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A75でも充分だな

本日発売になるAMDの新APU「Trinity」用のソケットFM2マザーボードに搭載されるチップセットは現在のところ「A85X」「A75」「A55」の3種類。
最も安い「A55」は機能的にUSB3.0及びSATA3.0をサポートしていないのでメイン機には使いたくない。
残る「A75」と「A85X」のどちらを選ぶかと言うとCrossFireXに対応した「A85X」も魅力的だが、考えてみればGPU内蔵のAPUを使うわけだし、低TDPのモデルを使うことが前提なのにわざわざグラボを載せることも無い。
つまりCrossFireXの機能を使うことも無いだろうから、高価になる(と思われる)「A85X」搭載のマザーは要らないかと。
「A85X」と「A75」の違いは他にもある(A85XはSATA3.0のチャネル数が6→8となっている)が、そこにはあまり価値を見出せない。
ということは私としてはTrinity用のマザーはA75搭載のマザーで充分では無いだろうか?

もちろんA85X搭載のマザーがA75搭載のマザーと同価格ならA85X搭載マザーを選ぶだろうけどね(笑)。

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Trinityの価格が発表になった

今日発売予定の「Trinity」の価格が発表になった。
「A10-5800K」「A10-5700」「A8-5600K」「A8-5500」「A6-5400K」「A4-5300」の順に、
12,980円 12,480円 9,980円 9,480円 6,480円 4,980円
とされている。
まぁ大体予想通りの価格となっていたなぁ。
こう見るとやっぱり「A10-5700」が魅力的だけど、3,000円安い「A8-5500」も良く見える。
動作クロックの差(0.2GHz~0.3GHz)とGPUの違い(7660Dと7560D)に3,000円の価格差を見出せるかどうかだなぁ。
A85マザーの価格次第では当初は「A8-5500」か安い「A6-5400K」で組んでおいて、値下がりした頃に「A10-5700」に載せ換えるのもありか?
でも今更2コアは無いかな?(汗)

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一つ抜けてた

二つ前の記事「今日は「Trinity」の発売日」で今日発売になるAPUは
「A10-5800K」「A10-5700」「A8-5600K」「A8-5500」「A4-5300」
の5モデルと書いたが、実際にはこの他にも「A6-5400K」がある。
先の記事を書いた時にはAMDのサイトの仕様表を見ていたのだが、そこには何故か「A6-5400K」の名前が無いので気が付かなかった。
「A6-5400K」のスペックは
デュアルコア、3.6/3.8GHz、L2=4MB、HD7540D(760MHz)、TDP65W、といったところ。
モデルNo.通りにA4-5300とA8-5500の間を埋めるモデルだが、どちらかというとA4-5300寄りと言ったところか。
価格が7千円前後で出れば安いA55マザー(当然ソケットFM2対応)が出たらそれと組み合わせてサブマシン用とするのも良いかもしれない。

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倍率ロックの外れたLlano

AMDからソケットFM1対応のAPUが2種類発売になっている。
発売されているのはA8シリーズとA6シリーズの最高クロックモデルとなる「A8-3870K(3GHz動作)」と「A6-3670K(2.7GHz動作)」の2種類。
どちらもこれまでの最高クロック製品である「A8-3850」と「A6-3650」のクロックを100MHz引き上げたもので、コア数(4)やTDP(100W)といったスペックには変更が無い。
両モデルとも内蔵GPUに変更は無く、「A8-3870K」は「Radeon HD 6550D(SP数400個)」、「A6-3670K」は「Radeon HD 6530D(444MHz動作、SP数320個)」となっている。
価格帯は「A8-3870K」が13,000円~14,000円前後、「A6-3670K」が10,000円~12,000円前後となっているようで、これは「A8-3850」及び「A6-3650」と比較してもそれほど上がっていない。

この2種類は倍率ロックが外されているのが最大の特徴で、これによりオーバークロックしやすくなっている。
既に一部のショップでは「A8-3850」のO/Cのデモを実施していて、CPUクロックが定格の2倍弱の5.9GHz弱、GPUクロックに至っては定格(600MHz)の2倍を超える1.3GHz強を記録している(冷却は液体窒素によるもの)。
ここまでのO/CはやらないにしてもFSBを上げることなくO/Cが出来るのは手軽でありがたいと思う。
ソケット7の時代には倍率変更でのO/Cが当たり前だったのだが、その後のCPUは倍率変更が出来なくなってしまい、FSBを上げることでしかO/C出来なくなってしまって、PCIクロック等との絡みもあり手軽にO/Cを楽しむことが出来なくなっていた(下手にFSBを上げるとPCI接続のデバイスが不安定になったりもしたので、FSBとPCIクロックを別々に設定可能なマザーが必要だった)。
#一部のCPUではパターンの短絡で倍率ロックを外せるものもあったが殆どのCPUは倍率ロックが外せなかった(ES品を除く)。

今回発売になったAPUのベンチマークを見ると定格でのCPU性能はほぼクロックの上昇分程度で、GPUには変更が無いためほぼ同程度とのことらしい。
やはり少しでもO/Cして使うのが良いのかも?
価格上昇があまり無いので今後新たにLlanoベースで組む場合には新モデルのほうが適していると思える。
もしくは旧モデルの価格が下がればそれを選択するのもありか?

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