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4枚のマザーを収容できるタワーケース

morexからmini-ITXマザーが4枚入るタワー型ケース「QUAD MASTER 8188」が発売になった。
このケース、見た目はちょっと大きめのATX用タワーケースに見えるが、内部が4分割されていて電源も4台搭載されている(電源容量は各150W)。
4分割されたそれぞれの部分にmini-ITXマザーが収まることになり、ドライブベイは各マザー毎に3.5インチ用が2個ずつで合計8個、5インチベイは全体で一つが用意されている。
電源SWやアクセスLEDは4つ装備され、各マザー単位で使用する形になるので各マザーを別々に起動/停止することが可能。

1つのケースに4枚のマザーを入れるというとなると、サーバの世界ではブレードサーバがあるが、これはラックマウントが前提なので4U-6Uサイズ程度の筐体に8枚前後のマザー(というかサーバそのもの)を搭載するもので一般向けでは無い。

このケースは、「複数台のPCを使いたいが設置スペースが限られている」という人向けなのだろう。
確かに1台分+αのスペースで4台のPCを運用できるメリットは大きいと思うが、そもそも4台ものPCを同時に運用することってあるのだろうか?という疑問もある。
ちょっと考えてみたが、1台は大容量HDDを搭載してファイルサーバとして使い、2台にはTVチューナーカードを搭載して録画専用PCとし、残りの1台は普段使いのPCとする。
こうすれば選ぶマザーにもよるが同時に8chまでの録画が可能になるというような使い方が出来ると思う。
まぁ一般的なPCユーザーには縁の無い製品だろうけど、上記のような使い方をしている人には有用な製品だと思われる。
1台あたりの電源容量が150Wなので消費電力が大きいビデオカードは搭載できないし、ハイスペックのCPUも使えないという点には注意が必要だ。

製品ページ:http://www.morex.com.tw/products/productdetail.php?fd_id=137

価格は下記のショップで54,000円(2011/09/29現在)とケースとしては高価だが、マザー1枚あたりにすると13,500円なので、それほど高価すぎるというわけでも無いと思う。
Dirac Mini-ITX ケース QUAD MASTER 8188 DIR-QUAD-MASTER
B005MOQ332

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H61搭載のマザーが4,980円って安くないか?

インプレスの「AKIBA PC Hotline!」で「湿気に強いマザー」として紹介されているGIGABYTEの「GA-H61M-DS2」は価格が4,980円という価格も注目だ。
H61搭載のMicro-ATXマザーとしては最安の価格なので(2011/09/22現在、各種特価品を除く)、湿気云々を気にしなくてもこの価格だけでも「買い」では無いかと思う。
このマザーで安くSandyBridgeで一式組むのもありじゃ無いだろうか?
あ、なんか欲しくなってきたかも(爆)メモリもあるし、GPU内蔵のCPUならビデオカードいらないし、そもそもビデオカードも余ってるし・・・・・・・

http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=3970(メーカーサイト)

GIGABYTE intel H61(B3) LGA1155 Micro ATX DDR3 PCI-E X16,X1 RGB USB2.0 SATA GBE GA-H61M-DS2 REV1.X
B005NXED98
(2011/09/22現在品切れの模様)

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1枚8GBのメモリモジュール発売

DDR3のメモリモジュールで1枚あたりの容量が8GBのものが発売になった。
2009年にはRegistered/ECCのモジュールが1枚16万円で販売されたことがあったが、今回発売になったのはUnbuffered/non-ECCのモジュールで、デスクトップ用DIMMと(主に)ノート用のSO-DIMMの両方。
モジュールメーカーはSamusungでチップも同社製の4Gbitチップを採用している(片面8枚の両面で16枚を実装)。
秋葉原での実売価格は25,980円で容量が半分の4GBのモジュールとは文字通り桁違いだ。

気になるマザーボードの対応だが、IntelがSandy Bridgeプラットフォームでの対応を公表している他、マザーボードメーカーも独自に対応状況をWEBページで公開しているところがあるようだ。

Intel Sandy Bridgeプラットフォームのメモリバリデーション(PDFファイル)

上記の資料には今回発売になったSamusung製のモジュール以外にもElpida製(EBJ81UG8BAF0-DJ-F)やHynix製(HMT41GU6MFR8C-H9)のモジュールの名前もあるので、この2社製のモジュールも発売される可能性があるのかも?

