glass cafe gla_glaでの吹きガラス体験

先日(1/29-1/31)洞爺湖温泉に行った時にglass cafe gla_glaに行き、昨年に続いて吹きガラス体験をさせてもらった。
昨年は背の低いロックグラス風のグラスを作ったので、今年は背が高めのグラスにしようと思っていた。
また模様も昨年は無地(というか透明なまま)だったので、今年は何か模様を入れようと考えていた。
吹きガラスでグラスを作る工程はデザイン(全体的な形と模様)を大まかに決めるところから始まって、実際にガラスを吹いて膨らませながら形を整え、表面に模様を付け、最後に口の部分を広げてグラスの形にするところまで。

溶けたガラスを付けたばかりの状態

最初の段階で、金属パイプの先端に溶けたガラスを付けて、ちょっとだけ吹いたばかりの状態


基本的に作業中は常にパイプを転がしながら片寄らないように注意して形を作ってゆく。ガラスが柔らかくなっているので、手を止めると下のほうに曲がってしまう。
口になる部分にくびれを付けている。

何度か暖め直しながら息を吹き込んで膨らませたガラス。完成時に口になる部分に切り離し用のくびれを付けている。


左手でパイプを転がしながら、右手で道具を操らなければならず、慣れるまでは左右の手を同時に前後に動かすのが大変かも(今年は2回目だったので楽だったけど)。
表面にひび割れ模様を付けているところ

表面にひび割れ模様を付けるために一瞬だけ水に漬けて急速に冷却しているところ。長く漬けると割れてしまうので注意が必要。


3枚目の写真は一瞬だけ水の中に入れて表面にひび割れ模様を入れているところ。
長く水に入れていると割れてしまうので、水に入れたと思ったらすぐに引き上げなくてはならない。
事前に練習をするけど、実際にやる時には緊張した(笑)。
写真がぶれているのは動きが速く、室内のためシャッタースピードを上げられなかったため(1/30,F5.6で撮影、コンパクトデジカメなのでフルオートしかなく、調整が出来なかった)。
底を平らにして大体の形が整ったところ。

底を平らにして大体の形が整ったところ。底は金属の「へら」を当てて平らにする。


この後、底のほうに金属の棒を付け、先に付けたくびれの部分からパイプを切り離して口を広げる工程に入る。
口を広げているところ。

切り離して開いた口から「はし」と呼ばれる道具を入れて口を広げているところ。


くびれの部分から切り離した段階では口がすぼまった状態なので、暖めてガラスを柔らかくしながら口を広げる作業を行う。
口を広げるには「はし」と呼ばれる金属の道具を口から差込み、グラスを回しながら「はし」を徐々に上に持ち上げるようにして広げてゆく。
この工程で全体の形が最終的に決まるが、長さは途中で工房の人がやってくれる操作で決まるので、その際に自分好みの長さにして貰う。
好みの形になったところで金属パイプを切り離して貰い作業は完了。またこの工程の途中で作業中の姿を記念撮影してくれて、作品と一緒に渡して(もしくは送って)くれる。
この後一晩かけて冷却するので、実際に作品を受け取れるのは翌日以降となる。
翌日再度工房を訪れて受け取ることも出来るし、日程的に無理なら別途送料を払って送ってもらうことも出来る。
昨年は送って貰ったが、今年は日程に余裕があったので翌日受け取ってきた(というか、受け取るために初日に予定を入れていた)。
ちなみに上の写真は全て私が作業しているところではない(作業しながら写真は撮れないので)。
下の写真が出来上がった作品で、左が昨年作ったもの、右が今回作ったもの。どっちも歪んでいるなー(笑)。
昨年と今年の作品

昨年と今年の作品


ここでの吹きガラス体験は一人4000円(2010年2月現在。今回は2回目だったので1割引だった)。時間にして一人30分もあれば出来るので、洞爺湖に遊びに行ったついでに寄って体験するのも良いと思う。
次回はグラスでは無く平らな皿のようなものを作ってみようと思っている。

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