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小林陵侑が通算勝利で葛西を抜いた

FISスキージャンプワールドカップ男子の個人第22戦(ルシュノフHS=97m:ルーマニア)で女子の第9戦と同日に行われ、小林陵侑が優勝した。
小林は1本目で7位につけ、2本目に最長不倒となるヒルサイズ越えの98.5mを飛んだ。
競技終了時点では2位だったが、最後に飛んだ1位の選手がスーツ規定違反で2本目の成績を取り消され29位に落ちたことで繰上りでの優勝となった。
小林は今季2勝目で通算では葛西紀明の17勝を抜いて日本人単独トップ18勝目となった。
葛西が24シーズンかけて築いた記録を僅か3シーズンで塗り替えたことになる。
今季の残り試合はまだまだあるので、この好調さを維持すれば今期中の通算20勝も射程距離に入ってきたのでは?

ちなみに小林がワールドカップのノーマルヒルで優勝するのはこれが初めてで、これまではラージヒル(15勝)及びフライングヒル(2勝)でしか優勝したことが無かった。
飛行時間が短いため空中で受ける風で距離が左右され難く、踏切と空中姿勢の重要さが増すノーマルヒルでの優勝は技術的にも進歩し安定してきていると評価する専門家もいる。

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小林陵侑が今季初勝利!

スキージャンプ男子ワールドカップの個人第20戦がポーランドのZakopane(ザコパネ、ヒルサイズ140m)で行われ、日本の小林陵侑が優勝した。
小林は1本目に136.5mを飛び首位と4.8ポイント差の4位につけた。
2本目には134.5mを飛び、この時点で暫定首位となり、残る上位3人のジャンプを待つことに。
直後に飛んだ1本目3位の選手が飛距離で小林に1m及ばずこの時点で2位になり、小林の表彰台が確定。
その後に飛んだ1本目2位と首位の選手も飛距離を伸ばせず小林の得点を上回ることが出来ずに小林が僅か0.3ポイントで逆転優勝。
小林のワールドカップ優勝は2019/12/29のOberstdorf(ドイツ、ヒルサイズ137m)以来、表彰台登壇は2020/1/16のTauplitz/Bad Mitterndorf(オーストリア、ヒルサイズ235m)で2位に入って以来となる(この時の首位との差は僅か0.7ポイント)。
この優勝は小林のワールドカップ通算17勝目となり、24歳上の葛西紀明選手と並ぶ日本人最多タイとなった。

なお、この大会は北京での開催が予定されていたがキャンセルとなったために会場がZakopaneに変更されている。

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小林陵侑が最終戦も制しシーズン13勝

スキージャンプのワールドカップ男子最終戦は24日スロベニアのプラニツァでフライングヒルが行われ、既に今季の総合優勝を決めている小林陵侑が優勝した。
小林陵侑は1本目にヒルレコードを更新する252.0mの大ジャンプを見せ2位以下に10ポイント以上の差をつけてトップに立つと、2本目も230.5mを飛び優勝を決めた。
これで今季13勝目としたが、これは1季の勝利数としてはペテル・プレヴツ (15勝)に次ぎ、グレゴア・シュリーレンツァウアー(通算勝利数記録保持者)と並ぶ史上2番目の記録となる。
またヤンネ・アホネン、マッティ・ハウタマキ、トーマス・モルゲンシュテルン、グレゴア・シュリーレンツァウアーらそうそうたる選手たちと並ぶ最多連勝タイの6連勝もあり、昨季まで未勝利の選手とは思えない大活躍を見せてくれた。
所属チームの監督であり選手でもある葛西紀明によると、今季になって今までの練習の成果が表れたとのこと。
来季以降の活躍も期待しちゃうね!

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