More from: ウィングレット

セグウェイが公道でも走行可になる・・・とはいえ、これでは・・・

先週末のニュースの中で
「国土交通省は、立ち乗り電動二輪車セグウェイなどの「移動支援ロボット」を公道で走らせる実験を今年7月にも全国で実施すると発表。」
というのがあった。
セグウェイはその発表当時は話題になったが、日本では公道での走行が認められなかったのでほとんど普及しておらず、イベント会場等の私有地内でデモンストレーションや体験会が行われている程度。
一部地域(構造改革特区の認定を受けたつくば市等)では実証試験を行っていたが、特に大きな問題は発生していないという結果を受け、特区認定が無くても利用が行えるようにするとのことだ。

と、ここまで読むと公道走行が解禁されるように思えるが、実はそんなに簡単には乗ることが出来ないようになるようだ。
まず車両として公道で走行するため
・幅70センチ以内、最高時速10キロ以下など
という条件があり、これを満たせば小型特殊自動車か原動機付き自転車として認定されるとのこと。
これが本当なら市町村に登録してナンバープレートの交付を受ける必要があり、運転には当然ながら小型特殊か原付の運転免許の所持が必要となる。
まぁここまでは良いとしてもだ、次の条件は結構ハードルが高い。
その条件とは、
・通行は道路幅が3メートル以上の歩道などに限り、地元の警察署で道路使用許可を受ける。
・危険防止のため誘導員の配置も必要。
の二つ。
この二つの条件は実証実験を行っていたつくば市等で課せられていた条件で、これを全国でも適用するとのこと。
つまり自分で好きなところに行くために使用することは出来ず、個人での使用には殆ど使えないと言うことだ。
せいぜい観光地等で決められたルートを回るとか、メーカーが多様な道路条件で試験を行うといったような用途に限られることになりそうだ。

←クリックしてくれると嬉しいです。