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Windows10でコマンドプロンプトを管理者権限で実行

現場のPCの一台が不調だということで預かってきた。
症状としては
・スタートボタンをクリックしても反応が無い
・エクスプローラーがエラーを出して起動しない(Winwos+Eキーでも起動出来ない)
・Windows+Xキーで反応が無い
・もちろんWindwosキーを押しても反応が無い
・Cortanaも使えない
その他もろもろの異常があって通常の動作をしていない状態。
以前にも似たようなことがあり、その時はウィルスチェックをして感染ファイルを削除後WindowsUpdateでアニバーサリーアップデートを当てることで復旧した。
なのでこのPCもまずはウィルスチェックをしたところ複数の感染ファイルが見つかり削除した。
その後WindowsUpdateをしようとしたが、コントロールパネルを開くことが出来ないのでネットワーク設定の変更が出来ず立ち往生。
コマンドプロンプトでipconfigコマンドを実行しても管理者権限での実行が必要。
そこで管理者権限で実行しようとするが、”ファイル名を指定して実行”(Windows+R)からの起動では管理者権限で実行できない(cmd+Ctrl+Shift+Enterでは管理者権限で起動しない)。
いろいろ試している内にコマンドプロンプトのショートカットを作成して、プロパティから”管理者として実行”のフラグを立てればOKでは?ということになり、まずはショートカットを作成することにした。
デスクトップ上で右クリックすることは出来たので、”新規作成(X)”→”ショートカット”を選択。
”項目の場所を入力してください(T)”の右にある”参照(R)”ボタンを押すと、ファイルの一覧が表示されたので、%Systemroot%\System32\cmd.exeを探してショートカットを作成しようとしてふと思いついた。
「ここで右クリックしたらどうなるんだろう?」
試しに右クリックすると”管理者として実行(A)”がメニューに出て来た。
後はそのまま管理者として実行を押すと無事にコマンドプロンプトを管理者権限で実行することが出来たので、ネットワーク設定を変更し、あらかじめ(コマンドプロンプト上で)コピーしておいたWindows10Upgrade28084.exeを実行するとWindows10のアップデートが始まった。
さぁて、これで直ってくれれば良いなぁ。

ちなみに”Windows10Upgrade28084.exe”はWindows10のアニバーサリーアップデートを直接当てるための実行ファイルで、マイクロソフトのサイトからダウンロード可能。
実行すると必要なアップデートも同時に行ってくれるので便利。

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