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FMV-S8200のCPU交換

先週の金曜(4/22)の夜にFMV-S8200のCPUをCeleron-M 350からPentium-M 735に交換した。
ThinkPadとは違い保守マニュアルが公開されているわけではないので、分解作業は手探りで行なった。
手始めにACアダプタとバッテリを外し、念のためHDDと光学ドライブ、メモリも外しておいた。
HDDとメモリはユーザーでの交換も可能なようになっているので取り外しは簡単だし、光学ドライブに至っては工具無しで外せたが、それ以上分解するには多数のネジを外さねばならず少々面倒だった。
CPUを交換するには
・キーボードベゼル
・キーボード
・サブ液晶パネル
・ヒンジカバー
・LCDユニット
・サーマルプレート
・ヒートシンク
を外さなければならず、私はサーマルプレートの取り外しで少々手間取ったが、これはサーマルプレートとCPUのヒートシンクがグリスで固着していたためで、少々力をいれて剥がすと外れた(ちょっと怖かったけど)。

FMVのキーボード等を外した状態

キーボードベゼル、キーボード、サブ液晶パネル、LCDユニット等を外した状態。


ここまで分解するにはネジを20本も外さなくてはならない(本体裏8本、光学ドライブベイ裏3本、LCDユニットヒンジ部2本、本体背面2本、LCDユニット下4本、キーボード左下1本)
サーマルプレートを外した状態

上の状態からサーマルプレートを外した状態。左側のファンの下にあるのがCPUのヒートシンクで、この下にCPUがある。


サーマルプレートを留めているネジはプレート上に三角マークで示されている3本とVGAコネクタを固定している2本。
サーマルプレートさえ外れてしまえばCPUクーラーが見えるので、ネジ4本を外してヒートシンクを外せばCPUを拝むことが出来る。
CPUの装着状況

ヒートシンクを固定している4本のビスを抜いて外した状態。CPUコアには硬くなったグリスが付いたまま。


CPUはソケットに装着されているので、上の写真のCPUの左側に見えるネジを回せばロックが外れるのでCPUを外すのは簡単に出来る。
後は新しいCPUを装着して分解と逆の手順で組み立てるだけだが、その際CPUコアとヒートシンクの間と、その真上のヒートシンク上部(サーマルプレートと接触する部分)にはグリスを塗布しておく必要がある。
もともとのグリスが付いていた所に塗布しておけば間違いないだろう。
CPU交換後の起動画面

CPU交換後の起動画面。右下のロゴがPentium-Mになっている。


組み立て後の起動画面を見ると右下のロゴがCeleron-MのものからPentium-Mのものに変わっていた。
BIOSの設定画面

CPU交換後のBIOS画面。CPUタイプがPentium-M 735になっている。


起動時にBIOS設定画面に入って詳細を見ると、CPUタイプがPentium-M 735と認識されていて、詳細設定画面ではSpeed Stepテクノロジを有効化するスイッチが設定可能になっていた(デフォルトでは「使用しない」になっていた)。
Speed Stepテクノロジを有効化しておいたところ、CPU-Z等で表示されるCPUクロックは低負荷時には600MHzで高負荷時には1.7GHzだったので、きちんと動作していることが確認できた。
ただクロックの切り替えには若干時間がかかるのか、super piを実行すると1ループにかかる時間がまちまちだったので、パフォーマンス重視ならSpeed Stepテクノロジは無効にしておいたほうがいいのかも。

こうして無事に我が家のFMV-S8200はPentium-Mマシンになったが、メモリの最大搭載量が1GB(それ以上入れても認識されなかった)なので、WindowsOSはXPがいいところで、VISTAや7を入れるのは厳しいだろうなぁ。

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Celeron-M搭載のPCが無くなった

昨夜FMV-S8200のCPUをCeleron-M 350(1.3GHz)からPentium-M 735(1.7GHz)に換装したら、自宅にはCeleron-M搭載のノートPCが無くなった。
現在自宅にあるノートPCで1GHz以上のクロックのCPUを搭載しているものは全てPentium-MかTurion 64 X2搭載のどちらかになってしまった。
現在自宅にあるノートで1GHz以上のCPUを搭載しているのは、
ThinkPad T42(Pentium-M 745 1.8GHz)
ThinkPad T42(Pentium-M 735 1.7GHz)
ThinkPad T60(CoreSolo T1400 1.66Ghz)
ThinkPad X31(Pentium-M(Banias) 1.7GHz)
ThinkPad X40(Pentium-M ULV 1.1GHz)
ThinkPad R50e(Pentium-M 735 1.7GHz)
FMV-S8200(Pentium-M 735 1.7GHz)
Mebius WE-50T(Turion 64 X2 TL-52 1.6GHz)
くらいで、この中でR50eとFMV-S8200は元々Celeron-M 350が載っていたが両方ともPentium-M 735に、Mebiusはmobile Sempron 3400+が載っていたがTurion 64 X2にそれぞれ載せ換えてある。
あとはT60にデュアルコアCPUを載せたいけどCore2Duoが載るのかなぁ?