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AMDの新CPU

今日(9/9)からAMDからLlanoの新モデルが発売になるそうだ。
今回発売になるのはTDP65W版の「A6-3500」(2.1GHz動作、ターボ時2.4GHz)とGPU非内蔵の「Athlon II X4 631」(2.6GHz動作)の2種類。
既存のモデルはTDPが100Wと高かったので食指は動かなかったけど、今回発売になる「A6-3500」は65Wと低いのでちょっと気になる。
ただしコア数が3なので中途半端な感じもする。
4コア版でTDP65Wのモデルは「今年の夏に発売」と発表(AMD)されているが、どうなっているんだろ?

もう一方の「Athlon II X4 631」はLlano初のAthlonでGPUが内蔵されていないにも関わらずTDPが100Wと他のLlanoと同じなのが気にかかる(現在販売されているAthlonの中では最も高い)。
「GPUはもっとパフォーマンスの高いものを使うよ」という人向けなのだろうけど、それならTDPも下げて欲しかったなぁ(そのような人はCPUのTDPなんか気にしないか?)。

どっちのCPUも1万円未満の価格が付きそう(「A6-3500」が8千円台後半、「Athlon II X4 631」が7千円台前半)なので、新規に安く組みたい人には良いかも。

対応ソケットがSocket FM1なのでAM3(とAM2+)を使っている私としてはマザーも買い換えなくてはならないので、乗換えはまだ先だなぁ。
ん?でも、そろそろAM2+マザーは・・・・・・(汗)

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4コア→6コア?

AMDからPhenom IIの新製品「Phenom II X4 960T Black Edition」が発売になった。
名前の通り4コアの製品で、AMDの4コアCPUとしては初の「Turbo Core」がサポートされ、通常時3GHz、Turbo Core時3.4GHzで動作するとなっている。
動作クロック自体は既に販売されている970(3.5GHz)/975(3.6GHz)/980(3.7GHz)等に比べると低いが、それらのモデルには無い「Turbo Core」がサポートされているのが特徴。

またこのCPUは非公式ながらもマザーボードのBIOS設定によって6コア化が可能(な場合がある)という特徴もある。
複数のショップの検証では全数では無いが一部のマザーボードで6コア化が可能で、OS上からも6コア動作が確認できたとのことだ。

通常時のクロックが3GHzでTurbo Core時でも3.4GHzというのは発売されたPhenom II X4のBlack Editionの中では最低のクロックということになり(モデルナンバーも一番下)、そのためか実売価格もBEの中では最も安価な11,000円前後とのこと。
この価格で運が良ければ6コアで動作するかもしれないというのは、一部のAMDマニアにとって魅力的に見えるのではないだろうか?

今日(6/24)の時点ではAMDのサイトに情報が上がっていないので、詳細な仕様は判らないがその内に判明するだろう。

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Fusion搭載マザーの新製品

ECSからAMDのFusion搭載マザーの新製品である「HDC-I2」が出た。
フォームファクタはmini-ITXで、搭載CPUはAMD E-350(デュアルコア)、チップセットはAMD A45(Hudson D1)の組み合わせ。
上位(?)にあたるA50Mには6GbpsSATAインターフェースがあるが、A45のSATAインターフェースは3Gpbsのみ。
それでもA50MにはないPCIインターフェースがあり、ネイティブでPCIスロットを搭載できるので、このマザーにもPCIスロットが1本ある。
PCI搭載のFusionマザーは過去にも発売されているが、このマザーは冷却システムがファンレスであるのが特徴で、PCIスロットにPT2でも装着すれば静音の録画PCに仕立てることも出来そうだ。
ただ、画像出力端子がDVI-DとアナログVGAのみで、HDMI端子は無い(オプションで装着可能らしいが、今回発売された製品には無い)ので、その点は注意が必要だ。

製品サイトhttp://www.ecs.com.tw/ECSWebSite/Product/Product_Detail.aspx?DetailID=1231&CategoryID=1&DetailName=Feature&MenuID=106&LanID=5

ECS HDC-I2 (E350 Dual core) Mini-ITX マザーボード HDC-I2
B004P9B2KY

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差運動機能?

某サイトで見かけたんだけど、見た時に一瞬「は?」と思ってなんのことか判らなかった。
マザーボードの新製品の説明文の中に書かれていたので、おそらくは「サウンド機能」のことと思われる。
最初は「差動」とも見えたのでLVD等で利用されている「差動(Differential)」のことかとも思ったが、単純な入力ミス及び変換ミスではないか。

でも、ちょっと面白い誤変換だな。

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これもリサイクル(と言うかリユース)か?

