競走馬「ダイユウサク」が死亡

1991年の有馬記念で歴史に残る大番狂わせを演じた競走馬「ダイユウサク」(牡28歳)が昨夕老衰で死亡したとのこと。
有馬記念は知っての通り競馬ファンからの人気投票(上位10位までの馬が優先出走権を得る)と収得賞金で出走馬が選ばれるが、上位の馬が出走しなかった場合には収得賞金が比較的下位の馬にも出走の機会がある。
この年のダイユウサクはそれまで7戦2勝で他のレースでも上位に入ることが多く、JRA推薦で出走することになったが、単勝の人気は15頭中14番人気と低かった。
この年の一番人気はメジロマックィーンで、単勝の倍率は1.7倍と圧倒的な人気。
ところがレースでは最後の直線でそのメジロマックィーンを差し切りダイユウサクが一着でゴール。
「グランプリ史上最大の番狂わせ」と言われるようになった。
単勝の人気が低かったため配当も1万円を越す所謂万馬券になり、これはグランプリ史上初めてのこと。
連勝複式(枠連)は2着が一番人気のメジロマックィーンだったということもあり、三千円強だったと記憶している(調べたら3,750円だった)。
また複勝も破格の800円ほどだったかと思ったら、調べてみたらもっと高い1,390円だった(2着に入ったメジロマックィーンは120円)。
私はこの頃はたまに馬券を買っていて、たまたまこのレースの馬券も買っていたがそれがまさしく枠連の馬券で少々儲けさせて頂いた。
レースの様子は勝田市(現在のひたちなか市)の大型電気店の店頭のTVで観戦していて、ゴールの時に密かに手を握って小さなガッツポーズをとった覚えがある。
とまぁこんな話はどうでもよいが、7歳(当時)という比較的高年齢で有馬記念を制して競馬ファンに夢を与えてくれたのがダイユウサクだ。
謹んでご冥福をお祈りします。

←クリックしてくれると嬉しいです。
【広告】

コメントを残す