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「イプシロンS」エンジンの爆発事故原因をJAXAが公表

今年七月に秋田県能代市のJAXA試験施設で起きた「イプシロンS」ロケットの2段目エンジン燃焼試験中の爆発事故の原因をJAXAが公表した。
JAXAによると点火装置の金属部品が溶融し飛散して断熱材を損傷させたため、圧力容器に想定以上の熱が加わって爆発につながったとしている。
元々M-Vロケットの3段目の流用の筈なんだけど、部品の製造誤差によるものなのか、それとも改良部分の一つなのか?
どちらにしてもその部品の改良が必要ということが判ったのは進歩だ。

事故によって全壊した設備は修復が困難なために今年度中に解体して撤去する予定とのこと。
直すより壊して新築した方が早くて安いのかな?

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イプシロンSのエンジン試験で爆発

今日9時過ぎ、秋田県能代市にあるJAXAの能代ロケット実験場で爆発が起きた。
爆発したのは9時から燃焼試験中だった固体燃料ロケット「イプシロンS」の2段目ロケットモーターと思われ、TVを含むマスコミ等の取材の中で試験設備の屋根が持ち上がるほどの爆発が発生。
119秒間の燃焼が予定されていたところ、57秒時点で異常が発生したとの報道もある。
エンジンになんらかの異常が起きたのだろうが、試験で不具合が見つかって良かったな。

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イプシロン6号機の失敗原因が発表されている

去年の十月に打ち上げが失敗し指令破壊されたロケット「イプシロン」の6号機の失敗原因が一昨日4/18にJAXAから発表されている。
発表によると原因は姿勢制御装置に燃料を送る膜が製造時に破損して配管を塞いでいたためとされている。
設計段階での不良では無く製造工程での不良ということなので、根本的な設計変更は不要と思われるのは幸いだった。
今後の打ち上げは現在開発中の後継機「イプシロンS」で行われる予定で、JAXAは姿勢制御装置の設計変更と製造工程や検査項目の見直しを行うことで信頼性の向上を目指すとしている。

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