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今朝見た車

今日の朝にちょっと珍しい車を見かけた、しかも2台。
1台目はトヨタの「86」。
別に珍しい車じゃないと思うかもしれないけど、私が見たのはバンパーの色が黒い「86」。
これはモータースポーツ用車両のベースとして用意されている”RC”というグレードで、各種装飾や豪華装備はてはエアコンすら装着されていないグレードで、バンパーが黒いのは塗装されておらず素材そのものの色だからだ(ホイールも標準装備は黒いスチールホイール)。
同様のグレードはスバルの「BRZ」にも”RA”として用意されているが、こちらはバンパーがボディ同色に塗装されているので、今朝見た「86」ほどチープに見えない。
ただ、「86」の”RC”も「BRZ」の”RA”も昨年3月までしかカタログに乗っていないので現在では新車での購入はほぼ不可能。
販売台数も「86」の場合で”RC”は全体の5%もあったかどうかなので、滅多に見かけるものでは無いことは確かで私も走っているのを見たのは初めてかも?

この「86」に続いて走って行ったのがホンダの「インサイト」。
しかもハイブリッド車として初めて月間販売台数1位になった二代目では無く、オールアルミボディで軽量化を図った初代。
こっちも見るのは久しぶりだったなぁ。

この2台を立て続けに見るなんて今日はいったいどうしちゃったんだろう?(笑)

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インサイトの生産中止をようやく公表か・・・

ホンダのアメリカ法人がハイブリッド車「インサイト」について「2014年夏に生産を打ち切る」と発表した。
「インサイト」の生産中止は先月中から噂になっていたがようやく認めた形だ。
1999年に発表された初代は新開発の3気筒1Lエンジンにホンダ独自のハイブリッドシステム「IMA」を搭載し、軽量化のためのアルミボディ(一部樹脂製)を採用するなどして低燃費(5MT車で10・15モード35.0Km/L)を実現。
軽量化のために乗車定員を2名とした(リアシートが不要)こともあり、車重は今の軽自動車並みの820Kgしか無かった。
ただし専用設計の部品が多くコストが掛かり過ぎ、1Lの2シーターとしては高価(5MT車で210万円、CVT車で218万円)な車となり販売は振るわなかった。
それでも当時は「売れば売るだけ赤字」と言われたくらいだから、一体どれだけコストを掛けたのやら・・・
この初代は2006年まで販売されたが結局のところモデルチェンジをせずに一度生産終了の憂き目をみている。

現在販売されている2代目は初代の生産終了後2年余り後の2009年2月に発売され、2ヵ月後の2009年4月には10,481台を売り上げハイブリッド車初となる月間販売台数トップの座を獲得。
ところが販売台数が目標(月間5,000台)を上回ったのは発売の年の4月から12月までと翌年の3月だけで、トヨタがライバルのプリウスを2009年5月にフルモデルチェンジをして発売するとあっという間に販売台数は逆転し、後は差が開くだけとなってしまった。
#これはトヨタが「プリウス」の価格をかなり低く設定した販売戦略によるところも大きい。
その後販売のてこ入れ策として1.5Lエンジンを搭載したエクスクルーシブを追加したり、評判の悪かった後席の天井の低さを補うためにリアシートと天井の形状を見直すなどしたが、販売が上向くことも無く2012年4月以降の国内での月間販売台数は常に3桁という状況。
似たような形状で決して後席のスペースが広いとは言えないプリウスが常に1万台以上(αを含むが)販売しているのとは対照的だ。
ということでホンダとしても売れない車を作り続けるわけにもいかないという状況になってしまったということか。
ホンダはこの「インサイト」の様に先進的な車を出すことがあるが、なかなか後が続かないことが多い。
「インサイト」も初代と2台目には共通点が殆ど無く、せいぜい搭載するハイブリッドシステムがホンダ独自の1モーターIMAであること程度で、モデルチェンジと言うよりは新型ハイブリッド車に初めて出したハイブリッド車の車名を引き継がせただけと言える。

