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トヨタ「パッソ」がもうすぐマイナーチェンジ

トヨタが販売する登録車の中で最も小型の「パッソ」がもうすぐマイナーチェンジする。
今回のマイナーチェンジでの注目は新開発のエンジンで、「アクア」等に搭載されているハイブリッド用エンジンと同じアトキンソンサイクルとなり、その結果燃費が大幅に向上する見込み。
特に1Lエンジンを搭載するグレードでは現在登録車(非ハイブリッド)最高の三菱「ミラージュ」の27.2Km/Lを上回ってくることになりそう。
1.3Lエンジン搭載グレードでも26Km/Lを超えてくるとの噂もあり、こちらもクラストップとなりそう。
この1.3Lエンジンは「ヴィッツ」にも搭載されるとのことなので、「ヴィッツ」の燃費もかなり向上することになりそうだ。
最近の「パッソ」は月間販売台数が3千台~5千台程度(3月は6,665台)で、コンパクトカーとしてはあまり芳しくない状況(それでも「マーチ」や「ミラージュ」よりはずっと多いけど)。
今回のマイナーチェンジでどれくらい上積み出来るのかな?

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トヨタ、「アクア」をマイナーチェンジ

トヨタ自動車がハイブリッド(HV)車「アクア」のマイナーチェンジを行い、9月にホンダの「フィットハイブリッド(ベースグレード)」に抜かれた燃費(35.4Km/L)を1.6Km/L向上させ37.0Km/Lとした。
これによりプラグインハイブリッド車を除く中での燃費No.1の座を奪い返した。
ただし「L」グレード以外はメーカーオプション装着で車重が1,090Kg以上となる場合の燃費は33.8Km/Lとなり、「フィットハイブリッド(L・パッケージ、F・パッケージ)」(33.6Km/L)とほぼ同等となる。
ちなみに北海道では必須の「寒冷地仕様」にした場合は車重が+10Kgとなるので、燃費は上記の通り33.8Km/Lになる。
その他にもサイドエアバッグやオーディオパック、LEDヘッドランプパッケージでも+10Kgとなるので、「フィットハイブリッド」同様37.0Km/Lというのはカタログ上の見た目の数値となりそうだ。

この燃費向上に関しては数ヶ月前からトヨタの役員が半ば公然と話していたので特に驚くことは無かったが、想像よりも僅かに発表が早かったな、という感じだ。
今回のマイナーチェンジは燃費の向上だけでなく、足回りのセッティングを変更して乗り心地を向上させた他、遮音材の追加で走行ノイズの車内への侵入を軽減し静粛性も向上させ、「L」グレード以外にはドアミラーの自動格納機能(キー連動)とフロントガラス撥水機能を追加し、ヒルスタートアシストシステムも改良したとのこと。
発売は12/2で、価格は最廉価の「L」グレードが170万円、「S」グレードが181万円、「G」グレードが187万円、「G“ブラックソフトレザーセレクション”」が195万円となっていてマイナーチェンジ前と比較してそれぞれ1万円のアップとなっている(北海道と沖縄は別価格)。

また同時にG’sアクアも発表され、G’sアクアの価格は222万円で発売日は12/9と発表されている。

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スズキ、アルトエコをマイナーチェンジ

スズキ株式会社は軽自動車「アルトエコ」を11/19にマイナーチェンジした。
発売は12/18の予定。
今回のマイナーチェンジで元から良かった燃費をさらに向上させ、FF車で35.0Km/Lとガソリンエンジン車としては国内最高の燃費を達成。
35.0Km/Lと言えばハイブリッド車を含めてもトップクラスの燃費で、この数字を上回っているのは「フィットハイブリッド」「アクア」「プリウスPHV」「アウトランダーPHEV」くらい。
この内「プリウスPHV」「アウトランダーPHEV」は複合燃費こそ61.0Km/L、67.0Km/Lと素晴らしい値だが、ハイブリッド走行のみの燃費はそれぞれ31.6Km/L、18.6Km/Lとなり「アルトエコ」を下回る。
4WD車の燃費も32.0Km/Lとこれまた素晴らしい値だ。
これで価格は838,950円(廉価グレードのECO-L、FF車)から1,043,700円(充実装備のECO-S、4WD車)なのだから、少人数での市街地走行がメインだったら高いハイブリッド車を買うよりもこっちのほうが良いんじゃないだろうか?

これまで33.4Km/L(FF車、4WDは30.4Km/L)の燃費で軽自動車トップだったミライースもその内逆襲してくるかな?

