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トヨタ、「オーリス」にダウンサイジングターボエンジンを搭載

トヨタはCセグメントコンパクトカー「オーリス」をマイナーチェンジし、かねてから噂されていた1.2Lターボエンジン搭載の「120T」グレードを追加して発売した。
2/21付けの記事「トヨタが「オーリス」に1.2Lターボを搭載?」に書いた内容がほぼそのまま発表になった形だ。
アトキンソンサイクルエンジンにターボを組み合わせて低負荷時と高負荷時での熱効率をそれぞれアップし、加えてエンジン自体の小型化&軽量化で燃費を向上させようと言うことだ。
月間販売目標は1,000台と少ないが、これはメイン市場がヨーロッパのためで、実際昨年一年間の国内販売台数は8,838台で同社の最量販車「アクア」の4%弱にしか過ぎない。

新しい1.2Lターボエンジン(8NR-FTS)を搭載した「120T」は最も排気量が小さいにもかかわらず「オーリス」の全グレード中最も高い2,590,037円のプライスタグが付けられた。
この中には標準装備化された「Toyota Safety Sense C」(メーカーオプション価格54,000円)が含まれているし、そもそもプレミアムコンパクトカーという位置付けとはいえ少々高く感じられる。
これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれだけど、私としてはもはやコンパクトカーの価格では無いと思うな。
ライバルの「GOLF」よりは安いけど、その「GOLF」に販売面で負けている理由をもう少し考えた方が良くは無いだろうか?

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ホンダが「アクティ」「バモス」両シリーズを一部改良

ホンダは軽自動車の「アクティ」「バモス」両シリーズをマイナーチェンジして3/19に発売した。
今回のマイナーチェンジは「アクティ」(バン、トラック共)と「バモス」(「バモスホビオ」を含む)及び「アクティ・トラック特装車」(4/16発売)が対象で、装備の変更と燃費の向上がメインとなっているて、一部カラーリングも追加されている。
「アクティ・トラック」は現在でも月間販売台数が4桁とまだ好調(それでもスズキ・ダイハツに比べるとかなり少ない)だが、「アクティバン」は2月の販売台数が872台、「バモス」に至っては「バモスホビオ」及び商用車の「バモスホビオプロ」を合わせても540台と低迷しておりスズキの「エブリィ」やダイハツの「ハイゼット」等に大きく水をあけられている。
今回のマイナーチェンジが起爆剤となって販売台数が上向きになると良いけど、燃費向上と言っても他社のハイト系ワゴンには遠く及ばないのでかなり厳しいかな?
やはりメインは「アクティ・トラック」の燃費向上だと思うけど、これってスズキの「キャリイ」やダイハツの「ハイゼットトラック」への対抗措置なんだろうな。

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トヨタが商用車「プロボックス」「サクシード」をマイナーチェンジ

2002年7月に発売されたトヨタの商用バン「プロボックス」及び「サクシード」が大幅なマイナーチェンジを受け、9月から販売されることになった。
今回のマイナーチェンジではフロント回りの意匠が大きく変更され、これまでのイメージとは大きく異なっている。
これは1.3L(プロボックスのみ)及び1.5Lのエンジンを両方とも新しいエンジンに変更したのに伴い、エンジンルームを含むフロントセクションの設計を一新したためと思われ、これにより両車で異なっていた全長が同じ4,245mmに統一された(今まではプロボックスが5cm短い4,195mm)。
キャビン以降は従来型を踏襲し荷室のサイズ等に変更は無い。
注目のエンジンだけど、1.3Lは従来の2NZ-FEからヴィッツに搭載されている1NR-FEに変更され、最大出力が87psから95psに向上、最大トルクは12.3Kgmで変化は無いが発生回転数が4,400rpmから4,000rpmに下がって低速側にシフトしている。
1.5Lのエンジンは型式こそ1NZ-FEで変化が無いが、高圧縮比化・クールドEGR・バルブタイミングの最適化・内部フリクションロスの低下等で最大出力は同じだが、最大トルクが14.4Kgmから13.9Kgmに低下し、発生回転数も4,200rpmから4,800rpmへと高回転側にシフトしている。
エンジンの変更に合わせて組み合わされる変速機も従来の5速マニュアル及び4速ATからCVTに一本化されている。
これらエンジンや変速機の変更により燃費は1.3L車が17.6Km/Lと従来の15.4Km/L(AT)~16.8Km/L(MT)より向上、1.5L車はさらに燃費が良くなり18.2Km/Lと従来の15.4Km/L(AT)~16.5(MT)より大きく向上している(全てFF車の数値)。
燃費が向上したため平成27年度燃費基準+10%達成(FF)もしくは平成27年度燃費基準達成(4WD)のため全車エコカー減税対象となった。

