USB3.0接続のフラッシュメモリ

先週末ツクモでUSB3.0接続のフラッシュメモリが安かった(8GBのが680円)ので買って来た。
USB2.0接続のものと比べて少しでも速くなることを期待してのことだったが、実際にはどうなんだろうか?
というわけで、簡単にベンチを取ってみた。
使用したベンチマークソフトは定番のCrystal Disk Mark3.0.1
測定に使ったPCのスペック(主なもの)は下記の通り。
M/B ASUS F1A-75M(ソケットFM1)
CPU AMD A8-3820(2.8GHz動作)
メモリ DDR3-1600 8GB(4GBx2枚)
OS Windows7 Pro 64bit版
まずはUSB3.0での接続時の結果。

USB3.0接続時のベンチ結果

USB3.0接続時のベンチ結果。


上の結果を見るとシーケンシャルリードと512KBのランダムリードの場合にUSB2.0の速度(規格値で480Mb/Sec=60MB/Sec)を超えている。
反面書き込みは桁違いに遅く、ここら辺はさすがに安物というところか?

次にUSB2.0での接続時の結果。

USB2.0接続時のベンチ結果

USB2.0接続時のベンチ結果。


USB3.0接続時に比べるとシーケンシャルリードと512KBのランダムリード時の速度がほぼ半減し、その他のリードも55%~60%へ低下している反面元々遅かったライトは殆ど変化していない。
4KBのランダムリード時の速度低下はコマンドの転送にも時間がかかるようになったためなのかな?

比較用に計測したUSB3.0接続のケースに入れたHDD(WD15EARS)のベンチ結果。

USB3.0接続HDDのベンチ結果

USB3.0接続HDDのベンチ結果。


シーケンシャルライトと512KBのランダムライトはUSBメモリを大きく上回るが、4KBのランダムリード/ライトは桁違いに遅い結果となった。
やはりHDDは細かい単位でのリード/ライト(ヘッドが細かく動く動作)は苦手ということだ。
実際に使用していても大きなファイルの書き込みに限ってはUSB2.0接続時に比べてストレス無く行えるようになったと感じている。

こうやって見ると同じ半導体メモリとはいえSSDのほうが書き込みが桁違いに早いことがよく判るなぁ。
参考までにKingstoneのSSD(ThinkPad T60にて測定)のベンチ結果。

SSDのベンチ結果

SSDのベンチ結果

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3 comments to this article

  1. ちょろ

    on 2012 年 6 月 11 日 at 1:45 PM -

    eBoostrと併せてアプリキャッシュとして使うには充分なんだよね~
    仕事用はmicroSDHC+リーダー+TrueCryptで済ませてるなぁ

  2. tan

    on 2012 年 6 月 11 日 at 7:16 PM -

    >ちょろさん
     まぁ私としてもそれほどの高速性は求めてませんでしたから、この程度でも十分なんです。
     8GBで680円、16GBのモデルでも1,080円だったので安くて大容量のフラッシュメモリとして買ったようなものですね。
     速度が欲しければSSDを外付けのケースで使うことになりそうです(そんなお金はありませんけど)。

  3. ちょろ

    on 2012 年 6 月 11 日 at 8:15 PM -

    うちはADATAのUSB3.0がキャッシュのみ、あまり評判のよろしくないコルセアSSDがキャッシュ・スワップ・テンポラリですね。
    上げっぱなし、仕事寄りだからシステムはミラーです。

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