Intelの第二世代Core iシリーズCPU(Sandy Bridge)用チップセットである6シリーズ(H67等)の不具合は有名だが、現在市場に出回っているマザーボードはその不具合を修正してあるB3リビジョンを搭載している。
そんな中本家のIntelから不具合があるB2リビジョンのH67を搭載したマザーが新発売となった。
これだけ聞いた時には「え!?」と思ったが、不具合があるのは3GbpsSATAポートなので、Intelは思い切ってそのポートを省略し、6GbpsSATAポートのみを搭載したマザーとしているのが面白い。
6GbpsSATAポートのみなので、チップセットの仕様上ポート数は2つしか無いが、それで足りる人なら問題無く使えるだろうし、価格が同じH67(B3リビジョン)を搭載したマザーよりも3千円程度安価なので、十分選択肢に入ると思う。
フォームファクタはmicro-ATXで拡張スロットはPCIe 16レーンが1本、1レーンが2本、PCIが1本と標準的な構成。
映像出力はHDMIとDVI-Iの2つ、メモリスロットはDDR3対応が4本とmicro-ATXとしては多いほうだ(最大容量は32G)。
SATAポートは少ないが、それ以外は他のH67搭載マザーと同様のスペックで安価(実売で9千円程度)で購入できるのは嬉しいかも。

それにしてもそのままでは捨てるしか無いと思われたチップをこのような形で再利用するとは、Intelは思い切ったことをしたもんだなぁ。

製品サイト(英語)http://www.intel.com/Products/Desktop/Motherboards/db-dh67vr/DH67VR-Overview.htm

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48コア対応のマザー

サーバー用のマザーボードを発売しているSupermicroから48ものCPUコアに対応したマザーボードが発売になった。
このマザーボードは「H8QG6+-F」という製品で、12コアのOpteronを最大4個搭載可能になっているので、最大で48コア対応と言うことになる。
実売価格が約13万円と高価なうえ、搭載できるCPUも高価なので一般的とは言い難いが、「とにかく多コア!」という人には気になる製品だろう。
4基のCPUソケット(ソケットG34)と共に32基ものメモリスロットを備え、最大で512GB(DDR3 Registered ECCの場合、Unbufferedの場合は最大128GB)ものメモリを搭載できるもの凄い。
ストレージインターフェースはSATA2が6基と普通だが、それに加えて6Gbps SASが8基というのがいかにもサーバー向けといった感じ。
ともにRAID 0,1,10対応で、SASはオプションでRAID 5に対応との事。
サーバー向けと言うことでVGA出力用のチップがMatroxのG200という、ある意味鉄板とも言える仕様になっているのも面白い(久々にMatroxの名前を見た気がする)。

実際に触れる機会は無いと思うけど、フルにCPUとメモリを搭載したらどんなパフォーマンスを発揮するのか興味深いな。

http://www.supermicro.com/Aplus/motherboard/Opteron6100/SR56x0/H8QG6_-F.cfm(製品ページ)

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Fusion搭載でファンレスのMini-ITXマザーがASUSから出た

AMDの「Fusion」を搭載したファンレスマザーがASUSから発売になった。
先月も同じASUSからファンレスマザーは出ているが、そちらはMicro-ATXだった。
今回発売になったのはMini-ITXの「E35M1-I DELUXE」で、実はファンレスのMini-ITXマザーはこの製品が初となる。
ASUSTek AMD Zacate APU搭載 Mini-ITXマザーボード E35M1-I DELUXE
B004N3B4M8
写真を見ると巨大なヒートシンクが装着されており、マザー全体の半分近くを覆っているようにも見える。
基本的にはファンレスだけど、マザー上にはCPUファン用のコネクタが用意されていて、ここにファンを接続すればファンの制御が可能との事。
他の仕様は他社から発売されているものとそう違いは無く、過不足無しといったところか。
ディスプレイ出力はDVI-IとHDMIが用意され、アナログ出力は付いていない。
メモリはDDR3 DIMMスロットが2本で、拡張スロットはPCI-e16レーン(4レーン動作)1本のみ。

ATOMと比べるとTDPが高い(ATOM D525:13W,E-350:18W)ので、ヒートシンクが巨大になるのも仕方が無いのかなぁ?
なんにせよファンレスマザーが出たことで選択肢がさらに広がったと言えると思う。

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