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スズキの「イグニス」「バレーノ」にもハイブリッドを設定?

スズキが昨年(2015)の東京モーターショーに出展したコンパクトカー「イグニス」「バレーノ」は日本国内でも発売される模様。
サイズ的には同社の「スイフト」より若干小さく大きくなり(3,700mm×1,660mm×1,595mm3,995mm×1,745mm×1,470mm)、よりコンパクトになっているがクロスオーバー車的になっていて雪道でも安心感がある車となっている3ナンバーとなって「スイフト」よりも上級車ということになりそう。
パワートレインには1Lターボのブースタージェット及び1.2Lのデュアルジェットと1.3Lのディーゼルエンジンが用意され、日本国内向けには1.2Lの搭載が有力視されている。
さらに「ソリオ」に搭載したマイルドハイブリッドも用意される可能性が高く(東京モーターショー出展時にも搭載)、このハイブリッドの燃費は車高が高く重たい「ソリオ」よりも向上することが見込まれる。
つまり27.8Km/Lを超えて来るということになりそうだ。
ここのところ「アルト(ワークスも)」を始めとして魅力的な車を送り出しているスズキだけに期待しても良いかも。

記事を書いた後で「イグニス」ではなく「バレーノ」だったことに気付いて訂正しました。

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スズキの「ソリオ」にマイルドじゃないハイブリッド追加?

スズキの「ソリオ」は小さい車体ながら車室が広いことで人気がある。
昨年のフルモデルチェンジ時にマイルドハイブリッドが追加され販売が好調。
このハイブリッドは軽自動車の「ワゴンR」等に採用された「S-エネチャージ」と同じ物で、発信加速時等の一部のシチュエーションでしかモーターによるアシストが無い。
ところがこの2月には条件によってはモーターのみでの走行も可能な所謂”ストロングハイブリッド”を搭載したモデルが追加されるとのこと。
現在日本で売れている”ハイブリッド”の殆どはこの”ストロングハイブリッド”で、「ソリオ」の他に”マイルドハイブリッド”を採用しているのは日産の「セレナ」くらい(しかも「セレナ」の燃費はライバルである「ノア/ヴォクシー」の非ハイブリッドモデルに劣る)。
スズキとしても”ストロングハイブリッド”の必要性は痛いほどわかっているはずで、独自に開発していたのがようやく日の目を見ることになりそうだ。
この新しい独自開発のハイブリッドシステムは、モーターをデフにつないで駆動するもので、エンジンとデフをクラッチで切り離せばモーターのみでの走行が可能になり、発進時や一定速度の範囲でエンジンを止めてモーターで走行することで燃費の向上が期待できる。
ハイトワゴンボディながら1トンを切る軽い車重でかなりの燃費(現在のマイルドハイブリッドのFFで27.8Km/L)を叩きだして来ると、ハイブリッドで先行しているトヨタやホンダもうかうか出来ないぞ(笑)。

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トヨタの「ヴィッツ」にハイブリッド追加

ちょっと前の話になるけど、昨年暮れに一部の新聞等でトヨタの「ヴィッツ」にハイブリッドが追加されると報道された。
「ヴィッツ」はダイハツからOEM供給を受けている軽自動車の「ピクシス」シリーズを除くとトヨタの中で2番目にコンパクトな車で、現行モデルは三代目となる。
初代と二代目はヒットしたが、現行モデルはデザイン路線を変えたためかいまひとつ売れ行きが良くないうえ、ハイブリッド専用の「アクア」が出たので目立たない存在となっている。
現行モデルが出たのが2010年なのでそろそろフルモデルチェンジをしても良い頃なのだが、今のところその予定は無く来年(2017年)には大掛かりなマイナーチェンジを行うとされている。
注目のハイブリッドモデルはこの時に追加される予定で、ハイブリッドシステムは「アクア」と同じ1.5LエンジンプラスモーターのTHSIIとなる。
実は「ヴィッツ」のヨーロッパ向け輸出モデル「ヤリス」には既にハイブリッドが設定されていて、これが日本にも導入されることになるわけで、新規に開発するわけではない。

