中国初の国産航空母艦「A001」は大連で作られ、先だって公試を行ったそうだが、GoogleMapsにはその「A001」の艤装中と思われる姿が写っている。

周囲の艦船に比べてひときわ大きいこの姿は目立つだろうな。
報道によると八月上旬に四日間に渡る公試を行ったが、その二日後には付近の海域に航行禁止海域が設定されたことから公試でなんらかのトラブルが出て再試験を行ったのではないかとのこと。
このことで単純に中国の技術力が劣っていると騒ぎ立てる輩もいるかもしれないが、公試でトラブルが出るのは別に珍しいことではなく、空母のような大きな艦船の場合はトラブルが付きものだ。
中国政府が考えているスケジュールには間に合わないかもしれないが、近年中に配備されるのは間違いないだろうな。

イギリス海軍の空母「イラストリアス」が売りに出ているというニュースがあった。
なんでもイギリス海軍の財政状態が緊迫していて資金稼ぎのために売りに出されたとのこと。
価格は入札で決まるために公表されていない。

空母「イラストリアス」は現在イギリス海軍で就役している唯一の空母（現在はヘリ空母として運用されているが、艦種は揚陸艦となっている）で、2014年には退役の予定。
海軍によれば今回の入札資格はイギリス国籍保有者に限るわけでは無いが、艦体の全部もしくは一部を歴史遺産としてイギリス国内に保存することが買取の条件となっているとのこと。
「艦体の一部」とはどの程度を指すのか不明だが、少なくとも完全な状態で引き取ることは出来ないのだろう。

退役後に記念艦として残すにも解体してスクラップにするにも多大な費用がかかるので、財政難の海軍としては少しでも負担の少なくなる手段を取りたかったんだろうな。
それにしてもどこが引き取ることになるんだろうね？

1/350 HMS イラストリアス

今月発売の月刊漫画雑誌の一つに掲載されている漫画「○殻機動○」の本編の後に掲載された漫画では、本編の登場人物が旧日本海軍とアメリカ海軍の軍艦（正確には軍艦だけでは無く補助艦艇も含んでいるが）の命名基準について語っている。
具体的な例も挙げて解説するという形式でなかなか興味深いのだが、中には間違いも含まれているので一概に信用できない。
その間違いとは旧日本海軍の航空母艦であった「赤城」と「加賀」の艦名についての記述で、この2艦の命名は命名基準を無視して行われたかのように書かれている。
少々でも空母に関しての知識が有る人ならこの2艦が巡洋戦艦（赤城）と戦艦（加賀）が建造途中で空母への改造が行われ、既に決まっていた艦名そのままに艦種変更で空母となったことは知っていると思う。
ちょっとwikiを読むだけで判ることを堂々と間違ったまま描いてしまい、またそれをそのまま掲載するとはどういうことなんだろう？
こんなのはネームの時点で編集が間違いだと気付かないのかな？
それとも時間が無くて直せなかったのかな？だとしてもいい加減だなぁ、、、、、、、、、

中国がロシアから購入してテーマパークで公開していた空母「キエフ」を今度はホテルに改装中だそうな。
内部に客室やレストラン、娯楽施設を作っていると思うが（カラオケルームもあるらしい）、客室には窓が必要だろうから舷側に面した部分に客室を作っていると思う。
ただそれぞれの部屋はそれほど広くない筈なので、壁を取り払う等して部屋を広くしたりする必要があると思う。
通路も隔壁を取り払う等しなければ、客や従業員が歩き回るには不便だろうな。
スイートルーム（続き部屋）の中には広さが400平方メートルの部屋もあるそうだけど、どこに作るのだろうか？
格納庫？ガンルーム？もしかして飛行甲板上に建屋を増築？

改装費用は12億円以上とのことだけど、”たった”それだけで空母をホテルに改装できるなんてかなり安上がりのように思える。
やっぱり人件費が安く抑えられるからか？

で、営業開始は年末だそうで、宿泊料金も現時点では未発表。
中国の金持ちたちが物珍しさで泊まりに行くんだろう。

営業中に沈没しなけりゃいいけどね（笑）。
あ、中国だけに流行の爆発か？

試験航行を始めた空母ならいくら沈んでも文句は言わないよー。
というか沈んでしまえ。