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「アブロ ヴァルカン」と言えば

先の記事に書いた「アブロ ヴァルカン」というと、戦後のイギリス空軍で核抑止力として運用された爆撃機だ。
その任務上核弾頭を搭載することがあるわけで、それをネタにした映画に出たこともある。
イアン・フレミング原作の映画「007」シリーズ第四作目の「サンダーボール作戦(Thunderball)」に核弾頭を搭載したまま行方不明となる爆撃機として登場したのがこの「アブロ ヴァルカン」。
イギリス空軍には他にも「ヴァリアント」、「ヴィクター」といった機体があったが、最も機数が多かったのが「ヴァルカン」なので使われたのだろうか?

この映画のリメイク版である「ネバーセイ・ネバーアゲイン(Never Say Never Again)」(1983年公開)は製作年代が新しいので、当時米空軍の最新鋭爆撃機である(どころか実戦配備前の)「B-1」が使われたが、実際の映像は模型を使ったSFXで作られた。

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「アブロ ヴァルカン」ってまだ飛ぶのがあったんだ・・・

イギリス空軍の核爆弾搭載可能な爆撃機「アブロ ヴァルカン」がアストンマーティンのスポーツカー「ヴァルカン」のプロモーション映像に登場した。
この「アブロ ヴァルカン」は初飛行が1952年と60年以上も前の古い機種で、現役の飛行隊からは1984年に全機が退役している。
そんな機体が今でも飛んでいるのでちょっとビックリしたが、調べてみると退役後に展示してあった機体を再度飛行可能な状態にしたらしく、2007年から展示飛行を行っていたらしい。
その最後の一機も今年限りで飛行をやめ、今後は博物館で展示されることになっている。

アストンマーティン「ヴァルカン」の名前はこの機体から取っているということで、今回のプロモーション映像に登場させたとのことだ。

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