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これもリサイクル(と言うかリユース)か?

Intelの第二世代Core iシリーズCPU(Sandy Bridge)用チップセットである6シリーズ(H67等)の不具合は有名だが、現在市場に出回っているマザーボードはその不具合を修正してあるB3リビジョンを搭載している。
そんな中本家のIntelから不具合があるB2リビジョンのH67を搭載したマザーが新発売となった。
これだけ聞いた時には「え!?」と思ったが、不具合があるのは3GbpsSATAポートなので、Intelは思い切ってそのポートを省略し、6GbpsSATAポートのみを搭載したマザーとしているのが面白い。
6GbpsSATAポートのみなので、チップセットの仕様上ポート数は2つしか無いが、それで足りる人なら問題無く使えるだろうし、価格が同じH67(B3リビジョン)を搭載したマザーよりも3千円程度安価なので、十分選択肢に入ると思う。
フォームファクタはmicro-ATXで拡張スロットはPCIe 16レーンが1本、1レーンが2本、PCIが1本と標準的な構成。
映像出力はHDMIとDVI-Iの2つ、メモリスロットはDDR3対応が4本とmicro-ATXとしては多いほうだ(最大容量は32G)。
SATAポートは少ないが、それ以外は他のH67搭載マザーと同様のスペックで安価(実売で9千円程度)で購入できるのは嬉しいかも。

それにしてもそのままでは捨てるしか無いと思われたチップをこのような形で再利用するとは、Intelは思い切ったことをしたもんだなぁ。

製品サイト(英語)http://www.intel.com/Products/Desktop/Motherboards/db-dh67vr/DH67VR-Overview.htm

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Intel 6シリーズチップセットに不具合がありリコールへ

1/31付けのIntelの発表によると発売したばかりのチップセットであるP67・H67等の6シリーズのチップセット(Cougar Point)に不具合があり、リコールを行うとのこと。
この発表を受けて今日2/1からPCショップでは同チップセットを採用したマザーボード及び、それらを組み込んだショップブランドPCの販売を見合わせている。
不具合の内容は、SATAインターフェス部分で発生し、使用している内にSATAのパフォーマンスが低下するというものらしい。
対策品の出荷は2月下旬になり、通常ペースでの出荷は4月になるということらしい。
大きな期待をされて発売された新Core iシリーズ(Sandy Bridge)だが、CPU自体に問題は無くてもそのCPUを活かす為に必要なチップセットに不具合があるとは、思わぬところで躓いた感じだ。
しかも他社からはLGA1155対応のチップセットが出ていないので、事実上Sandy BridgeのCPUが使えないということになる。

PC各メーカーの春モデルに影響は出ないのだろうか?と少々いらぬ心配をしてしまう(笑)。

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