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世界初の完全電気推進タンカーを建造

旭タンカー株式会社と株式会社e5ラボは世界初の電気推進タンカー2隻を建造すると発表した。
推進には大容量リチウム充電池から供給される電力を使用し、内燃機関等で発電しながらではない”ピュアバッテリータンカー”で、排水量は約499トン。
1隻目は2022年3月、2隻目は2023年3月竣工予定で、東京湾内での舶用燃料供給船として就航する予定。
バッテリー容量は3,480kWhで一般的な電気自動車のおよそ100倍(と謳っているが日産のリーフが標準モデルで40kWh、e+で60kWh、輸入車だとモデルに依るが70-100kWh程度なので100倍は言い過ぎかも?)、このバッテリーは災害時等の緊急用電源として地上に対して電力を供給することも視野に入れている。

この大容量バッテリーの充電にはどれくらいの電力で何時間かかるのかなぁ(汗)。

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18650だったのか

アメリカのテスラモーターが販売している「テスラロードスター」という電気自動車があるが、日本で紹介される際によく「パソコン用のバッテリーを6000個(実際には6831本)搭載している。」と言われる。
「へー、なるほどパソコン用なら安く買えるもんなぁ」と思っていたが、それが18650だとは思っていなかった。
18650とは直径18mm長さ65mmの円筒形のバッテリーで、ノートパソコンのバッテリーパックの中身はこのバッテリーであることが多い(今この記事を書いているThinkPadのバッテリーパックの中身もそう)。
ただノートパソコンのバッテリーの場合は中に入っているのは6本とか多くても9本位だが、これをテスラロードスターは前述のように6831本も搭載しているので、総容量は約53kWhとノートパソコンの約1000倍となる。
それにしても考えることがいかにもアメリカ的だよなぁ。

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