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今夜ケレスが衝

準惑星ケレス(Ceres)が今日3/27にかみのけ座で衝となる。
太陽-地球-ケレスが一直線に並び一晩中見える位置関係となるので、比較的観測しやすい。
西にあるしし座の二等星”デネボラ”が目印になるが、今夜の明るさは6.9等級と眼視はほぼ無理なので双眼鏡か望遠鏡が必要。
すぐ傍にはおとめ座銀河団に属する銀河M100(NGC 4321)があり、こちらは9.35等級とさらに暗いので望遠鏡が無いと観るのは厳しいかな。

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ケレスとアルデバランが大接近

準惑星のケレスとおうし座のアルデバランが接近中。
明日11/3には角度にして0.2度(満月の見かけの直径の半分以下)にまで近づいて見える。
一等星のアルデバランに比べてケレスは7等級程度なので肉眼での観測はほぼ無理で、双眼鏡や望遠鏡での眼視観測かカメラで撮影することが必要となる。
11/28に衝を迎えるケレスは深夜にかけて南の空で高くなるので、夜遅くの方が見やすいな。
問題は天候で、札幌では今夜は雲が多くて無理、明日の夜もあまり期待できないかな?

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「ケレス(Ceres)」の地下に液体の塩水

NASAの探査機「ドーン(Dawn)」の観測データから小惑星帯にある準惑星「ケレス(Ceres)」の内部に塩水の湖があることが判明したと発表された。
2015年から2018年にかけてケレスを周回して観測したドーンのデータを解析したところ、オッカトルクレーターの中心付近に見えるアンモニア塩が堆積した地形(ケレアリア・ファキュラ)の地下の深さ40Km付近に数百キロに渡って液体の塩水の湖が存在することが判明した。
その塩水が表面に出てきて水分が蒸発して出来たのがケレアリア・ファキュラ等の白く見える地形ということも発表された。
地上やハッブル宇宙望遠鏡での観測ではそこまでは判らない(重力分布の測定は近傍を飛行する探査機で無いと困難)から、ドーンの観測データは非常に重要な内容を含んでいるということ。
これからも新しいことが判ってくるかもしれないので楽しみだ。

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今日はケレスが衝

準惑星ケレス(セレスとも呼ぶ)が今日5/29にさそり座で衝となる。
地球から見て太陽の正反対の位置に来るので一晩中観測する機会となる。
明るさはおよそ7等級と目視では無理だが、双眼鏡や小型の望遠鏡でも見ることが可能。
位置はさそり座のアルファ星アンタレスのほぼ北になるので、アンタレスを目印に探せば良いかと。
あー、望遠鏡が欲しいなぁ、、、

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準惑星に”環”が見つかった

この度、太陽系外縁を回る準惑星「ハウメア(Haumea)」に環があることが判明したと発表された。
環のある惑星と言うと土星が有名で、小型の天体望遠鏡でも観測することが出来る。
他にも木星や天王星、木星と海王星の間にある小惑星群に所属する小惑星二つにも環があることが観測されているが、海王星軌道の外側にある太陽系外縁天体に環が見つかるのは初めて。
新たに発見されたこの環の形成原因は判明していないが、ハウメアの速い自転速度(3.9時間)によってハウメア自身の形成物質が分離したのではないかとの推測もある。
うーん、なかなか面白そうな天体だねぇ。

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