かつてはトヨタのフラッグシップセダンで「いつかはクラウン」のキャッチコピーで一世を風靡した「クラウン」の16代目モデルが発表された。
これまでほぼ国内専用のモデルだったが、今モデルからはグローバルに販売することになったという。
それに合わせたためかこれまでは主にセダンがメインでモデルによってはハードトップ(2ドア、4ドア)、ステーションワゴン、バン等があったが、今回は一気に4種類のボディとなった。
それぞれ「セダン」「クロスオーバー」「スポーツ」「エステート」と呼称されている(昨年あたりにはSUVだけになるなんて噂もあったけど、セダンは継承されて一安心)。
4つ目の「エステート」は2007年に販売を終了した11代目以来の復活となる。
最初に登場するのは「クロスオーバー」ということになる。
この「クロスオーバー」の緒元を見ると、全長は4,920mと15代目モデル+10mmに抑え、全幅は1,840mmと一気に40mm広くなったが、車高は1,540mmと高くはなったものの国内の低い立体駐車場に入るギリギリのサイズにおさめられており、この辺りは国内ユーザーを重視していると思われる(当然セダンはもっと低い筈)。
全体的にデザインは前衛的になっており、これまでのユーザーが受け入れるかどうかは未知数だが、マーケティングの上手なトヨタのことなのでその辺は抜かりないと思う。
とはいえ、セダンのフロントマスクはもっとおとなしくした方が良かったのでは?と思うな。
今やトヨタの最上位車種では無くなったとはいえ、1955年から67年も受け継がれてきた名前を継承するモデルだけに売れて欲しいと思う。