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月近傍から火星へ、それから木星と土星(タイタン)に寄って冥王星へ

西暦2199年10月8日に地球を発進したヤマトは、翌日ワープ航法のテストを月近傍と火星の間で行った。
当時の地球-火星の位置関係からその距離はおよそ2億キロ程度と思えるが、その距離を僅か1分で飛び越えている。
つまりヤマトは光速のおよそ10倍の速度での航行をしたことになるが、この程度ではとても大マゼラン雲にある太陽系サンザーまで1年で往復することは出来ない。

という話ではなく、今回書きたいのはその航路。
天文シミュレータ等を使うと判るけど、この時期の太陽系の各惑星の位置関係を見ると、タイトルのような順番で惑星を巡るのは無駄。
というのは、地球から見て火星と冥王星(と目的地の大マゼラン雲)が大雑把だけどほぼ同じ方向にあり、木星と土星はその反対側にあるからだ。
つまり火星までのワープテストの後はそのまま冥王星のガミラスの冥王星前線基地を目指したほうが時間が掛からなかった筈。
まぁ最初のワープテストでいろいろと出た不具合の為に木星方向に針路を取らざるを得なかったのかな。
また波動砲の試射の影響で破損したエネルギー伝導管を直すためにはタイタンに寄る必要があった訳だけどねぇ。
それにしても無駄な遠回りだったと思えるが、航路全体の長さを考えると誤差みたいなものか。

ちなみに今回参考にした天文シミュレータは国立天文台が配布している、「Mitaka」というソフトで個人利用であればフリーで使えるもの。

航路に関しては
ブラックゼロの趣味のホームページの残骸w(内の「シミュレーターによるヤマト航路図(太陽系内のみ)」)
に出ているのが比較的判りやすいかな?

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