札幌市の中心部、大通公園の1丁目から4丁目を含む南4条通りの北側は路上喫煙禁止区域となっていて違反者は1000円の科料処分となる。
それでも時折路上喫煙が見かけられ、地面には吸い殻が捨てられている。
札幌市によると2022年度に科料処分を受けたのは123件に上るというが、実情よりはかなり少ないといった印象がある。
屋外での喫煙といえども周囲には有毒物質を含み悪臭のする煙をまき散らすので非常に迷惑。
さらに区域外では路上での喫煙者が多くなり捨てられる吸い殻の量も多くなっている。
そんな中で札幌市は大通公園の5丁目に屋根も扉も無いパネルのみの喫煙所を設置し、今日12/4から試験運用を開始すると発表した。
厚生労働省の国民生活基礎調査によると2022年度の道内の喫煙率は20.1%で15年前より11ポイント低下しているということで、これは良いことだと思うが喫煙所の設置は喫煙を促すことにはならないだろうか?
また扉が無いと喫煙所に入りきれない人が外で吸うことにはならないか?
東京の渋谷駅近くや秋葉原駅近くにある喫煙所では何人かが中に入らずに喫煙しているのを見ているので不安だ。
それと制限区域外に設置するなら制限区域を現在の1-4丁目からせめて石山通と創成川の間全部(1-10丁目)まで拡大して欲しい。
さらに違反者の取り締まりを徹底的に行って欲しい、そのためなら今より予算を大幅に増額しても良いと思う。
ちょうど冬季五輪の誘致が困難になっているとのことなので、その予算を無くして他の用途(路上喫煙の取り締まり等)に振り向けることは出来ないのだろうか?