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FMV-S8200のCPUを交換した

昨日FMV-S8200のCPUがmicro-PGAだと教えていただいたので、再度今晩CPUの交換にチャレンジした。
前回はマザーボードを覆うように付いているサーマルプレート(?)が外せずに断念したが、今回はなんとか外すことが出来たので、ようやくCPU周りと対面することが出来た。
CPUのパッケージは教えていただいたようにmicro-PGAで、ソケットに装着されていたので、取り付けられていたCeleron-M 350(1.3GHz)を外して手持ちのPentium-M 735(1.7GHz)に交換した。
動作チェックをするためには組み立てなければならないが、それには約30本のビスを分解時とは反対の順序で締めなければならず少々面倒だった。
なんとか組み立てが終わり電源SWを押すと通常通りに電源が入り、BIOSの設定画面にも入る事が出来たので、BIOS画面で確認するとCPUを正しく認識していることが確認できた。
Pentium-MはSpeedStepに対応しているので、BIOSの設定画面でSpeedStepの有効/無効を設定することが可能になっていた。
また電源投入直後の画面にもPentium-Mのロゴマークが表示されるようになった(Celeron-Mの時はCeleron-Mのロゴだった)。
WindowsXPのシステムのプロパティでもCPUはPentium-Mの1.7GHzとして認識されており、問題なく動作することが確認できた。
心配なのは排熱の問題だが、高負荷をかけるとCPUファンの回転が速くなるので一応はなんとかなりそうだ。

システムのプロパティ

システムのプロパティ。CPUがPentium-Mと認識されている(動作クロックはおかしいが)

CPU-Z

CPU-Zの画面。きちんとDothanコアのPentium-Mと表示されている。この時は負荷をかけていたので動作クロックも最高の1.7GHzと表示されている。

低負荷時のCPU-Zの画面。負荷が低くSpeedStepを有効にしてあるので動作クロックが600MHzと表示されている。

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FMV-S8200のCPU

普段あまり(というか殆ど)使っていないノートPCの中の一台に富士通のFMV-S8200(ビジネス用モデル)がある。
このノートのCPUはDothanコアのCeleron-M350(クロック1.3GHz)なので、同じDothanコアのPentium-M735辺りに載せ換えることが出来ないかな?と思っていた。
先日来ジャンクで複数入手したThinkPad T42にはそのPen-M735が載っていたので、その内の一つを載せてみようかと思いFMV-S8200の分解を始めた。
実は昨年も一度分解を試みたのだが、その時はサブ液晶を割ってしまい分解に失敗している(爆)。
なので、今回はもうちょっと慎重に分解してみたが、残念ながらCPUを拝むことは出来なかった。
ただCPUファン周りの配置からするとm-PGAパッケージではなくBGAパッケージっぽい感じがしたので(ソケットが無さそうに見えた)、もしそうだとするとCPUの換装は無理だということになる。
少々残念だが、今回の分解作業でキーボードの外し方が判ったのは収穫だった。

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あぁーやっちゃった

FMV-S8200を分解しようとしてサブ液晶を割ってしまった・・・・・orz
キーボード上のパネルを外そうとして少々無理な力を入れたら「パキッ!」っという音がして↓のように・・・

割れたサブ液晶。白丸の部分が割れてしまった箇所。


割れた部分にはHDDアクセスの表示があるのだが、HDDにアクセスしても全く表示されないどころか、割れた部分から右には一切なにも表示されなくなってしまった。
本来は↓のように表示されるんだけど・・・・・・

正常なサブ液晶。HDDにアクセスすると白丸の中の表示が出る。


また、光学ドライブへのアクセスがあるとHDDの表示の左隣に表示されるのだが、割れたほうではそれも出ない。
まぁ、表示だけの問題だから使えない事は無いんだけど、ちょっと勿体無かったなぁ、、、、、、分解時はもっと気をつけないと、反省。

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