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蒸した木材を牛の飼料に

北海道立総合研究機構林産試験場は道産の木材を蒸気で加工し、肉食牛の飼料にする研究を行っているとか。
牛の飼料はトウキビがメインとなっているが、繊維質の多い植物も必要で現在はサトウキビの搾りかすを発酵させたものを東南アジアから輸入しているが、価格が高騰しているため道産品を使った飼料として研究を始めたとのこと。
砕いた木材をおよそ180度の蒸気で20分ほど蒸すことで、内部に含まれている糖分を包んでいる高分子が除去され、甘みが出てくることで牛の食欲を増進させ、試験運用の結果では牛の体重の増加が促進される効果が認められるとのこと。
今後はコスト面での研究を進め、2019年度には実用化したいということだ。

輸入飼料に頼る割合が減れば安全面でも価格面でも今より安定することが期待できそうだな。

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