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ハッブル宇宙望遠鏡が科学観測を再開

米NASAは11/23からセーフモードに入り観測を中断していた「ハッブル宇宙望遠鏡(HST)」の観測を再開したと12/8付けで発表した。
HSTは運用中の3基のジャイロスコープの内1基の出力が異常値を示したために観測を中断しセーフモードに移行していたが、NASAは12/7までに3基を使用しての科学観測が可能であると判断した。
発表時点では「広視野カメラ3(WFC3)」と「掃天観測用高性能カメラ(ACS)」の運用が再開しており、今後「宇宙起源分光器(COS)」と「宇宙望遠鏡撮像分光器(STIS)」の運用を今月下旬に再開するとのこと。
打ち上げから34年以上経っても運用できているなんて凄いよなぁ(汗)。

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今度の満月は”スーパームーン”

今度の満月は8/30-31にかけて(正確には8/31の10:36頃だが昼間で月は見えない)。
しかも8/31の0:54頃に月と地球が最も接近するので今年一番距離の近い(=大きく見える)満月、いわゆる”スーパームーン”となる。
また今月2度目の満月となり、こちらは”ブルームーン”と呼ばれることもあるので、今度の満月は”スーパームーンのブルームーン”ということにもなる。
天気が好ければ写真に撮りたいところだけど、今のところの予報ではあまり芳しくないんだよなぁ・・・

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太陽系の全惑星が見られる好機

今月下旬の日没後に太陽系の全惑星が見られるチャンスが来る。
日没後の西南西の空には内惑星である水星と金星が、地球のすぐ外側を公転する火星は反対側の東の空で明るく輝く。
太陽系で最も大きい木星は南の空に、大きな輪が特徴の土星は南南西からやや西に見える。
肉眼で見るのは難しくなるが氷惑星の一つで土星の外側を周る天王星は火星と木星の間の火星寄りに、太陽系で最も外側を周る海王星は木星の少し西側に位置する。
そして我々人類が生活する地球はもちろん足元に見えることになり、太陽系の全惑星が全て見られる好機が間もなく訪れる。
次回見やすい条件で同様なことが起きるのは2061年なので、この機会に是非カメラにおさめたいところだけど、金星が日没後のわずかな間しか見られないので平日は難しいうえ、北海道の日本海側の札幌では天候が悪くなる日が多いのでなおさらチャンスは少なそうだ(汗)。

今年の6月下旬から7月上旬にかけて明け方に同じように全惑星が見られる機会があり、その時は静岡県の人が魚眼レンズで全惑星を撮った写真が報道された。
今回は日没後で、同じような写真が報道されるのかな?

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ISSが見えた

昨日は17時半前後に国際宇宙ステーション(ISS)が北海道の北側を通過する予定だった。
札幌付近の予報では雪の可能性が高かったが、朝から晴れ間が多かったので見える可能性もあるなと思っていた。
昨日は外出していたが出先でも雲が少なく(午前中は雪が激しく降ったとのことだったが)、通過予定時刻が近くなったところで一度外に出て見ると、なんとか見えそうだった。
そのまま数分待っていると西の方の空にゆっくりと動く光点が見えてきた。
出現した方位や角度からするとISSと考えて間違い無い。
ISSはゆっくりと北の方に向かい、2分程度で見えなくなった。
残念ながら三脚を持っていかなかったので撮影することは出来なかった。
一応光点のほうにカメラを向けて撮影を試みたのだけど、なにせファインダーで捉えることが出来なかったので写した数枚の写真にそれらしいものは写っていなかった。
今度はもっときちんと準備して撮影を試みたいね。

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今年のペルセウス座流星群は今日がピーク

毎年たくさんの流星が出現するペルセウス座流星群は今夜がピークとなる見込み。
今年は満月に近い(しかもスーパームーン)月が放射点近くに見えるために観測条件は良くないが、それでも明るい流星は見えると思われる。
札幌では月の出(19:22)よりも早く放射点が北北東の空に上るので、運が良ければ月が出る前に少しは流星が見られるかも。
流星の出現が増えるのは0時を廻ってからなので、その頃には放射点はほぼ北東の空の高度40度くらいの位置まで上り、月は南南東で同高度あたりに位置するので、観測する方向を工夫すれば月が邪魔にならずに観測できるかも。
子供が早くに寝てくれて、私が起きていられれば見ることが出来るかも?

「国立天文台 天文情報センター暦計算室 」

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アイソン彗星は消滅したらしい・・・

日本時間今日未明の近日点通過前に核が崩壊したと思われるアイソン彗星はその後の衛星による観測で見えなくなっていると報道されている。
近日点通過直後はNASAの太陽観測衛星でその姿が捉えられていたが、数時間後には見えなくなってしまったとのこと。
崩壊した核が近日点通過で太陽の熱により揮発成分の大部分を放出してしまって細かい塵や残骸になってしまい、太陽光を反射する部分が減少して結果的に大口径の望遠鏡でしか観測出来なくなってしまったと思われる。
肉眼でも観測可能になるかもしれないと言われていたが、その可能性は無くなってしまった。
12/4にはNHKスペシャルでISSから4Kカメラで撮影したアイソン彗星の姿を放映する予定だったが、こうなっては事前に撮影した映像しか流せなくなったかな?
またコンビニでは「アイソン彗星観測パック(380円)」なる商品が売られていたが、こうなっては売れないだろうな。
もっと大掛かりなのはJALが企画した
「チャーター機に乗って!アイソン彗星を空から眺めよう!」(http://www.jal.co.jp/domtour/ison/)
というツアーで、既に満席となっている。
実施可否の最終判断は12/3に行う予定で、彗星の崩壊や蒸発で観測不可能となった場合はツアー中止となり、その場合キャンセルフィーは発生しないとのこと。
このツアーも中止なんだろうな、やっぱり。

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アイソン彗星が消滅?

今世紀最大級の彗星として注目されていたアイソン彗星は日本時間の今日未明に近日点を通過し、太陽から離れる段階に入った。
NASAの発表では彗星の核が近日点通過前に崩壊していて、近日点通過後のアイソン彗星を確認できないとのことだ。
近日点通過で残りも融けてしまって崩壊している可能性がある。

http://spaceweather.com/
http://198.118.248.97/hotshots/index.html/
にあるSOHO衛星が捉えたアイソン彗星の連続画像では太陽(の裏側の近日点)に向かうアイソン彗星と太陽の裏側から出てくる残骸と思われるものが写っている。
写ってはいるものの近日点通過前に比べるとかなり暗くなっているので肉眼で観測できるかどうかは微妙かなぁ?
夜空に伸びる彗星の尾を見られると思っていたけどちょっと無理そうなので残念だ。

各地の天文台やSOHO衛星の運用をしているNASAでは
「アイソン彗星は?」
「たぶん、融けて蒸発してしまったのでは・・・」
なんて会話がなされていたりしてね(笑)

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今年も観れなかった

昨夜はオリオン座流星群がピークだということだったが、札幌では空を厚い雲が覆い月さえも見えない状態。
月が見えないのにもっと暗い流星が見えるわけも無く、今年も一個の流星も観る事が出来なかった。
来年5月までおあずけかな?

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