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「フィット」の実燃費がランキング3位

燃費投稿サイト「e燃費」(http://e-nenpi.com/)が発表した10月の実燃費ランキングに「フィットハイブリッド」が3位にランクインした。
9月に発売された「フィットハイブリッド」のカタログ上の燃費(JC08モード)は31.4Km/L(RS)~36.4Km/L(標準グレード)。
「e燃費」に投稿された実燃費の平均は23.6Km/Lで1位の「ミライースアルトエコ(24.9Km/L)」2位の「アクア(24.0Km/L)」に続く3位。
とはいえ「アクア」との差は僅かなので今後投稿数が増えると逆転の可能性もある(反対に差が広がる可能性もあるけど)。
自動車雑誌等での燃費テストでもこの両車の燃費は近いものがあるので、それが一般ユーザーによって実証された形になる。

ランキング4位には6月に発売された「アコードハイブリッド」が23.3Km/Lで入っているので、今年発売になったホンダのハイブリッド車の健闘が目立つことになった。

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「フィット」と「アクア」の燃費

9/6にホンダから新型「フィット」が発売され、ハイブリッドの燃費はベースタイプで国内自動車の最高となる36.4Km/Lで、それまで最高だったトヨタ「アクア」の35.4Km/Lを1.0Km/L上回った。
ところが、「フィットハイブリッド」で燃費が36.4Km/Lというのは最も安価(=装備が少ない)ベースタイプのみで、各種装備が付いている「Fパッケージ」「Lパッケージ」は33.6Km/Lと燃費が落ちてしまう。
対するトヨタ「アクア」が全グレードとも35.4Km/Lという数値だ。
この点だけを見ると「フィットハイブリッド」のベースタイプは燃費スペシャルのグレードで、実際には「アクア」のほうが燃費が良いように見える。
たしかに「フィットハイブリッド」のベースタイプは燃料タンク容量を他のグレードより少ない32L(他は40L)にする(アルトエコと同じ手法)等燃費の数字を上げるために工夫がされている。
ところが、カタログの細かいところを見ていくと、「アクア」はオプションの装着等で車重が1090Kg以上になる場合の燃費は33.0Km/Lになると書かれている。
つまり重たくなる装備はメーカーオプションとすることによってカタログ上の燃費を良く見せているというわけだ。
では何故重たくなると燃費がいきなり下がるのか?
これは現在の燃費測定方式である「JC08モード」の測定方式による違いがあるからだ。
燃費の計測は実際に車両を道路上で走らせて行うのではなく、「シャシダイナモ」という装置に車両を載せて行われる。
「シャシダイナモ」とは前後2本の大きなローラーの上に車両を固定して、駆動輪でローラーを回すことで走行状態を再現する装置で、以前から最大出力等の測定に使われていた装置だ。
測定時には車両が回すことになるローラーに負荷を掛けるのだが、当然ながらこの負荷が大きいほど燃料を沢山消費することになり、燃費の数字が低くなる。
国土交通省のJC08モードの測定方式では、車重(測定時重量は車両重量+110Kg)に対する負荷(等価慣性重量=ローラー軸に付いているフライホイールの重量)は
966~1,080Kgまで 1,020Kg
1,081~1,190Kgまで 1,130Kg
1,191~1,305Kgまで 1,250Kg
となっている。
「フィットハイブリッド」のベースタイプは車重が1080Kgだが、その上の「Fパッケージ」「Lパッケージ」は共に70Kg重い1150Kgとなっている。
そのため測定時の負荷がベースタイプよりも120Kgも多くなるので、測定される燃費も低くなるというわけ。
「アクア」の場合は最も軽い「1.5L」の車重が1,050Kgで、その上の「1.5S」及び「1.5G」は共に1,080Kgとなっている。
そのためJC08モードでは同じ重量区分となり燃費も同じ数値となるが、以前使われていた10・15モードでは「1.5L」のみが40.0Km/Lで他は37.0Km/Lとなっているので、「1.5L」は「アクア」における燃費スペシャルモデルと言えないことも無いと思う。

実際にどちらの燃費が良いのか興味のあるところだけど、同じ条件では極端に違いが出るとも思えないので、季節や使い方によって出る差の方が大きいと思う。

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やはり新型「フィット」は燃費が良いらしい

昨日ようやく買うことの出来た雑誌「ベストカー」では新型「フィットハイブリッド」の燃費テストを行っている。
それによる郊外&市街地で27.9Km/Lとかなり良い数値が出ている。
高速道路でも29.0Km/L(雑誌によっては29.8Km/L)を記録しているし、一般道でも区間によっては32.5Km/Lという驚異的な燃費を記録している(ただし9月の九州でエアコンを切る等のちょっとしたエコラン状態)。
カタログ上の燃費である36.4Km/Lには届いていないが、それでも今度のフィットハイブリッドの燃費は先代モデルより格段に向上していることは確かなようだ。

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結構良い燃費が出たな

今日は旭川で給油をしてから道央道を使って札幌まで帰って来た。
行程の殆どが高速道路だったせいもあるが、給油後から自宅まで(約140Km)の平均燃費(車載の燃費計による)はカタログデータ(10・15モード値)を上回る16.4Km/Lを記録。
札幌ICで高速を降りた時は16.7Km/Lだったが、ICから自宅までの間で少々落ちてしまったのがちょっと残念。
行きは全体的に登りとなるうえに速度域も少々高かったのであまり燃費も良くなかったが、帰りは反対に下りが多いうえに速度も80~90Km/h程度に抑えていたのが好燃費につながったのだと思う。
瞬間燃費計を見ていると、平坦な道で80~90Km/h程度の速度で走っている時は20Km/L以上を指すこともあるので、この辺りが経済速度なんだろうと思う。
一般道ではこの速度は出せないが、高速道路を走る時はこの辺りの速度で走るように心掛けてみようかな。

