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富士フィルムは好調なれど・・・

富士フィルムが2024年3月期通期の決算を発表した。
数字自体は非常の好調に見え、同社CEOも「⼤変良い成績を収めることができました。」と質疑応答で答えている。
そのこと自体は良いことだと思うんだけど、CEOは別の質問に対し下記のように返答している。
「ポイントはブランド⼒をどれだけ作って、それをどう維持するかが最⼤のポイントです。ですから作りすぎちゃって、値段を下げるとか、それはかなりもったいないことというか、富⼠フイルムがずっとやろうとしてきたところはやっと今それが叶うようになってきた。」
さらに質問者の「在庫の状況等は平常な状況だという、そういう理解でいいですか。」という質問に対しでは一言「はい。」と答えている。
これは現在国内では同社のオンラインストアを含めて各ショップで在庫が払底している状況を”平常な状況”と認識しているということで、その品不足の状況を作り出しユーザーの飢餓感を煽ることでブランドイメージを構築しているということにも捉えられる。
トップが公にこんな発言をするということは、富士フィルムと言う会社が国内ユーザーを軽視していると思われても仕方が無い。
”たくさん作って値崩れを起こすなら、少量生産で高値を維持するほうが会社の利益につながるので好ましい”という考えも判らないではないが、それをこんな形でトップが言ってしまったらダメだよねぇ・・・
そもそも国内での品不足に関しては”予想を上回る注文を頂いていて生産が間に合わない”という理由を付けているが、海外市場ではここまでの品不足にはなっていないから、国内への出荷量を意図的に減らしていると思われても仕方が無い。
この発言からどうなっていくかちょっと注目かな?

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Canonが第二四半期の決算を発表、カメラは増収

Canonが2022年の大西館期の決算を発表した。
全体では売上高が1兆円に近付く9,988億円となり営業利益は対前年27.4%増の985億円と、大幅増益となったとしている。
カメラ部門ではレンズ交換式カメラの出荷台数は対前年比で7%マイナスの68万台となったが、RFレンズの販売が順調で売上高は逆に13.2%プラスの1,270億円となっている。
また、新製品の「EOS R7/R10」の販売が好調で売り上げ増に寄与しているともしている。
台数減で売り上げ増ということは単純に単価が上がっているということになりそうだが、レンズの売り上げが増えているの言うのも大きな要因らしい。
エントリー機のような廉価機が減っているので単価が上がっているのは確実で、なかなか新しいボディには手が届きにくくなっているんだな。

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