「それほど出ないだろう」って・・・

この夏に開催が予定されている東京パラリンピックの開催に関して国際パラリンピック委員会のトップが新型コロナウィルスの感染者は「それほど出ないだろう」から「無観客での開催は考えていない」と言っていたという記事を読んだ。
”それほど出ない”ということは一人も出ないということではないわけで、この人はパラリンピックの開催で感染者が出ることを前提にしているということだ。
感染すれば最悪死に至る可能性のある感染症に関して感染者が出ることを容認するような考えはおかしい。
日本での現在までの死亡率(死者数/感染者数)はおよそ1.8%弱で、決して低い数値では無く、100人が感染すれば1-2人は死ぬという数字だ(しかも最近多くなっている変異株は感染力も毒性も高いと言われている)。
オリンピックやパラリンピックで少なくない人が海外から日本に入ってくるというのは、反対に言えば開催しなければ入ってくる必要のない人が開催することで入ってくるわけだ。
それだけでも感染リスクが高まるうえ、いくら感染防止対策を施すと言っても、大会で来日する人と日本国民の接触を100%防ぐのは不可能だろう。
人の命を奪う可能性が高いのを認識していながら(していないわけは無い)も開催する必要は無いと思うよ。
どうしても開催すると言うなら、完全無観客、関係者(各国選手・スタッフ、大会スタッフ、報道スタッフ等)は大会中及び大会終了後一定期間は完全に隔離状態で国民との接触は絶対にしない、程度の対策を講じて欲しいね。

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