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日立がレンズ無しで撮影できるシステムを開発したと発表

日立がレンズ無しで動画を撮影可能なシステムを開発したと発表した。
詳細は今後の学会で発表するとのことだが、原理としては撮像素子の直前に同心円を印刷したフィルムを置き撮影して得られたデータに、同じく同心円のパターンを合成した際に得られる縞模様(モアレ)をフーリエ変換を用いて画像処理を行うことで被写体の画像を得るというもの(詳しくは訊かないで下さい、書いていても良く解っていません)。
さらに撮影後の画像処理時に使用する同心円パターンの倍率を複数組み合わせて重ね合わせることで自由にピントを調整できるとのこと。
レンズが不要ということはカメラそのものを小型化出来るということで、特に厚みに関しては従来型のカメラに対して圧倒的なアドバンテージを得ることが出来る。
現在のスマートフォンに組み込まれているカメラも非常に薄いけど、それらよりも薄くすることが可能であれば、どんなところにでもカメラを組み込むことが可能になりそうだ。
反面、レンズによる写り方の違いを楽しむということは出来なくなるので、そこはちょっと寂しいかな(目的が違うと思うけどね)。
あれ?画角とかはどのようにして調整するのだろう?
製造時にセンサーのサイズと同心円パターンを記録したフィルムの距離等で調整するのかな?
単純に従来のレンズに当たる開口部の大きさで決まるとか?

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1TBの容量を持つ光学ディスクをFujifilmが開発

Fujifilemがメディア1枚当りの容量が1TBにもなる光学ディスクを開発したとか。
技術的な詳細は読んでいないけど、大雑把なスペックは
・1層当りの容量は25GB(Blu rayと同じ)
・メディア1枚当り最大20層(BD-XLでも最大4層)
とのことで、片面当り500GBの容量で両面で1TBとなる。
このメディアは2015年にも発売になる”かもしれない”ということで、もし発売になれば大容量のバックアップメディアになるかもしれない。
現時点では光学ドライブのメディア当りの容量の増加よりもHDDの容量の増加の度合いが遥かに早く、HDDのバックアップを光学メディアで取るのは非現実的となっている。
今回発表されたメディアも一般向けでは無く、データセンター等の一部のユーザー向けとなりそうな感じだ。

なお、この技術では理論的には1枚当りの容量を最大15TBまで増やすことが可能とのこと。
そうなれば現在の私のPCに入っている全HDDのバックアップがたった1枚で可能と言うことになるなぁ・・・・・・・・
書き込みにどれだけの時間がかかるかは想像したくないけど(笑)。

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