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米民間月着陸船の打ち上げが成功

民間初の月着陸を目指している米インテュイティブ・マシーンズの月着陸船「Nova-C」がスペースX社のファルコン9で打ち上げられた。
すでにロケットからの切り離しにも成功し月への軌道に乗ったことがSNSで公表されている。
民間企業による月着陸は日本のispaceが昨年HAKUTO-Rミッション1で挑戦し、最後の最後で燃料切れを起こして失敗して民間初の月(軟)着陸成功とはいかなかった。
同社は2024年中に次のミッション2の打ち上げを予定しているが、「Nova-C」が成功すればそれに先立ち民間初の偉業達成となる。

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「SLIM」の着陸姿勢が判明・・・

JAXAの小型月着陸実証探査機「SLIM」の月着陸に関してJAXAの記者会見が今日の14時から行われた。
その中で小型月面探査ロボット「LEV-2(SORA-Q)」が分離後に撮影してLEV-1経由で地球に送信した「SLIM」の写真が公開された。
それを見ると、「SLIM」は当初予定されていた”四つん這い”状態では無くメインエンジンのノズルを上向きにした状態で、太陽電池パネルが西に向いていることが判明した。
質疑応答によると各種テレメーターの分析で予測していたとのことで、一昨日(1/23)の夜に写真のデータが出来た時には曰く「答え合わせで写真を見た」ということだったらしい。
今後、月面の着陸地点での日没(2/1頃)までに発電が始まれば「SLIM」は自動的に再起動するので、それに向けて1日数時間程度通信を試みるとのことだ。
それにしても着陸した探査機を別のロボットが撮影してそのデータを地球に送って来るなんてねぇ・・・
着陸前には「先乗りしたカメラマンが着陸の様子を撮影していたら面白いね」なんで冗談を言っていたが、まさにその通りになったわけだ(笑)。

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月着陸船「ペレグリン」ミッション終了

米民間企業アストロボティックが打ち上げた月着陸船「ペレグリン」のミッションが終了したとアストロボティックが発表した。
「ペレグリン」の打ち上げ自体は成功とされ、この打ち上げが初めてとなったユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の新型ロケット「Vulcan」による軌道投入も成功とされた。
ところが、その後に「ペレグリン」の推進機構に障害が見つかり、推進剤の大半を失うことになり月への着陸は不可能と判断された。
地球周回軌道を飛行中の制御は出来ていたが、本来の目的を達成することが絶望的となったために1/19に南太平洋上空で大気圏に突入させミッション終了となった。
「ペレグリン」は米民間企業が打ち上げた初の月着陸船だったが、残念ながら失敗に終わってしまい、民間企業による月着陸は世界中で未だに成功していない。
日本のiSpace社による「HAKUTO-R」のミッション2の成功を祈りたい。

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JAXAの「SLIM」は来年1/20に月着陸を予定

今年の9/7にH-IIAロケットで打ち上げられたJAXAの小型月着陸実証機「SLIM」は来年1/20に月面に着陸の予定と発表された。
「SLIM」は打ち上げ後に月スイングバイ等で軌道を修正しつつ月面への接近軌道をとっており、12/25には月周回軌道に投入される予定。
その後1/19まで軌道の調整が行われ、1/20の0時(日本時間)から降下を開始し20分後の0:20に着陸するスケジュールになるという。
これが成功すると米・旧ソ連・中国・インドに続き世界で5ヵ国目の月着陸成功となる。
さらに「SLIM」の目的は着陸誘導の精密さを実証することと、斜面への着陸を成功させること。
着陸精度は近年の着陸機の数十倍で、この技術が確立するとこれまでの”降りられる場所の数キロ以内に降ろすことが出来るかも”から”降りたいところに降ろすことが出来る”になり、今後の月面探査に非常に有利となる。
日本の月着陸機というと、ispace社の「HAKUTO-R」プロジェクトの着陸機が惜しくも失敗しているので、この「SLIM」には是非とも成功して欲しいな。

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「HAKUTO-R」の着陸船打ち上げ成功

日本の宇宙開発企業「ispace」の月着陸船の打ち上げが成功した。
「ispace」が進めている月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション1にあたる月着陸を目指して月への軌道に無事投入されたとのこと。
着陸予定は来年(2023年)の四月で、成功すれば世界初の民間企業による月着陸となる。

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