JAXAが昨年十二月に打ち上げたものの2段目エンジンの1回目の噴射が早期に終了してペイロードである「みちびき5号機」の軌道投入に失敗した件に関する報告会を開催した。
最新の報告によると、断言こそしていないが原因は「日本の夏」(の高温多湿)に行きつくと言う。
衛星搭載部の「衛星搭載アダプタ」の一部部材の製造時の接着工程で使われた接着剤が空気中の水分を吸って接着力が低下、保管状態で剥離を起こし、打ち上げ後のフェアリング分離時の衝撃で衛星を機体に固定することが出来ずに分離したことが示された。
この部材の製作は2024年9月に行われ、メーカーの夏季休暇中は保管場所の空調が切られていたことも判明している。
そのため屋内とは言え外部からの水分を多量に含んだ空気が部材に触れて水分が吸収されて剥離の原因になったとみられる。
実際に既に製作済みで保管されている部材を試験したところ、内部の接着部分に亀裂が入っていることが確認できたとのこと。
この部分は「H2A」まではボルトで結合されていたが、軽量化とコスト削減のために接着剤による結合に変更した箇所で、やはり「H3」で設計変更した箇所が弱点になっていたようだ。
最初にこの件に関する記事を見つけた時は見出しに「日本の夏」とあったので、思わず「キンチョー(の夏)」かよ!と思ってしまったよ(笑)。
