「ひまわり8号」公開

気象観測衛星「ひまわり7号」の後継機として10月に打ち上げが予定されている「ひまわり8号」が報道機関に公開された。
そのニュース記事によると
「運用中の同7号に比べデータ量が約50倍になるなど観測機能が強化され」
と書かれているが、実際に50倍になるのはなんなのか具体的には書かれていない。
気象庁から発表されている資料を見ると、観測用センサーの解像度が2倍に向上し、撮影間隔を30分から10分に短縮し、撮影するバンド(波長帯)数も7号の可視1バンド(モノクロ)・赤外4バンドの合計5バンドから可視3バンド・近赤外3バンド・赤外10バンドの合計16バンドに増え、さらに特定エリア(日本付近)を2.5分間隔で撮影するとのことなので、撮影で得られるデータ量が50倍になっていると思われる。
さらにこの増大したデータを地上局に送るための通信能力も強化していることになる。
文字数の制限があるのだろうが、単に「データ量が50倍」と書かれてもなんのことか良く解らないよな。

さらに8号は先にも書いたように可視3バンドでの撮影が可能で、それぞれの中心波長がRGBに相当するので合成する事でカラー画像化が可能だ。
カラー撮影が可能なのは昼間に限られるが、いっそのことストロボも積んで夜間もカラー撮影が可能すれば良かったのに(爆)。
って、静止軌道上から地球を照らせるストロボってどんだけ強力なのよ(笑)、もし出来たとしても10分おきにそんな光で地表を照らしたら眩しくて眠れないって(爆)。

そんな「ひまわり8号」は10/7に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定で、運用開始は2015年になる見込み。

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