キーボード一体型のPC

その昔(と言っても30年ほど前)のPC(パソコンという言葉は無かった)は今のような「本体+ディスプレイ+キーボード+マウス(は無かった)」という構成ではなく、本体とキーボードが一体になったものか、そこにディスプレイやデータレコーダも一緒になったオールインワンという構成だった。
キーボード一体型の場合はさらにデータレコーダ(カセットプレーヤーで代用していた人も多いと思う)を接続してプログラムやデータの保存に使っていた。

キーボード一体型としてはNECのPC-8001やPC-6001、富士通のFM-8やその後継機のFM-7、ちょっと大きくなるが日立のベーシックマスターレベル3なんかがあった。
オールインワンタイプにはシャープのMZ-80Cや組み立てキットとして販売されたMZ-80K2Eがあり、それらの後継機のMZ-80B、MZ-2000なんかもオールインワンだった。
MZ-2000の下位機種であるMZ-700はキーボード一体型だったと思う。
そういえばアップルのアップルIIもオールインワンだったな。

現在のPCの構成は基本的に「本体+ディスプレイ+キーボード+マウス」か「液晶ディスプレイ&本体の一体型+キーボード+マウス」のどちらかだと思うが(キーボードにポインティングデバイスを内蔵してマウスを無くしたのもある)、そんな中キーボードと本体を一体化させた(というかキーボードの中に本体機能を収めた)製品が登場した。
大手PCメーカーの製品ではなく、隙間商品的なものなのだが本体設置用のスペースが不要なので狭い机やリビングのテーブルにも置けるのは便利かも。
大きさは幅463×奥行き210×高さ60(mm)とのことなので、厚みが少々ある以外は通常の10キー付きのキーボードと変わらない。
このサイズにPC本体の機能を内蔵させているので、当然ながら拡張性には乏しいし、CPUやVGAチップもIntelやAMDのものは使われていない。
CPUはx86互換の「PMX-1000」(動作クロック1GHz)というチップが搭載されており、このCPUはCPUコアだけではなく、GPUコアとノースブリッジ及びサウスブリッジ、はてはBIOSロムまで内蔵している。
さらにはLAN、キーボードコントローラー、I/Oコントローラーまでも内蔵しているので、あとはメモリ(メインメモリ及びVRAM)と少々のインタフェースがあれば最低限の動作が出来るようだ。
消費電力も800MHz動作時で僅か2.02Wとのことなので、発熱も抑えられていると思われる。

今回の製品は「サンコーレアモノショップ」で販売されているとのことで、OSプリインストール、無線LAN搭載で価格はなんと19,800円と格安。
この価格でOSもインストールされているので、お得に思えるがそのOSはWindowsXpの英語版とのことで、ショップのサポートは無いとアナウンスされている。
細かい仕様等はショップの販売ページ
http://www.thanko.jp/product/pc/keyboard-pc.html
で見てもらえればと思う。
CPUに関しては
http://www.vortex86mx.com/?page_id=199
にブロック図や仕様が出ている(ただし英語ページ)。

SDカードからのブートも可能というのも面白そう。

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