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TS050が1-2フィニッシュ!

一昨日行われたWEC第2戦「富士6時間」は地元トヨタの「Toyota Gazoo Racing」のTS050ハイブリッドが1-2フィニッシュを飾った。

前日の予選でポールポジションを得たのは8号車のTS050、2番手は同じくTS050の7号車。
スタート時に予選4番手のLNTの5号車ジネッタG60-LT-P1・AERが好スタートを見せトヨタの2台に迫るが、1コーナーの立ち上がりではトヨタの2台が有利なので抜くには至らず。
その後、予選3番手の1号車レベリオンレーシングRebellion R13 – Gibsonが7号車をオーバーテイクし、12週目までこの状態が続いた。
12週目で周回遅れに引っ掛かった1号車を7号車がようやくパスし、その後はリードを広げるが、トップの8号車には遠く及ばず差が広がる一方となった。
7号車が遅れたのは開幕戦で優勝して今レースでは”サクセス・ハンディキャップ”制度に基づいた性能調整で8号車との比較で1周当たり0.4秒ほどタイムが落ちる調整を受けたため。
トップを走る8号車にも4時間ほど経過した時点で”ピットレーンにおける速度超過”による”ドライブスルーペナルティ”が提示されるが、このペナルティを受けてもトップから落ちることは無く、結局8号車が最終的に34秒ほどの差をつけてトップチェッカーを受けた。
7号車も同一周回でゴールし2位となり、3位は2周遅れの1号車。
トヨタが母国でのレースで1-2フィニッシュを達成し、WECでの連勝をさらに伸ばした。
次戦の上海では2台とも同等の”サクセス・ハンディキャップ”によるハンディを受けることになるが、検討を祈りたい。

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ポルシェ、お前もか?!

今年のル・マン24時間耐久レースで三連覇を果たしたポルシェが28日、ル・マン24時間を含む世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスから撤退すると発表した。

昨年、同じVWグループのアウディも突然の撤退を発表しているが、今年はポルシェが同様の発表をしたことになる。
これでWECに残るメーカーは日本のトヨタのみ(2018年からの参戦を表明しているチームはあるが)。
来年のLMP1クラスはいったいどうなってしまうんだろう?

ポルシェは2019-20年シーズンからフォーミュラEへの参戦を表明している。

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トヨタが今季の開幕戦で勝利!

世界耐久選手権(WEC)の今季開幕戦でトヨタが優勝した。
今季は昨年まで参加していたアウディが撤退したため、事実上トヨタとポルシェの争いとなっている。
シルバーストンで行われた開幕戦は天候の関係もあり、最後の30分で決着が着いたらしい。
最終的にはトヨタの8号車がトップを走っていたポルシェの2号車を残り13分の時点で抜き、そのままゴール。
2位はそのポルシェ2号車で3位もポルシェの1号車、トヨタのもう1台である7号車はレース中のクラッシュが原因で大きく後れクラス4位、総合23位(出走27台)に終わっている。

トヨタが優勝したのは嬉しいが、高速テクニカルコースであるシルバーストンはダウンフォースが大きいほうが有利なコースで、トヨタはハイダウンフォーススペックでレースに臨んだが、対するポルシェはローダウンフォーススペック。
なので単純に喜んでもいられない、次戦スパ・フランコルシャン(5/6)を経て、昨年残り5分で優勝を逃したル・マン24時間に向けて頑張って欲しいね!

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