今度は「反水素」?

しばらく前に「水素水」が健康に良いということでかなり取り上げられたが、今度は「反水素」らしい、、、
なんでも、身体に取り込むと有害な成分と”対消滅”をおこして有害成分を取り除いてくれるらしい。

んな訳あるか!!(笑)
”対消滅”という言葉を使っているところから、ここで言う「反水素」というのは文字通りの意味で”反陽子”と”陽電子”からなるもので、所謂”反物質”のこと。
”反物質”は通常の物質(陽子と中性子からなる原子核と電子で構成された原子で出来ている物質)と出会うと”対消滅”を起こしてその質量の100%をエネルギーに変換する。
そのエネルギーは有名な式
e=mc^2
で表され、例えば1gの物質(or反物質)が消滅した場合はおよそ20キロトンのTNT火薬の爆発と同程度のエネルギーが放出される。
これは長崎に投下されおよそ7万4千人の命を奪った原子爆弾(Fat Man)の威力とほぼ同じ。
こんなものを”健康に良い”なんて言えるわけがない(笑)。
そもそも通常の物質と出会うと即座に対消滅してしまうものをどうやって保存しておくのだろうね?
保存出来ている時点で偽物ということの証明になるんだけど(笑)。

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