今夜、月と木星が5度以内に接近して見える。
一昨日と昨日の夜に見上げたところ結構近付いているのが見えた。
今夜が最接近だとは知っていたものの、札幌は天気が悪くて見ることは出来ないと思われる。
太陽系最大の惑星である木星は2.3等級と明るいだけに月に近づいてもはっきり見えるんだよねぇ。
天気が回復してくれたらなぁ(汗)
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今夜は天王星がおひつじ座で衝
今日11/14には外惑星で太陽系の外側から2番目を公転する天王星がおひつじ座で衝となる。
地球から見て太陽のちょうど反対側の位置に来るので地球との距離が近くなり一晩中見えるので観測には良い時期となる。
問題は天気と気温だなぁ・・・
11/14に天王星がおひつじ座で衝
日没後の東の空で明るく光っている木星は11/3に衝を迎えたばかり。
さらに11/14には太陽系で外側から2番目を公転する天王星がおひつじ座で衝となる。
明るさは約6等級で札幌のような空が明るいところでは眼視はまず無理だけど、昨年の11/9の皆既月食&天王星食の時は写真には写ったので撮影は可能。
今度の衝の際は月は無いので木星とプレアデス星団(すばる)を目印に探すことになりそうだな。
間もなく木星が衝
太陽系の惑星で最も大きく、今は日の入り後に東の空に昇ってきて明るく光っている木星が11/2に衝を迎える。
今朝の記事にも書いたようにかなり明るく光っているので肉眼でも見つけやすい。
衝になると一晩中空に見えることになり、望遠レンズではガリレオ衛星の姿も写すことが出来る。
ただし、まだ月が近くにあって離れる数日後までは他の星は見ずらいな。
土星が衛星数太陽系1位に返り咲き!
太陽系の惑星には水星と金星を除き衛星が存在する。
我々の住む地球の衛星は言うまでも無く”月”で、地球の衛星はこの月一つだけとされていて、太陽系で衛星を持つ惑星中最も衛星数の少ない惑星となっている(火星は2個)。
反対に多い方では太陽系最大の惑星である木星が9個で長らく(ガリレオ衛星発見後から4世紀ほど)最多となっていたが、パイオニアやヴォイジャーという探査機の探査や、地上の望遠鏡の発達・ハッブル宇宙望遠鏡の観測で2番目に大きい土星とともに多数の衛星が発見され、これまで木星と土星がトップの座を争って来た。
最近は木星の衛星数が95個でトップとなっていたが、この度土星に新たに62個(!)の衛星が発見されたと報告があり、総数で145個にもなりトップの座を奪還した。
同じ観測方法で木星を観測したらもっと見つかるかも?
太陽系の全惑星が見られる好機
今月下旬の日没後に太陽系の全惑星が見られるチャンスが来る。
日没後の西南西の空には内惑星である水星と金星が、地球のすぐ外側を公転する火星は反対側の東の空で明るく輝く。
太陽系で最も大きい木星は南の空に、大きな輪が特徴の土星は南南西からやや西に見える。
肉眼で見るのは難しくなるが氷惑星の一つで土星の外側を周る天王星は火星と木星の間の火星寄りに、太陽系で最も外側を周る海王星は木星の少し西側に位置する。
そして我々人類が生活する地球はもちろん足元に見えることになり、太陽系の全惑星が全て見られる好機が間もなく訪れる。
次回見やすい条件で同様なことが起きるのは2061年なので、この機会に是非カメラにおさめたいところだけど、金星が日没後のわずかな間しか見られないので平日は難しいうえ、北海道の日本海側の札幌では天候が悪くなる日が多いのでなおさらチャンスは少なそうだ(汗)。
今年の6月下旬から7月上旬にかけて明け方に同じように全惑星が見られる機会があり、その時は静岡県の人が魚眼レンズで全惑星を撮った写真が報道された。
今回は日没後で、同じような写真が報道されるのかな?
昨夜は天王星が衝
一昨日の夜は皆既月食と天王星食が起きた。
そして昨夜は天王星が衝(太陽-地球-天王星が一直線に並ぶ現象)で、地球から見ると太陽のちょうど反対側に天王星が来る位置関係となっていた。
#厳密に言うと軌道傾斜角の違いのために完全な反対側では無く、あくまでも平面的に考えた場合のこと。
単純に考えると地球と天王星が最も接近するタイミングなんだけど、遠すぎて実感が湧かないな(汗)。
明け方の空に惑星が集合中
太陽系の衛星は太陽に近い順に水星-金星-地球-火星-木星-土星-天王星-海王星の8個。
この内、私たちが住んでいる地球を除く7惑星が今時期の明け方の空に並んでいる。
内惑星の水星と金星は太陽からあまり離れることは無いが、その他の惑星は太陽の反対側に来る事もあってなかなか全惑星が一度に観られることは無いので貴重なタイミングだ。
日の出1時間前の北東から南にかけての空に水星-金星-(天王星)-火星-木星-(海王星)-土星の順に並んでいて、日によっては下弦の細い月が並ぶ日もある。
なお()内の天王星と海王星は肉眼で見るのはほぼ不可能なので、観るには双眼鏡や望遠鏡が必要。
超広角レンズがあれば1枚の中に全惑星をおさめることも出来るかもしれない。
前回の2020年にも同じように並ぶタイミングがあって、その時は魚眼レンズで全惑星を捉えた写真がTVのニュースで紹介されていたな。
「ケレス(Ceres)」の地下に液体の塩水
NASAの探査機「ドーン(Dawn)」の観測データから小惑星帯にある準惑星「ケレス(Ceres)」の内部に塩水の湖があることが判明したと発表された。
2015年から2018年にかけてケレスを周回して観測したドーンのデータを解析したところ、オッカトルクレーターの中心付近に見えるアンモニア塩が堆積した地形(ケレアリア・ファキュラ)の地下の深さ40Km付近に数百キロに渡って液体の塩水の湖が存在することが判明した。
その塩水が表面に出てきて水分が蒸発して出来たのがケレアリア・ファキュラ等の白く見える地形ということも発表された。
地上やハッブル宇宙望遠鏡での観測ではそこまでは判らない(重力分布の測定は近傍を飛行する探査機で無いと困難)から、ドーンの観測データは非常に重要な内容を含んでいるということ。
これからも新しいことが判ってくるかもしれないので楽しみだ。
今夜は土星がいて座で衝
今日7/10には土星がいて座で衝となる。
少し前には木星が衝となっており、この二つの巨大惑星が似たような方角にほぼ一晩中見えることになる。
日付が変わるころの南から南西の空には太陽系の2大惑星が並んでいるのが見える筈。
ちょうど天の川を挟んだ形になっていて、この状況は今後数十年間は見られないとのこと。
今はどちらの惑星も天の川に入り込んだ位置に見えるが、それでも珍しいことには違いない。