More from: 望遠鏡

HSTが故障?!科学観測を中断中

米NASAが運用している「ハッブル宇宙望遠鏡(HST)」がトラブルで科学観測を中断中。
NASAによると11/19に一度セーフモードに入り、翌日には復旧したものの11/23に再度セーフモードに移行したとのこと。
移行した原因は現在3基が動作中のジャイロスコープの内1基が他の2基と異なる値を出力したためとしている。
元々HSTには6基のジャイロスコープが搭載されていたが、現在も動作しているのは異常を起こした1基を含めて3基だけとなっている。
設計上は姿勢センサーとして磁力計、太陽センサー、スタートラッカーを利用することでジャイロスコープ1基だけでも運用可能ということで現在NASAでは解決策を模索中とのこと。
現在動作中のジャイロスコープは2009年の五月のサービスミッション(スペースシャトル”アトランティス”によるSST-125)で交換されたもので、既に14年以上が経過している物。
HST自体も1990年の打ち上げから30年以上も経っていて、当初の予定運用期限である15年を大幅に超えている。
それでも直す(物理的な修理はほぼ不可能)ことが出来れば運用されるのだろうな。

←クリックしてくれると嬉しいです。

NASAが「ケプラー」を完全に停止

アメリカのNASAは去る11/15に宇宙望遠鏡「ケプラー」を完全に停止させるコマンドを送信し、正常に受信されたと発表した。
これにより9年以上にわたって探査活動をしてきた「ケプラー」は今後二度と運用出来ない状態になった。
現在は地球からおよそ1億5千万キロ(地球の公転半径に近い)離れた”安全な”軌道にいるとのこと。
NASAは既に後継機に当る「トランジット系外惑星探索衛星」(TESS)を打ち上げており、今後2年で太陽系近傍の20万以上の星系の観測を予定している。

「ケプラー」さん、長い間お疲れさまでした、おやすみなさい。

←クリックしてくれると嬉しいです。

「デジアイピース」

今年は7月末に火星の大接近が控えているので、時々天体望遠鏡を勧めてくるショップが多くなった。
私も子供の頃に祖父が買った天体望遠鏡で月やその他の惑星を見せて貰ったことがある。
その頃は天体写真を撮影可能なカメラを持っていなかったので、自分の目で観るしか無かったんだけど、今はカメラもフィルムではなくデジタルになり当時とは比較にならないほど簡単に星の写真を撮ることが出来るようになった。
それでも惑星表面の模様等細かいところまで見ようと思うと天体望遠鏡が必要。
写真を撮るには天体望遠鏡にカメラを取り付けるか、専用の機器が必要になる。
その中にアイピース(接眼部)の替わりに望遠鏡に取り付けると捉えた映像をPCの画面に表示したり静止画や動画の撮影が可能になる「デジアイピース」なる製品が出ている。
カメラとしてみたら大したことのないスペックなんだけど、簡易的な撮影ならこれでも十分かも?
なにせ一眼レフよりも遥かに軽いので望遠鏡のバランスを崩さないのもメリット。
ちょっと欲しくなったけど、その前に望遠鏡を手に入れなくてはならないんだよね(汗)。

←クリックしてくれると嬉しいです。

やっすいなぁ!

楽天市場に激安の天体望遠鏡があった。
いや、5cmの小口径とはいえ5,400円(税込み)で三脚も付いているなんて安すぎる。
大体、重さが398gなんて望遠鏡とは思えない・・・
レビューを読むと値段なりという意見が多く、性能は期待しない方が良い感じ。
ところがレビューの中には月を見る(視野に入れるということか?)のに1時間かかったというのがあったけど、これはどうかと思うなぁ、月程度なら肉眼である程度は狙えるだろうし、5倍のガイド望遠鏡が付いているからそこまではひどくないとは思うけど・・・
それでもこの価格なら幼稚園児から小学校低学年程度に見せる位には使えるかも?

←クリックしてくれると嬉しいです。