宇宙開発を進める中国が2020年7月23日に打ち上げた「天問1号」が火星に到着したのがこの二月。
世界標準時14日の23時過ぎに搭載する火星探査車「祝融号」(着陸成功後に命名)と着陸機を収めた大気圏突入カプセルが大気圏に突入し、予定の着陸地点への軟着陸に成功したと発表された。
火星に探査機を送り込むのに成功したのはアメリカ・旧ソ連に続いて3か国目、探査車の着陸に成功したのはアメリカに続いて2か国目となる。
「祝融号」の活動期間は90火星日(90地球日とほぼ同じ)とされ、各種の観測等を行う予定。
この着陸成功にはNASAも祝福の意向をtwitterで表明している。
More from: 天文
細い月と水星
昨夕は西の空が晴れていて明るさの残る空に細い月と水星(早い時間には金星も)が見えていたのでカメラを出して撮ってみた。
月齢2.7の細い月は地球照で影の部分も見えている。
その右下に見える輝点が東方最大離角が近い水星。
太陽系の惑星で最も内側を公転する水星は太陽から最も離れても約28度で最大で約47度離れる金星よりも観測機会が少ない。
昨夕は細い月の右下に見える筈だったので月を目印に探したら見つけることが出来た。
肉眼で水星を見るのは久しぶりだったなぁ(汗)。
5/17に水星が東方最大離角
日没後の西の空の低いところに見えている水星が5/17に東方最大離角となる。
太陽から最も離れるので見やすくなるが、角度としてはそれほどでも無いので金星に比べると見難い。
それでも条件としては悪くないので今夕辺りから観察してみるかな?
5/26は”皆既月食”
今月の26日に日本全国で皆既月食が観られる(かもしれない、天候次第)。
日本で皆既月食が観られるのはおよそ3年ぶり。
今回の月食は18時45.0分と早くから始まり、皆既食が始まるのは20時11.5分、皆既食の終わりは20時26.0分で僅か15分弱しかない。
食の終了は21時52.4分で、トータルでは3時間少々の天体ショーとなる。
食の始まりが早いので、札幌ではまだ月が昇ってきておらず、また空に明るさが残っているので青っぽい空に欠けた月が昇ってくる様子が観られる筈。
また当日は今年の満月の中では月が地球に最も近く大きく見える”スーパームーン”と同時起きるちょっと珍しいパターン(直近では2015年9月28日だったけど日本では見えず)で、次回は2033年10月8日としばらく先なので今回は観測の良いチャンス。
私も当日は早めに帰宅して観る(撮る)準備をしないとな。
火星と月が今夜接近
今日(4/17)の日没後から深夜にかけて西の空で月と火星が接近する。
時間の経過とともに月は東に移動して行き、22時半頃には最も接近することになる。
この時の間隔は1度未満で月の見かけの直径の2倍弱。
是非ともカメラに収めたいところだけど、今夜はあいにくの雨で見ることは出来なさそうだorz
次回の接近は5/16。
観測史上最遠の2重クエーサーが発見された
ハッブル宇宙望遠鏡(HST)を用いた観測で100億光年先の2重クエーサーが発見されたと報道された。
2重クエーサーはこれまで100個以上見つかっているが、それらは偶然に発見されたもので、今回のはスローン・デジタル・スカイサーベイ(SDSS)と、ヨーロッパ宇宙機関の位置天文衛星「ガイア」の観測データを用いて選び出した候補天体をHSTで観測するという謂わば”狙い撃ち”観測で発見したとのこと。
100億年前には銀河の合体が盛んにあったと考えられているので、今回の発見はその研究に役立つとされている。
それにしても100億光年先の僅か1万光年しか離れていない2天体を分離観測できるってのは凄いねえ・・・
日が長くなった
今日は18時を過ぎてもまだまだ空が明るい。
春分を過ぎて日の入りが遅くなったなぁ。
今夜は天気が良さそうだから久しぶりにベランダに三脚を出して星を撮るのも良いかも?
今日の空目(笑)
天文関係のサイトを読んでいて「白色彗星」と読んでビックリ(汗)。
読み直すとそこには「白色矮星」と書かれていた。
ヤマト2なんてしばらく見ていないのに何故?(笑)。
あ、2202だったら見ていたか(汗)。
|
水星と土星が接近中
日の出前の東の空で水星が間もなく西方最大離角となる(3/6)。
そちらの空には土星と木星も見えており、土星と水星は一昨日(2/23)に最も接近し、3/5には木星に大接近(角度にして0.5度以下)する。
今朝は比較的天気が良かったので早起きすれば見れたかな?
明けの明星
今の時期は金星が太陽の西にあって日の出前の東の空に「明けの明星」として見えている。
今朝は前の記事に書いたように初日の出を撮りに出たら南東の明るくなりかけた空に一つだけ星が見えた。
普段は日の出前に外に出ることはあまりないので、「明けの明星」を見たのは久しぶりだったなぁ。
また、月は満月を過ぎたばかりなので、西北西の空に丸い姿を見せていた。