冷やすのもアリか

仕事で面倒を見るようになったNECのビジネスホン「DTL-24D-1D」は経年劣化のせいか液晶の表示が消えるというトラブルが良く発生するようになった。
私が担当する前から何度も発生していたようで、前任者は中古機を何台も購入しては交換していたらしい。
そんな中で、遠隔地の現場の責任者が耳寄りな情報を教えてくれた。
それは故障した機器を新聞紙で包んで冷蔵庫で一晩寝かせると直ったというもの。
たしかに液晶そのものは熱に弱く、故障するのも窓に近い席に置いてあって直射日光(ガラス越しだが)を浴びやすい機体が多いとのことなので冷やすのは効果的かとも思った。

私の方はメーカーの人から電話機本体と液晶ユニットをつないでいるフィルムケーブルの接点に水分が入って起きる接触不良が原因だと思われると聞いていたので、私のところに来た電話機は液晶ユニットを外してケーブルの接点をアルコールで拭き取って水分を無くす方法で何台か復旧させていた。
ところが、奥の方にしまってあったのを見つけてチェックして見るとその中の1台の液晶が表示されないのでこれまで同様に接点を掃除して見たが一向に直らない。
なんど拭いても同じなので、試しに外したままの液晶ユニットだけを紙に包んで冷蔵庫で数時間冷やし、その後に組みつけて見ると見事に復活した。
ということは、接点の清掃だけで直らない場合は冷やすことで直ることもあるということだ。
今回は良い経験になったな。

こんな風に”対策型”なんていう中古が売られているということは、この機種の弱点であることをメーカーも認識していたということかな?(汗)。

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