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探査機「Psyche」の打ち上げは今夜に延期

火星と木星の間の小惑星帯を周回する小惑星「Psyche」を探査目標とするNASAの探査機「Psyche」の打ち上げが予定されていた日本時間の昨夜から今夜に延期された。
延期理由は悪天候が予想されるというもの。
目標となる「Psyche」はこれまで日本の「はやぶさ」「はやぶさ2」で観測された岩石を主成分とする”S型”(イトカワ)”C型”(リュウグウ)と異なり金属成分が多いとみられる”M型小惑星”で、小惑星帯の元となったと考えられている原始惑星の核の部分とみられていて、探査が成功すれば世界初となる。
打ち上げの模様はNASAの公式アプリやyoutubeの公式チャンネルで配信されることになっている。

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「Voyager 2」との交信が再開

米NASAが探査機「Voyager 2」との交信が再開したと発表している。
先日、誤ったコマンドを送信してアンテナの方向が地球に対して2度ほどずれてしまい交信が出来なくなっていた。
自動でアンテナの方向をリセットする処理が実行される予定の10/5まで交信不能とみられていたが、ごく弱い搬送波を検出したことで可能性があると判断。
駄目元でアンテナの方向のリセットするコマンドを送信したところ、成功したようで現在は交信可能になっているとのことだ。
現在地球からおよそ199億Km離れた空間を飛行している探査機相手にこんなことが出来るなんて人類って凄いよなぁ・・・(汗)。

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”Voyager 2”との交信が中断

NASAのジェット推進研究所(JPL)によると、運用中の探査機「ヴォイジャー2号(Voyager 2)」との交信が中断したとのこと。
同型の探査機である「ヴォイジャー1号(Voyager 1)」に先駆けて1977年8月20日に打ち上げられ、木星・土星・天王星・海王星の4惑星をフライバイして観測した唯一の探査機で現在は地球からおよそ199億キロ離れた空間を航行中。
交信の中断は先だって7/21に行なわれたコマンド送信時に”誤って”アンテナの方向が地球から2度ずれてしまったのが原因と発表されている。
アンテナの方向は年に何度か自動修正されるようにプログラムされていて、次回は今年(2023年)の10月15日に行われる予定とのこと、この修正で通信が再開されることを”期待”しているとのことだ。
それにしても打ち上げから46年近く経過してもまだ運用されているなんてさすが原子力電池は凄いねぇ・・・
また運用を継続しているNASA(及び米国政府)も凄いねぇ・・・

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地球に大接近する小惑星が発見された

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の発表によると、2046年に地球に大接近する小惑星が発見されたとのこと。
この小惑星は「2023DW」と命名され、2046年2月14日に地球に大接近すると計算された。
その際に地球に衝突する可能性は1/625で、既発見の小惑星の中では最も高い。
ただし、NASA(米航空宇宙局)は精密な軌道計算をするには情報が不足しているとしている。
この「2023DW」の直径は50mほどとされ、10年前の2013年2月15日にロシアのチェリャビンスク上空で大気圏に突入して爆発し衝撃波による被害をもたらした小惑星(直径17m)の3倍ほど。
万が一にでも地球に衝突すればその時よりも大きな被害が出る可能性もある。

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小惑星が地球に大接近!

NASAが発表したところによると、日本時間の明日1/27午前に小型のバスほどの大きさの小惑星が南米南端の先の上空を通過するとのこと。
最接近時の地球との距離は3,600Kmほどで静止軌道の1/10という史上まれに見る近さ。
実際に小惑星の接近としては記録が残っている中で最も近いという。
NASAに依れば衝突の危険性は無いとのことなので安心したが、最初に知った時はビックリしたな(汗)。

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”DART”実験が成功と評価された

NASAが昨年11月に打ち上げ今年の9/26(日本時間27日)に目標の小惑星「ディモルフォス」への衝突に成功した宇宙機”DART”。
この度NASAがミッションを成功と発表した。
地上からの観測でディモルフォスが親小惑星を公転する周期が11:55から11:23へと32分短縮していることが確認されたため。
当初の推定値は10分程度の短縮とされており、NASAは73秒の短縮で成功とみなすとしていた。
推定値を大幅に上回る結果となったことで、DARTの有効性が実証されたということになるかな。

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”DART”がディモルフォスへの突入に成功!

米NASAが昨年11月に打ち上げた惑星防衛実験探査機「ダート(DART)」が日本時間の昨日朝8:14ごろに小惑星ディモルフォス(Dimorphos)への突入に成功した。
この衛星の目的は文字通り地球の防衛で地球に衝突する可能性の高い小惑星等に突入することで軌道を変えて衝突コースから外すことにある。
今回の実験ではディモルフォスがその親小惑星であるディディモス(Didymos)を回る公転周期が1%ほど短くなることが予想されている。
実験結果の検証にはまだ少し時間がかかるようで、効果が予定通りかそれ以上かそれ以下か興味深いところだな。

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JWSTの調整が終了

NASAはジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の光学系の微調整が完了したと発表した。
これで残る調整は観測機器系の調整で、この作業はおよそ二ヶ月かけて行わることになっている。
作業が順調に進めばこの夏からは本格的な観測が始まることになり、どんな画像が送られてくるか楽しみだ。

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5000個を超えていた

NASAが現地時間の3/21に太陽系外惑星アーカイブ(NASA Exoplanet Archive)に登録されている確認済み系外惑星の数が5,005個であることを発表した。
その昔(と言っても僅か30年前まで)は太陽系以外に惑星は発見されていなかったが、1992年にパルサーを公転する2個の惑星が発見され、その2年後に3個目(同じパルサーを公転する惑星)が発見された。
この3個の惑星はパルサーが発する電波の周期が僅かに”ブレる”ことを利用して発見された。
その後1995年に初めて”恒星を公転する惑星”である4個目(「ペガスス座51番星b」)が発見されると次第に発見される数が増え、2000年には30個を超えた。
21世紀に入ってからは格段に発見数が増えて今年入って遂に5,000個を超えたということだ。
中には地球と同様に”ハビタブルゾーン”(温度的に液体の水が存在する範囲)にあるとみられる系外惑星も複数発見されている。
もしかするとそれらの惑星上で生命の素となる物質(分子や化合物)が発見されるのもそう遠いことでは無いのかも?

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月にクレーターが増えたかも・・・増えた筈

米SpaceX社がNASAの深宇宙気候観測衛星「DSCOVR」の打ち上げに使用したロケットの2段目が3/4に月の裏側に衝突したと推測されている。
衝突自体は一月に予測され発表されていたが、実際に衝突したかは場所が月の裏側で地球からは見えないので未確認。
NASAが月周回探査衛星「Lunar Reconnaissance Orbiter」を使って写真撮影で新たに出来たと思われるクレーターの捜索を行うかもしれないが、発見には数ヶ月かかる見通しとのこと。

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