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日産「ジューク」がマイナーチェンジ

特徴的なフロントマスクがウリの「ジューク」がマイナーチェンジを受けた。

今回のマイナーチェンジはデザイン面の変更が主で、特徴的なフロントのデザインを中心に変更を受けている。
目立つところでは目のように見えるフロントのコンビネーションランプが従来の三角形からフェアレディZのテールランプのようなブーメラン型になり、その他バンパー形状やフロントグリルも変更されている。
またボディーカラーとして「フェアレディZ」「スカイラインGT-R」のイメージカラーを引き継いだ色を選べる80周年記念モデル”80thスペシャルカラーリミテッド”も追加された。
選べる色は「フェアレディZ(S30)」の240ZGのイメージカラーである「マルーン」と、同じく「フェアレディZ(S30)」のスペシャルグレードであるZ432のイメージカラーである「オレンジ」、「スカイラインGT-R(R34)」のイメージカラーである「ブルー」とホワイト。
これらの色は過去のモデルと全く同一の色では無くあくまでもイメージ。

発売から4年が経過し、月間販売台数も1,000台を割り込み、ライバルとなるホンダ「ヴェゼル」の1/10程度しか売れない月が目立ってきたので、ここらでてこ入れとなったわけかな?
というか何ヶ月か前から噂されていたので予定通りだけどね。
今回のマイナーチェンジで多少なりとも販売が上向くのだろうが、根本的な解決にはならないような気がする・・・

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トヨタの「ラクティス」がマイナーチェンジしていた

トヨタが5/12にコンパクトカー「ラクティス」のマイナーチェンジを実施していた。
今回のマイナーチェンジではフロントグリルにメッキを施す等して精悍なイメージになっている。
内装面でも改良がされ、アイドリングストップ(Toyota Stop & Start System)搭載グレードにはTFTパネルを採用したマルチインフォメーションディスプレイを搭載する等の装備改良がされている。
メカニズム面では1.3Lエンジン車に「ヴィッツ」に搭載された新開発の「1NR-FKE」を搭載し、これによりJC08モード燃費が最高で21.8Km/L(アイドリングストップ搭載車、非搭載車は20.0Km/L。)と旧型に比べて17%ほど改善されている。
これで1.3Lエンジン車のほうが1.5Lエンジン車(FF:19.0Km/L-20.6Km/L、4WDは16.6Km/L)よりも燃費が悪いという逆転現象が解消されている。

「トレジア」としてOEM供給を受けているスバルも同時にマイナーチェンジを発表し、こちらは5/30から発売としている。

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トヨタが「ヴィッツ」をマイナーチェンジし発売

トヨタ自動車は昨日4/21にコンパクトカー「ヴィッツ」をマイナーチェンジし、発売した。
今回のマイナーチェンジの目玉は新開発した1.3Lエンジンで、先日マイナーチェンジした「パッソ」同様アトキンソンサイクル化したエンジン(1NR-FKE)を搭載したグレードが登場。
この新エンジンとアイドリングストップ(スマートストップ)を搭載したグレードの燃費は21.8Km/Lから25.0Km/Lに向上。
従来と同じ1Lエンジン(1KR-FE)にもスマートストップ搭載グレードを追加しその燃費は24.0Km/Lと向上、非搭載グレードも従来の20.8Km/Lから21.6Km/Lと僅かながら向上している。
さらに1.5Lエンジン(1NZ-FE)にもスマートストップ搭載グレードを追加し、燃費を従来の18.8Km/Lから21.2Km/Lへと向上させ、スマートストップ非搭載グレードも19.6Km/L(CVT車)と僅かながら燃費がアップしている。
従来型の1.3Lエンジンを搭載し、なおかつスマートストップ非搭載の4WDは従来と同じ18.0Km/L(オプション等の装着で車重が1,090Kgを超える場合は17.4Km/L)で変化なしとなっている。
#これじゃ4WDを買う人がいなくなっちゃんじゃぁ、、、

外観もフロントグリルとフロントバンパーのデザインを大胆に変更し、より精悍な顔つきになったのが目に付く。

価格は1,155,600円(消費税抜き1,070,000円)~1,994,073円(消費税抜き1,846,364円)で、売れ筋となると思われる1.3U(FF)は1,698,545円と意外と高い・・・
これじゃコンパクトハイブリッドの「アクア」の中間グレードである”S”の1,861,715円と20万円も違わない・・・燃費の差を考えると「アクア」のほうが長い目で見て得なのかも?

なんにせよそれなりには売れている「ヴィッツ」がこのマイナーチェンジで販売に火がつくのかな?