「インサイト」と同じように販売不振(国内の月間販売台数は2桁と3桁を行ったりきたり)のCR-Zはヨーロッパでの販売を終了すると発表されているが、日本国内を始めとする他の地域では販売は継続するとのこと。
これはハイブリッドのスポーツカー(と言ってよいのかはこの際おいといて)の灯は消したくないというホンダの意思表示か。
来年になればハイブリッドスポーツカーのフラッグシップとなる新生「NSX」が発売される予定だが、価格は1,500万円超とも噂されているので庶民には手が届かない(だからフラッグシップなのだろうけど)。
つまり庶民が購入出来るハイブリッド搭載の量産スポーツカーはしばらくの間CR-Zのみということになるが、そこに存在意義があるのだろう(GT300にも参戦しているし)。

ホンダは一般的なハイブリッド車は下は「フィット」「フィットシャトル」「フリードハイブリッド」に、ミドルクラスは「アコードハイブリッド」、上級サルーンには新型の「レジェンド(未発売だがもうじき発売が予定されている)」を置き、この内旧型のハイブリッドシステムを搭載する「フィットシャトル」と「フリードハイブリッド」は今年後半から来年にかけてフルモデルチェンジし、それぞれ販売の核として行くと思われる。
さらに今年後半にフルモデルチェンジが予定されている「ステップワゴン」にも「アコード」と同じ2モーターのハイブリッドシステムが搭載される可能性が高く、そうなるとモデルチェンジしたばかりの「ノア」「ヴォクシー」のハイブリッドと良い勝負をすると思われる。

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ホンダがヨーロッパでの「インサイト」及び「CR-Z」の販売を終了する予定

ホンダがハイブリッド専用車である「インサイト」及び「CR-Z」のヨーロッパでの販売を終了する模様だ。
これはヨーロッパホンダの広報担当がメディアの取材に対し「インサイトとCR-Zは、現在の欧州での在庫分を最後に、販売終了となるだろう」と明かしたことが取材したメディアのサイトに載せられたことから判明したもの。
販売を終了(半ば打ち切り)する理由は単純に販売不振よるものらしく、事実両車の2013年のヨーロッパでの販売実績は「インサイト」が1,242台、「CR-Z」に至ってはそれよりも少ない僅か695台で対前年比は60%以上の減少。
これではさすがに販売を継続することも出来ないと判断したのだろう。
もともとヨーロッパではハイブリッドよりもディーゼルエンジンがエコカーの主流で、ホンダもヨーロッパ向けに小型のクリーンディーゼルエンジンを開発し2013年のフランクフルトショーで発表している。
今後はヨーロッパ向けではディーゼルを主流に据えることになることも考えられる。

ちなみに「インサイト」は日本でも販売不振ということもあり、また春には「フィット」ベースの4ドアセダンである「シティ」の発売が予定されているので日本での販売も終了するという情報もある。
発売当時はハイブリッド車で初の月間販売台数1位に輝いたのだが、初代同様一度もモデルチェンジをすることなく消えていくことになりそうだ。

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インサイト

今更ながらとは思うがHONDAのディーラーでインサイトを見てきた。
走っているのはよく見かけるが、近くで見るのは初めてだったりする。
見た感想は正直言ってよろしくない。
200万円もする車じゃ無いと思う。
中も狭いし、あれならFitのほうが良いかな?って思えたくらい。
確かにハイブリッドでカタログ上の燃費は良いんだろうけど、実走行ではどうなんだろう?
ゴーストップの多い市街地ならモーターによるアシストのあるほうが燃費は良いんだろうけど、長距離ではどれだけ違ってくるのかなぁ?
高速道路での100Km/h巡航時や一般道でも流れに乗っている時はFitのようなコンパクトカーもかなり燃費が良いからなぁ、、、
Fitにアイドリングストップ機構が付けば市街地での燃費も良くなるだろうし、なにも高い金払ってインサイトを買わなくても良いのではないだろうか?
前に雑誌にセールスマンの話として、
「インサイトを見に来たお客様がFitやFREEDを購入されることも多いです。」
というようなことが書かれていたのを読んだ記憶があるが、実車を見て「ははぁ、なるほどなぁ」と変に納得してしまった。
使い勝手や値段を考えるとなにもわざわざインサイトを買う理由が無いような気がする。
「ハイブリッド」な車が欲しければ来年にでも出るというFitハイブリッドを待てば良いのでは?

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