旧西ドイツが開発配備した対空戦車「ゲパルト」が敵目標を撃墜した模様が撮影された。
「ゲパルト」は1965年に開発が始まり、1973年から配備が始まったという50年前の最新鋭対空戦車で、ロシアのウクライナ侵攻でドイツがウクライナへ供与している。
今回、目標を撃墜したのはその供与されてウクライナ軍で運用されている車両。
これまで実戦に出ることが無かった「ゲパルト」対空戦車が初めて実戦で運用されていて、目標を撃墜した様子が撮影されたということになる。
撮影された動画を見ると目標の高度がかなり低く、距離が近いにも関わらず良く見え無いのでおそらくは自爆ドローンもしくは巡航ミサイルのような小型で無人の目標だったと思われる。
「ゲパルト」は前述のように西ドイツで開発製造され同国軍に配備されたが、他にもオランダやベルギーに輸出された。
その後、当初配備された西ドイツ軍はドイツの統一でドイツ連邦軍となった後も運用していたが、2010年まで使用された後に全車退役しており、ウクライナ軍に供与されたのはそれらの中で保管されていた車両の一部。
現在運用しているのはウクライナの他にブラジル・ヨルダン・ルーマニアと現在サッカーのワールドカップを開催中のカタールの4か国で、ヨルダン以外はドイツ連邦軍の余剰分や保管分、ヨルダンはオランダから購入したものとなっている。
昔、タミヤ模型のミリタリーミニチュアシリーズで発売された時は最新鋭の車両だったんだけど、今でも使われていると知ってビックリしたよ(汗)。
そう言えば1/16のR/Cモデルもあったなぁ・・・