、NintendoWiiなんていうゲーム機器もある。
Windows系でも98やMeという古いOSも少ないながらあるので、サポートが終了した現在も使っている人がいるということか。

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Google mapがなんとか動いた

10/18の記事「「Google Mapの表示が出来ない」の続き」の続報になるが、なんとかWindowsをアップデートせずにGoogle mapを表示&動作させることに成功した。
OSはWindowsXpのSP2及びSP3とWindows VISTAのSP1でIEは6(Xp)と7(VISTA)。
どの組み合わせでも同じ対処方法でGoogle mapの表示が出来るようになった。

方法はhttp://maps.google.co.jp/にアクセスする際に検索ワードを付けてアクセスするだけ。
具体的にはGoogleのトップページ(http://www.google.co.jp/)にアクセスし、検索ワードとしてなにか一文字でも入力する(スペースでも可)。
その状態で画面上部の「地図」のリンクをクリックする。
これだけでGoogle mapが表示されるようになるが、表示の際にステータスバー(ウィンドウ下部)に「ページでエラーが発生しました。 」と出る場合もある。

面倒な人は

http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&tab=wl&q=%20

の文字列をコピー&ペーストでIEのアドレスに貼り付けてもOK(最後の%20がスペース1文字を表す)。
あとはこのアドレスをIEの「お気に入り」にでも入れておけば取りあえず使えるようになる。

本当はWindows自体をアップデートすれば解決するんだけど、事情によりアップデートできない場合はこの方法をお試しあれ。

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「Google Mapの表示が出来ない」の続き

10/1に書いた「Google Mapの表示が出来ない」の続き。
その後該当のPCでは試していないが、新たに別のPCでGoogle mapが表示できなくなったので調べてみると、Flash Playerのアドオンが壊れていたので最新版に更新したところ、その時は表示できるようになった。
ところが翌日になるとまたまた「操作が中断されました。」云々のメッセージが出て「このページを表示できません」のページが表示されてしまう。
これは前回記事にしたPCと同じ症状で、OSはVISTA SP1でIEのバージョンは7。
DirectXや.Net Flamework2.0のバージョンが古いと発生するとの情報もあったので、とりあえずWindowsのアップデートをしてみると、なんと1年以上もアップデートしていなかったことが発覚(笑)。
そのため80個以上のパッチが適用されることになり(オフィス含む)、その中に.Net FlameworkやDirectXのアップデートも含まれていた。
とにかくほぼ全てのアップデートをしてみたところ無事にGoogle mapが開けるようになり問題は解決したが、どのアップデートをしたために解決したのかが不明確なのが気がかり。
それにしてもいきなり使えなくなるなんてちょっと不親切だよなぁ、、、、、、Googleも情報を公開してくれればいいのにねぇ。

10/20追記:アップデートせずに解決する方法はこちら

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今時SP1!?

SPと言ってもスペシャルとかセキュリティ・ポリス(security police)とかのことじゃなく、Microsoftが配布しているWindowsNT系OSの修正プログラムの塊であるService Packのこと。
クライアント用のOSでは最新のWindows7に対するService Packはまだ公開されていないが、以前のOS(WindowsNT4.0、Windows2000、WindowsXp、WindowsVISTA)には例外無く提供されている。
新しいOS程Service Packの数が減っていて、NT4.0では最終的にSP7まで提供されたが、2000ではSP4まででXpは(今のところ)SP3まで、VISTAは現在のところSP2までが提供されている。
で、タイトルの件だけど、WindowsXpはSP2でセキュリティ周りを始めとしてかなりの修正が入り、別物と思えるくらいに変化している。
そのためMicrosoftではSP2以降へのアップデートを勧めていたが、現在はサポートを終了していてSP3のみがサポート対象となっている。
そんな中で未だにSP1や無印のXpを使っている人もいるらしいが、さっさとSP3にアップデートするか、Windows7に乗り換えるとかしたほうが良いと思う。
というわけでこんなタイトルを付けた。

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48Gバイトのメモリ

最近のPCは大容量のメモリを積むことが多くなったが、これはOSやアプリケーションが肥大して大量のメモリを必要とするようになったから。
また需要が増えて生産量が増加したことに伴いスケールメリットで価格も(ある程度の変動はあるが)低下してきたことも要因の一つと言えると思う。
実際店頭で販売されているPCの搭載メモリ量はローエンドクラスでも2Gバイトが普通で、中には4Gバイトのメモリを搭載しているモデルも珍しくなく、高価なモデルになると8Gバイト搭載しているものも多い。
32ビットOSでは3Gバイト強までしか認識できず、4Gバイト(ないしはそれ以上)のメモリをフルに活用するのは64ビット版のOSが必要。
それもWindows7が発売になって64ビット版の動作も安定して売れるようになり、アプリケーションやドライバの一部には64ビットに未対応のものがあるものの、通常使用にはほぼ問題がなくなってきたので大容量メモリを利用することが可能になってきた。
#私も自宅ではWindows7の64ビット版を使っているが、特に不自由はしておらず、一部対応していないアプリを使うためにXpも使ってはいるけど、殆どのことはWindows7上で出来ている。
そんな中で今回48Gバイトものメモリセットが発売になったとのこと。
これは4Gバイトモジュール×12枚のセットで、Xeon用E-ATXフォームファクタマザーボード向けとして発売されたもので価格は344,300円(モジュール単価は28691.67円で相場の約3倍)。
こんな高いメモリでも売れるらしく既に売り切れたそうな。
一般的に売られているATXやM-ATXのマザーボードでは12枚ものメモリモジュールを搭載することは出来ないので、現時点では48Gバイトものメモリを搭載することは出来ず、4Gモジュール4枚で計16Gバイトにするのが関の山ってところ。
これもチップセット(メモリコントローラ)やBIOSの制限等があり、チップセットによっては最大でも4Gとかになる場合もある(Intelの945シリーズやG31等は4Gまで、Core i7の900番代なら24Gまでサポート)。
それにしても48Gバイトと言うと一昔前ならHDDの容量だったが、いまやメモリの単位が普通にGバイトで、HDDはTバイトで容量を表現するようになってしまった。
VRAMでさえVGAカードによってはGバイト単位のメモリを載せている時代だもんなぁ、、、、、つかCPUのL2キャッシュの単位がMバイトって、、、、、昔はメインメモリがKバイトで表記されていたのにねぇ、、、、(PC-9801の初期モデルは標準で128Kバイトしか搭載していなかったし、もっと古いPC-8001は僅か16Kバイトでオプションで16K増設が可能だった。)

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Windows7へのリモートデスクトップ接続はRDC7.0対応にアップデートすれば簡単

以前書いた「Windows7へのリモートデスクトップ接続」という記事へのアクセスが最近になって何故か多い。
なんでだろう?もしかしてXpやVISTAからのリモートデスクトップ接続で躓く人が多いのかな?
まぁ、XpやVISTA標準の「リモートデスクトップ接続」ではWindows7(Pro以上)へのリモートデスクトップ接続をするためにはクライアントソフトをアップデートする必要があり、そのままではWIndows7が動作しているPCへの接続は出来ない。
マイクロソフトはなんでこの辺の仕様を変えるんだろう?
先の記事にはその辺りのことを書いてあるので、そこらへんを読みに来てくれているのかな?
だとすると、記事を書いた甲斐があったということで嬉しいな。

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