実は私は「アクア」の発表直後に展示車を見に行ったことがあり、その時に後部座席に座ってみて幻滅したため現在日本で一番売れている「アクア」には全く魅力を感じない。
「これなら「ヴィッツ」にハイブリッドを設定すれば良いのに」
と思っていたのがようやく実現することになったわけだが、今となっては遅きに失した感は拭えない。
車体サイズがほぼ近い「アクア」と競合するためだろうか「ヴィッツ」にハイブリッドを設定してこなかったトヨタがようやく重い腰を上げたわけだが、販売上位がハイブリッドとミニバンでほぼ占められている状況を考えれば無理も無いところか。
実際昨年11月の販売台数上位10車種の内、ハイブリッドの設定が無いのは「ヴィッツ」と日産の「ノート」だけ。
これでハイブリッドが追加されれば同じく後からハイブリッドが追加された「カローラ」のように販売台数が上向くことは間違い無いと思われる。
なにせ「ヴィッツ」は「アクア」よりデビューが1年早く、その翌年(2011年)一年間で月間販売台数が1万台を下回ったのは東日本大震災の影響を受けた4月と5月(この2ヶ月はトップのホンダ「フィット」でも一万台を下回っている)及び12月の3ヶ月だけ。
ところが2011年12月に「アクア」が発売されると直後の2012年1月から販売台数は逆転し、「ヴィッツ」の月間販売台数は常に1万台を割り込むこととなったということはユーザーが「アクア」に流れた証拠。
それ以降の販売台数が横這いと言うのはさすがトヨタの販売網の力と思うけど、かつての勢いが無いのは確か。
来年のハイブリッド追加で「アクア」(だけでなく他社のコンパクトカー)のユーザーを取り戻すことが出来るか?

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ホンダ、「オデッセイハイブリッド」を先行公開!

ホンダがかねてから噂になっていた「オデッセイハイブリッド」をWEBで先行公開している。
専用サイトによるとハイブリッドシステムは噂通り「i-MMD」を採用していて、注目の燃費は26.0Km/L(JC08モード)とライバルの「アルファード/ヴェルファイア ハイブリッド」の19.4Km/Lを大きく上回りクラストップを達成。
ハイブリッド化にあたってバッテリー類は1列目シート下に配置することで車内スペースへの影響を無くしている。
安全装備としては「ホンダセンシング」搭載グレードを設定する模様。
その他詳しい仕様は未公開で、今後公開されることを期待したい。
発売は大方の予想通り2016年2月を予定している。

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「ステップワゴン」にもハイブリッド追加?

今年の4月にフルモデルチェンジしたホンダのミニバン「ステップワゴン」は5ナンバーサイズ一杯(スパーダは全長が3ナンバーサイズ)のボディを直列4気筒の1.5Lターボエンジンで走らせる。
これまでは2LのNAエンジンだったのを排気量を小さくしたダウンサイジングターボに切り替えたわけだ。
そのため燃費は先代の11.6~15.0Km/Lから15.0~17.0Km/Lに向上していて、ライバルのトヨタ「ノア/ヴォクシー」の14.8~16.0Km/L(2Lガソリンエンジンモデル)を僅かに上回っている。
とはいえ「ノア/ヴォクシー」にはトヨタの伝家の宝刀であるハイブリッドシステム”THS II”が搭載されたモデルがあり、こちらの燃費は23.8Km/Lなのでこれには遠く及ばない。
そこで以前からホンダも「ステップワゴン」にハイブリッドを採用するのではないか?という噂があり、これがどうも本当に出るかもしれない。
噂では搭載されるハイブリッドシステムは「アコードハイブリッド」と同じ2モーターの「i-MMD」だとのこと。
つまり2Lのエンジンで発電して一部の条件以外ではモーターで走行するということになる。
元がターボとはいえ1.5Lのエンジンを搭載している車体に2Lのエンジンとモーター等の補機類(+駆動用バッテリー)を載せることになるわけで、重さはどうしても重くなってしまう。
「アコードハイブリッド」の場合ガソリンエンジン車(北米向け)よりハイブリッドの車重がおよそ160Kg増加しているので、そのまま当て嵌めると「ステップワゴンハイブリッド(仮)」は1790Kg(1.5 B)から1860Kg(1.5 スパーダ クールスピリット)とかなり重くなる。
「アコードハイブリッド」の燃費は30.0Km/Lだけど、この車重と高い車高による空気抵抗のため「ステップワゴンハイブリッド(仮)」の燃費は良くて25Km/L前後か。
少なくとも「ノア/ヴォクシー」の23.8Km/Lは超えて来ると考えられるが、実際にはどの程度の数字で出て来るか・・・
価格も「ノア/ヴォクシー」のハイブリッドは同程度のグレードのガソリンモデルに比べて40-50万円弱高い設定となっていて、300万円前後の価格帯となっている。
「ステップワゴン」も同程度の価格上乗せだとすると、「1.5 G」でも300万円の手前まで上がってしまう。
さらに排気量区分が一つ上がるので自動車税も上がることになり、燃料費以外の維持費が却って高くなってしまう。