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トヨタ「パッソ」のマイナーチェンジが正式に発表された

先日このブログでも取り上げたトヨタ「パッソ」のマイナーチェンジが正式に発表された。
先日の記事「トヨタ「パッソ」がもうすぐマイナーチェンジ」で書いたように新エンジン(1KR-FE)を搭載した1Lのグレードは燃費が「ミラージュ」(27.2Km/L)を上回る27.6Km/Lを達成(FF車)。
この新エンジンは最大熱効率が約37%と現在のガソリンエンジンの中では最も効率が良く、停車前の9Km/hで作動するアイドリングストップ機構と相まってハイブリッドを除く登録車中で最高の燃費となった。
#先日は1.3Lエンジンも新開発のエンジンになると書いたが、発表された内容等を見ると従来と同じ仕様なのでエンジン自体に変更は無い模様だ。
アイドリングストップの無いグレード(1.0X“V package”)の燃費は23.4Km/L(従来比+2.2Km/L)なので、アイドリングストップの効果が高いことがわかる。
その他4WD車(アイドリングストップ無し)が21.0Km/Lと2.0Km/Lの向上、1.3Lエンジン(1NR-FE)搭載グレードが19.0Km/Lで変化無しとなっている。
1Lエンジンのスペックを見ると最高出力・最大トルクの数値は変更無いが、最大トルクの発生回転数が3600rpmから4400rpmに上がっているので、低回転時のトルクが減っている可能性もあり、そうなると通常走行時の発進加速等に影響が出ているかもしれない(CVTの制御で影響が無いかもしれないが)。
価格は1,098,655円(1.0X“V package”)から1,652,400円(1.0+Hana“G package”4WD)で、若干の値上げとなっている。

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トヨタ「パッソ」がもうすぐマイナーチェンジ

トヨタが販売する登録車の中で最も小型の「パッソ」がもうすぐマイナーチェンジする。
今回のマイナーチェンジでの注目は新開発のエンジンで、「アクア」等に搭載されているハイブリッド用エンジンと同じアトキンソンサイクルとなり、その結果燃費が大幅に向上する見込み。
特に1Lエンジンを搭載するグレードでは現在登録車(非ハイブリッド)最高の三菱「ミラージュ」の27.2Km/Lを上回ってくることになりそう。
1.3Lエンジン搭載グレードでも26Km/Lを超えてくるとの噂もあり、こちらもクラストップとなりそう。
この1.3Lエンジンは「ヴィッツ」にも搭載されるとのことなので、「ヴィッツ」の燃費もかなり向上することになりそうだ。
最近の「パッソ」は月間販売台数が3千台~5千台程度(3月は6,665台)で、コンパクトカーとしてはあまり芳しくない状況(それでも「マーチ」や「ミラージュ」よりはずっと多いけど)。
今回のマイナーチェンジでどれくらい上積み出来るのかな?

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トヨタ「86」をマイナーチェンジし6月から販売

600万台以上のリコールを発表したトヨタが、スポーティーカー「86」のマイナーチェンジを発表した。
内容はダンパーのセッティング変更とルーフアンテナをポールタイプからシャークフィンタイプへの変更程度。
このシャークフィンタイプのアンテナにはトヨタ車として初めてラジオのアンテナが内蔵されたとのこと(今までのトヨタ車では内蔵されていなかった)。
昨年1年間で12,406台を販売した「86」だが12月以降は月に700台前後しか売れていなかったので、このマイナーチェンジでてこ入れ出来るかな?

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トヨタ、「アクア」をマイナーチェンジ

トヨタ自動車がハイブリッド(HV)車「アクア」のマイナーチェンジを行い、9月にホンダの「フィットハイブリッド(ベースグレード)」に抜かれた燃費(35.4Km/L)を1.6Km/L向上させ37.0Km/Lとした。
これによりプラグインハイブリッド車を除く中での燃費No.1の座を奪い返した。
ただし「L」グレード以外はメーカーオプション装着で車重が1,090Kg以上となる場合の燃費は33.8Km/Lとなり、「フィットハイブリッド(L・パッケージ、F・パッケージ)」(33.6Km/L)とほぼ同等となる。
ちなみに北海道では必須の「寒冷地仕様」にした場合は車重が+10Kgとなるので、燃費は上記の通り33.8Km/Lになる。
その他にもサイドエアバッグやオーディオパック、LEDヘッドランプパッケージでも+10Kgとなるので、「フィットハイブリッド」同様37.0Km/Lというのはカタログ上の見た目の数値となりそうだ。

この燃費向上に関しては数ヶ月前からトヨタの役員が半ば公然と話していたので特に驚くことは無かったが、想像よりも僅かに発表が早かったな、という感じだ。
今回のマイナーチェンジは燃費の向上だけでなく、足回りのセッティングを変更して乗り心地を向上させた他、遮音材の追加で走行ノイズの車内への侵入を軽減し静粛性も向上させ、「L」グレード以外にはドアミラーの自動格納機能(キー連動)とフロントガラス撥水機能を追加し、ヒルスタートアシストシステムも改良したとのこと。
発売は12/2で、価格は最廉価の「L」グレードが170万円、「S」グレードが181万円、「G」グレードが187万円、「G“ブラックソフトレザーセレクション”」が195万円となっていてマイナーチェンジ前と比較してそれぞれ1万円のアップとなっている(北海道と沖縄は別価格)。

また同時にG’sアクアも発表され、G’sアクアの価格は222万円で発売日は12/9と発表されている。

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