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NASAが「Vayager 1(ボイジャー1号)」のスラスタ切り替えに成功と発表

米NASAが探査機「Vayager 1(ボイジャー1号)」の姿勢制御用スラスタの切り替えに成功したと発表した。
打ち上げからほぼ47年を経過し、当初予定を大幅に超過しながらも運用が続けられている「Vayager 1」は現在太陽から約164天文単位(au,約246億Km)離れた空間を太陽系外に向けて航行中で、現在でも地球に太陽系外空間の観測データを送ってきている。
そのためにアンテナを地球に向け続ける必要があり、姿勢制御用のスラスタを作動させている。
このスラスタは全部で2セット(+軌道制御用1セット)があり、いずれのセットも想定をはるかに超えた運用で配管に詰まりが生じていて効率が低下、このため程度の良い状態のスラスタに切り替えることを検討。
この度実際に切り替え(他いろいろ)のコマンドを送信し、8/27に切り替えが成功したことを確認できたということだ。
光の速度で片道22時間以上もかかる状況で、万が一失敗した場合にはリカバリー不能になる可能性が高い中で良く成功させたものだと思うよ。

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「Vayager 1」でトラブル

NASAの宇宙探査機「Vayager 1」のコンピュータでトラブルが発生した模様で観測データの受信が出来ていない。
不調に陥っているのは「Flight Data System:FDS」で、「Telemetry Modulation Unit:TMU」を通して地球に送られるデータに異変が発生。
スタッフによる解析ではFDSに原因があるとのことで、復旧を目指しているものの、現在は通信の往復時間が45時間にも及び、さらには打ち上げから46年以上が経過(つまりハードウェアの設計製作からはそれ以上が経過)しているので、下手をするとシステム全体に影響を及ぼす危険性があって中身の理解に時間がかかる模様。
異常を発表した先週末にはFDSの再起動を行なったものの改善しないということで、NASAも今後の方針も決めかねている様子。
元々の運用予定を大幅に超えて運用されている探査機で、搭載している動力源の原子力電池(放射性同位体熱電気転換器:RTG)も出力が低下していて2025年頃には探査機の活動を支えきれなくなると見られているが、NASAの担当チームは工夫を重ねて2025年以降も活動を維持できるよう努力しているとのこと。
これまでも数々のトラブルに見舞われながらも乗り切っていたので、今回のトラブルも乗り越えてくれると良いね。

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