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ミライースの逆襲

ダイハツが19日に軽自動車のミライースをマイナーチェンジし、販売を開始した。
今回のマイナーチェンジでは燃費を軽自動車トップの33.4Km/L(FF車。4WD車は30.4Km/L)まで向上させ、アルトエコの33.0Km/Lを抜き返している。
また価格も最安グレード(D)の価格を79万5千円から5万円下げて74万5千円にし、その他のグレードも装備を充実させて実質的な値下げをしている点も注目だ。
例えば”X”グレードは価格据え置き(100万円)でアルミホイールが標準装備になっている。
さらに全グレードに60Km/h以上で走行中にブレーキを強く踏んだ場合にストップランプ以外にハザードを点滅させる”エマージェンシーストップシグナル”も標準で装備される。
またムーヴで採用された衝突軽減支援システム”スマートアシスト”を装着したグレードもムーヴ同様5万円高で設定され、最上級グレードの”G”は”スマートアシスト”装着のグレードであるG “SA”しか用意されていない(価格は2WDのG ”SA”で118万円)。

売れ筋は装備充実のG ”SA”かその下のX “SA”(105万円)辺りになるのかな?北海道では4WDのGf “SA”(128万円)かXf “SA”(115万円)辺りが売れそうだね。

それにしても燃費競争はまだまだ続きそうだなぁ、、、、、このままだと来年にはどれくらいまで伸びるんだろうか?

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ホンダ「フィット」の燃費が判明

9月にフルモデルチェンジが予定されているホンダのコンパクトカー「フィット」の燃費が判明したと一部で報道されている。
それによると売れ筋となると思われる13G(CVT)の燃費(JC08モード:以下同)は26.0Km/Lで、一部の雑誌等で予想されていた28.0Km/Lどころか先日発表されたスズキの「スイフト」の26.4Km/Lにも届いていない。
ということで(HV、PHVを除く)登録車最高のミラージュ(27.2Km/L)にも届いておらず、ホンダが以前表明した「全てのクラスで最高の燃費」とはならなかった。
個人的には現行のフィットハイブリッドの26.4Km/Lを上回ってくるのを期待していたので少々残念。
それでもこの26.0Km/Lという数値は日産の「ノート」(25.2Km/L)やマツダの「デミオ」(25.0Km/L)を上回り、トップクラスの低燃費であることは確か。

他のグレードでは1.5Lエンジン搭載の15Xが21.8Km/L、RS(CVT)が21.4Km/Lとなっており、RSはライバル(?)のトヨタ「ヴィッツ」の18.8Km/Lを大きく上回っているし、他社の1.5Lクラスと比べてもトップクラスの低燃費だ(カローラアクシオが20.0Km/Lで近い値となっている程度)。

上のグレード表記にわざわざ”(CVT)”と書いたのは13GとRSにはマニュアルトランスミッション(MT)も用意されているためで(RSは現行にもある)、燃費は「13G」で21.6km/L、「RS」で19.0km/Lとなっている。
やはり燃費ではMTよりもCVTのほうが有利ということなんだけど、逆に言うとCVTのセッティングは燃費重視になっているということも言えそう。
クラッチを人間が操作するMTよりも機械が最適なギア比を選択するCVTのほうが効率が良いのは確かだ。

それにしてもここ何年かでの燃費の向上にはすごいものがあるなぁ・・・・・・・

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今度はダイハツが巻き返し

スズキが「アルトエコ」をマイナーチェンジして燃費を30.2Km/Lから33.0Km/Lまで引き上げたのはつい先日のような気がするが、今度はライバルのダイハツが8月にマイナーチェンジする「ミライース」の燃費が軽自動車最高となる33.4Km/Lとなる見込み。
JC08モードで初の「リッター30Km」を達成したミライースだが、後発のアルトエコ(発売当時30.2Km/L)に抜かれて黙っているとは思えず、近々に逆転するとは思っていたところにアルトエコが驚きの33.0Km/Lとしてきたが、さらにその上を行くとは流石だ。

今回の燃費向上のためにアイドリングストップの動作速度を現状の7~9Km/hから11Km/hに上げエンジンが停止する時間を長くしたり、エンジン内部のタイミングチェーンの形状を見直してチェーンガイドとの接触面積を減らす(=抵抗の軽減)とかの改良を積み重ねている。
それらの改良の中で面白いなと思ったのが空力関係の改良で、サスをローダウン化して車高を10mm下げているということ。
一般的にサスのローダウン化はコーナーリング性能を上げるため(もしくは単なるファッションのため)に行われるが、今回のローダウン化は車体下への空気の流入量を減らして空気抵抗が少なくなるようにするために行われている。

発売は8月の予定だそうだけど、この発表で現行モデルの売り上げに響かないかというのはいらぬ心配かな?(汗)

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