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ル・マン24時間レースが終了

日本時間昨夜22時(現地時間15時)にル・マン24時間耐久レースがゴールを迎えた。
優勝は復帰2年目のポルシェの19号車でポルシェに17年ぶり17回目の総合優勝をもたらした(ポルシェチームはそれを記念したTシャツをあらかじめ用意していた)。
2位も同じポルシェの17号車でポルシェの1-2フィニッシュと言う結果になった。
3位と4位にはアウディの7号車と8号車が入り、5位はポルシェの18号車。
トヨタは2号車が8周遅れ(5位からも4週遅れ)で6位に入ったのが最高で、1号車はさらに1周遅れの8位。
トヨタ2台の間にはアウディの9号車が入り7位と、上位8台はWECに参戦している3メーカーが独占(ま、当然だな)。
各車ともトラブルが無かったわけではないが、チーム力でそれらを抑え込んだと言えよう。
その中で昨年はとらぶるに泣いたがスピードに優れたポルシェがかつての栄光を取り戻したと言うことか。

一部で期待されていたと思われるトヨタはWECの緒戦同様レーススピードが不足しており、ライバルたちと戦うのは無理な状態。
そんな状態では上位に入るにはライバルに大きなトラブルが発生してピットストップが長時間に渡るか、もしくはリタイヤするかしかなく、今回はポルシェもアウディもトラブルがが少なく、2号車が唯一長時間のピットストップをしたアウディ9号車の前でゴールするのが精一杯(それでも同一周回数)。

昨年はレースの半分以上をリードしていながら突然のトラブルでストップしたトヨタだったが、今年は大きなトラブルが無かった代わりにスピードが不足していて一度もトップ争いをすることなくレースを終えている。

こんな結果に終わったことでWECへの参戦を今年限りで終わらせることがないと思いたい。

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日産がル・マン参戦用マシンを発表した

日産が今年のル・マンをはじめとするWECのLMP1クラスに参戦させる新マシン「ニッサンGT-R LMニスモ」を発表した。
車名だけは以前発表していたが、今回アメフトの「スーパーボウル」のCM等で外観や仕様を公開した。
特徴的なのは駆動方式がFFだということ。
FF、つまりFront engine Front Driveということで、エンジンが他のマシンと違ってフロントに搭載され、駆動輪も通常のレーシングマシンと違って前輪という異色のレイアウトとなっている(過去にFFのレーシングマシンが無かったわけでは無い)。
FFレイアウトの場合は加速時も減速時も前輪に負担がかかることになるので、タイヤマネージメントが難しくなると思われるが、反面後輪の負荷は小さいのでレース中に交換するのはフロントだけで済むかもしれないというメリットはある(タイヤサイズもリアのほうが小さい)。
前後の重量バランスも気になるところだが、写真で見るとエンジンはフロントアクスル後方に搭載される所謂”フロントミッドシップ”のようにも見え、もしそうならば心配するほどフロントヘビーにはならないか。
もしかするとエンジンは市販のFF車のような横置きではなく、以前ホンダが「インスパイア」「ビガー」でやっていたような縦置きで(というかそのほうが可能性が高いと思う)、ミッドシップレイアウトを前後反対にしたのかも。

それにしても”GT-R”の名を冠しておきながらFFとはねぇ、、、かなり意外だったな(FRならスーパーGTで走らせている)。

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今年(2013年)のル・マン24時間はアウディが優勝。

今年2013年の第90回ル・マン24時間耐久レースがつい今しがたゴールを迎え、優勝は昨年に引き続きアウディだった。
ゴール時点でコックピットにいたトム・クリステンセンは自己の最多優勝記録を更新する9度目の優勝となった。
昨年は全車がリタイアしたトヨタは8号車が1ラップ遅れの2位、残り1時間を切った時点でクラッシュした7号車が4位に入賞。
総合順位は
1位 アウディ2号車(R18 E-TRON QUATTRO)
2位 トヨタ8号車(TS-030 Hybrid)
3位 アウディ3号車
4位 トヨタ7号車
5位 アウディ1号車
となった。
今年はセーフティカーが11回もコースに入ったり、ゴール1時間前に大雨が降って来るなど波乱の展開となったが、結局はLMP1クラスにワークスとして参加している2メーカーの一騎討ちを制したのはアウディだった。
トヨタも善戦したが一歩及ばなかったがよくやったと思う。

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