うーん、こう考えて行くと「アコードハイブリッド」のシステムをそのまま載せるのは勿体ないかも・・・
元々の1.5Lターボエンジンの出力が110Kw(150PS)のところにシステム出力146kW(199PS)は必要ない(とは言いすぎかもしれない)。
そうなるとなにも2Lエンジンを積むのではなく、「ヴェゼルハイブリッド」に搭載した1.5LのLEBエンジン(97Kw(132PS))でも良いし、さらには「フィットハイブリッド」のLEB(非直噴、81Kw(110PS))でも良いかも。
これはモーター(124Kw(169PS))とバッテリー(41Kw(56PS))を「アコードハイブリッド」と同じ物を使う前提ではあるし、モーターとエンジンのマッチングも考えなくてはならないけど、数字だけを考えたらアリかも。
待てよ、それなら「i-MMD」じゃなくて「ヴェゼルハイブリッド」と同じ「i-DCD」(システム出力112Kw(152PS))でも良いんじゃないか?
でもこのシステムはモーター出力が小さいので、車重1300Kg前後の「ヴェゼルハイブリッド」でも燃費が27Km/L。
さらに300Kg以上も重くなる「ステップワゴンハイブリッド(仮)」では「ノア/ヴォクシー」の23.8Km/Lを超えるのは難しいか。

まぁどんな風に仕上げて来るかは分からないけど、この「ステップワゴンハイブリッド(仮)」は早ければ来年(2016年)3月にもデビューするのでは?と噂されているので、そう長くは待たなくてもはっきりするかもね。

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ホンダ「オデッセイハイブリッド」のデビューは来年2月?

ホンダの最上級ミニバン「オデッセイ」にハイブリッドが追加されるのは来年2016年の2月頃になりそうとのこと。
発売(2013年11月)当初は売れ行き好調だったがその勢いも長続きせず、以前からハイブリッドの投入が噂されていたところ、ようやく登場する見込みとなった。
搭載されるハイブリッドシステムは以前から囁かれていた通り「アコードハイブリッド」に搭載されている「i-MMD」。
このシステムはエンジンをほぼ発電専用として使い、一部の条件以外ではモーターのみで走行するシステム(高速道路の様な速度域の高い場合のみエンジンでタイヤを駆動)。
車重が1.6tを超えるセダンで30Km/Lという優れた燃費を実現したこのシステムを搭載することで販売に一気に弾みをつけたいところだろう。
気になる燃費がどうなるかだけど、車重が「アコードハイブリッド」より200Kg以上重くなることや、車高が高く空気抵抗が増えることから良くても22-24Km/L程度ではなかろうかと勝手に予測。
これでも現行のガソリンエンジンモデルの11.6~14Km/Lを大きく上回るし、ライバルであるトヨタの「アルファード/ヴェルファイア」ハイブリッドの19.4Km/Lをも上回る。
この低燃費を武器に売り上げが伸びれば良いけど、ネックはi-MMDのコスト。
ガソリンモデル+30万円程度の価格を設定出来れば売れるとは思うけど、それでも売れ筋のアブソルートで330万円からとなるし、アブソルートEXになると390万円程度になる。
うーん、どうかなぁ???

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スズキが「ソリオ」にハイブリッドを追加?

一部報道ではスズキが小型車の「ソリオ」にハイブリッドを追加するとされている。
「え?既にハイブリッドがあるんじゃないの?」
と思った人はいると思うけど、それは正解。
ただ、現在の「ソリオ」に設定されているハイブリッドは軽自動車用の「S-エネチャージ」の小型車版というもので、モーターのみでの走行が可能なトヨタのTHS-IIやホンダのi-MMD・i-DCDとは異なりあくまでもモーターはエンジンの補助をする”マイルドハイブリッド”。
それに対し今回報道されているのはモーターのみでの走行も可能な”ストロングハイブリッド”を「ソリオ」に搭載するらしいということ。
現在販売されているマイルドハイブリッドは燃費の点では非ハイブリッドを大きく超えるものでは無く、ざっと試算しても10万キロ走っても車体価格の差を燃料代で取り戻せない。
そこでもっと燃費を稼げる”ストロングハイブリッド”を追加しようということなのだろうが、あの小さなエンジンルームに収まるのだろうか?
それにスズキはレンジエクステンダーの研究はしていたのは知ってるけど、ストロングハイブリッドの開発をしていたなんて知らなかった。
一体どんなシステムになっているんだろう?その点は興味を惹かれるな。

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スズキ「スイフト」日産「ノート」にHV設定か?

