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「時計が進まなくなるサーバ」のその後

昨年12/13に書いた記事「時計が進まなくなるサーバ」で取り上げたThinkCentreを転用したサーバーだが、起動オプションに”noapic acpi=off”を付けて再起動してから三週間が経過しても問題無く動作を続けている。
やはりカーネル内部でのハードウェアタイマ割り込みの処理がうまく行っていなかったようだ。
実は年末前にチェックした時も問題無かったので、そのまま年末年始の休みに入ったというわけ。
年が明けても問題が無いようなので、これでこの問題で手を煩わされることも無いかな?

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時計が進まなくなるサーバ

以前から時々時計が止まってしまい、それにともなっていろんなサービスが止まってしまうサーバがあるが、ここ三日間で三度のリブートをする羽目になった。
流石にこのままでは年末年始の休み期間中が不安なので、再度調べてみた。
稼動させているハードウェアがIBMのThinkCentreだということを思い出し、それでググってみた。
というのも過去にThinkPadにLinuxを入れたところ多少のトラブルがあったことを思い出したから。
そうしたところ、数は少ないながらも似たような事象が報告されているのを発見。
複数のサイトで見つけた対処法はapicの無効化というもの。
なので、/boot/grub/grub.conf内の
kernel /vmlinuz/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx の行の最後に”noapic acpi=off”の記述を追加してみた。
リブートしないと結果は判らないが、流石にサービスに支障がない状態で停めるわけにもいかず、明日の早朝に再起動し、その後経過を見ることにした。
これで解決してくれると助かるけどなぁ・・・・・・・・・・

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kernelのコンパイルメモ

職場のサーバが時々サービスを停止してしまうことがあり、その都度再起動をせざるを得なくなっている。
以前も書いたけど時計が進まなくなってしまい、時計に依存する処理(cron等)が止まってしまう。
少々調べたところ時計モジュールはkernel組み込みらしいので、この際kernelを新しいものにしてしまうことにした。
そこでkernelのソースをダウンロードしてきてサーバーに転送し、/usr/src以下で展開してコンパイル~インストールをした。
手順を忘れないようにここにメモしておく。

ソースの展開
tar xvjf linux-2.4.37.10.tar.bz2 (2.4系の最終版ソース)

configファイルのコピー
cp linux-2.4/.config linux-2.4.37.10/.

ディレクトリのリンクし直し
rm linux-2.4
ln -s linx-2.4.37.10 linux-2.4

.configファイルの再設定
cd linux-2.4
make oldconfig
(旧kernelのconfigの引継ぎ。追加機能があればどうするかを聞いてくるので、y/n/mで答える)

コンパイル
make dep
make clean
make bzImage

モジュールのコンパイル
make modules

モジュールのインストール
make modules_install

kernelのインストール
make install

ブートローダーの設定変更
GRUBの場合は
/etc/grub.conf
LILOの場合は
/etc/lilo.conf
の内容を修正し、LILOの場合のみ
/sbin/lilo を実行し、修正した内容を反映させる。

なんだけど、現在はkernelのインストール時に
All of your loopback devices are in use.
のエラーで止まっている。
initrd(Initial RAMDISK)の作成時のエラーなので、最初はブロックデバイスとloopback deviceを有効にしていなかったためと思ったので.configを修正したが、それでもエラーになってしまうので行き詰まっている。
手動でmkinitrd /boot/initrd-2.4.37.10.img 2.4.37.10
を実行しても同様。
うーん、なにが問題だ?

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