自動車関連のニュースサイトによると、スズキの「スイフト」及び日産の「ノート」にそれぞれハイブリッドシステムの搭載が予想されるとか。
「スイフト」は来年にもフルモデルチェンジが予想されているが、その際にハイブリッドを設定するらしい。
スズキには軽自動車に搭載された「S-エネチャージ」を小型自動車用にしたシステムがあり、今年8月にフルモデルチェンジした「ソリオ」に搭載して「マイルドハイブリッド」と称している。
これを次期「スイフト」に搭載するとのことだけど、これは容易に予想できるものなので意外性は皆無。

それに対して日産が「ノート」にハイブリッドを搭載すると言うのは(EVを推進しているのもあって)ちょっと意外だったかも。
というのは日産のハイブリッドは独自の「1モーター2クラッチ」のシステムで「フーガ」や「スカイライン」という大きなFR用として開発され、今年なってようやく「エクストレイル」にFF用を開発して搭載したばかり(「セレナ」用のマイルドハイブリッドがあるけど、あれをハイブリッドと言うのはちょっと)。
それをそのままコンパクトカーの「ノート」に搭載するのは無理なので、小さなシステムを開発中なのだろう。
これがようやく実用化に向けて目処が立ったというところで、発売から3年少々が経過し同社の「マーチ」よりは売れているけどトヨタ・ホンダのコンパクトカーには販売台数で差を付けられている「ノート」に搭載するのではないかと言うことか。
もし「ノート」にハイブリッドが追加されることになれば、自然吸気・スーパーチャージャー・ハイブリッドの3つのパワートレインが揃うことになり、これはこれで面白いかも。

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「オデッセイ」のハイブリッドは発売延期

ホンダはミニバン「オデッセイ」にハイブリッドを追加し、年明けにでも発売する予定だったが、この予定を3月に遅らせる見込みとなった。
社長交代による業務や営業戦略の見直しの中での予定変更らしい。

現行「オデッセイ」は2.4Lのガソリンエンジンを搭載しているが、これに替わって「アコードハイブリッド」に搭載している「i-MMD」を搭載するのが「オデッセイハイブリッド」。
搭載するエンジンも「アコードハイブリッド」と同じLFA型直列4気筒DOHC(1993cc)となるので、自動車税も安くなる。
「アコードハイブリッド」はバッテリーや制御モジュールを車室とトランクの間のリアシート後ろに搭載しているが、3列シートのミニバンである「オデッセイ」ではこの場所には配置できないので、小型化した制御モジュールを新開発してフロントシート下に配置することで車室内の広さを確保した。
重くなる車重と高い車高のため「アコードハイブリッド」並の燃費(30.0Km/L)は無理だろうが、Lクラスミニバンの中ではトップクラスの燃費でデビューすることは期待出来る。
このクラスの燃費はトヨタ「アルファード」のハイブリッドで最高19.4Km/Lなので、少なくともこの数字を上回らないと商品としても魅力に欠けることになるだろう。
ガソリンモデルの燃費は11.6~14Km/Lなので最低でも20Km/Lを超えてこないとインパクトが無いと思われる。
また価格も高すぎると車両代の差を燃料費の差で埋めるのが難しくなるから、ガソリンモデル+30万以内に抑えて来ないかなぁ?
それと降雪地域には4WDモデルが必要だと思うが、「アコードハイブリッド」には設定が無いのでどうなるかな?

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ホンダは「オデッセイハイブリッド」を出展予定で”近日発売”

ホンダは東京モーターショー’15にミニバンの「オデッセイハイブリッド」を出展する。
以前から噂されていた通り「オデッセイ」にハイブリッドモデルを追加と言う形になる。
ハイブリッドシステムは「アコードハイブリッド」と同じ「i-MMD」で、エンジンも同じく2Lのアトキンソンサイクルエンジンとなる。
ハイブリッド用のバッテリーや制御機構は「アコード」では後部座席とトランクの間に配置されていたが、「オデッセイハイブリッド」ではこれらを小型化して1列目シートの下部に配置することで車室内のスペースをガソリン車と同じにしている。
「アコード」に比べると重たく車高も高いので、燃費は「アコード」の30Km/Lを下回ると予想されるが、ライバルとなるトヨタの「アルファードハイブリッド」「ヴェルファイアハイブリッド」の17Km/L(2WD)は上回り、20Km/Lの大台を超えて来ることも考えられる。
早ければ2015年中にも発売される見込みだが、気になるのは「アコード」には設定の無い4WDモデルが用意されるかどうか。

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