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HONDAが「CLARITY FUEL CELL」の個人向け販売を開始

HONDAが同社の燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」の個人向けのリース販売を昨日(6/11)から開始した。
今のところ燃料供給の可能な水素ステーションが設置されている都道府県のみのHonada Cars35法人での扱いとなり、販売方式はリースのみ。
価格は7,836,400円(税込み)だが、リースのみなのでメーカーサイトでは販売店へリース料金を問い合わせて欲しいとなっている。
これまで法人及び自治体へのリーズ販売だけだった「CLARITY FUEL CELL」が個人向けに供給されるようになって街で見かけることも出来るようになるかな?

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トヨタの「MIRAI」の車両本体価格が100万円ちょっとになる?

トヨタの燃料電池車「MIRAI」を本体価格100万円ちょっとで買うことが出来るようだ。
元々の価格は税抜きで670万円(税込み723万6千円)だが、四年リース時の残価を50%に設定したそうで、その場合の価格は単純に半分の361.8万円。
ここから国の補助金202万円と札幌市の補助金50万円を引くと109.8万円となる。
これに諸経費(およそ50万円ほど)を足した160万円ほどで最新鋭の燃料電池車を買うことが出来るようだ。
札幌でも水素ステーションがこの3月に稼働を開始したので、徐々にFCVの姿を見ることも増えてくるかな?

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トヨタが燃料電池自動車「ミライ」の発売を発表

水素と酸素を反応させて得られる電力を動力源とし、走行時に排出するのは水だけという無公害車である燃料電池車は以前から自動車メーカーで開発されていた。
その中でホンダは「FCXクラリティ」をアメリカと日本でリース販売をしていたし、トヨタも開発中であることを以前から公表していた。
さらにトヨタは2014年中、ホンダは2015年度中に市販を開始すると発表していたが、この度トヨタは正式に市販開始を発表した。
車名は以前から公表されていた「ミライ(MIRAI)」で、発売は12/15。
700万円と言われていた価格は670万円(税込みでは723万6千円)と発表された。
購入に際しては国からの補助金が200万円程度出ると言われているがまだ決定では無く金額も未定。

車体の大きさは全長4890mm×全幅1815mm×全高1535mmで、全長でクラウン並みで全幅はクラウンを上回る大きさ。
このサイズで乗車定員は4名というのは少々残念に思えるが、そもそも5名乗車の必要がそれほどあるわけでもないだろうから特に問題にはならないか。
走行性能は最高速度が175Km/hと発表されているので高速道路の利用でも全く不足は無いし、気になる航続距離もJC08モードで650Kmということなので、こちらも不足は無い。
特に航続距離は電気自動車(EV)各車を大きく上回っており実用上問題は無いだろう。
普及に関しての大きな障害は燃料を供給する水素スタンドが極端に少なく、現時点では全国に僅か13か所しかない。
日本政府は水素ステーションの設置を後押しするために、1ヶ所5億円ともいわれる設置費用に対する補助金の交付も行っているが2014年前半までの交付申請は42件にとどまっており、このままでは2015年に100か所という業界の目標達成は困難かも。
燃料補給が出来なければ車は走れないわけで存在する意味がない。
業界の言う100か所も首都圏、中京圏、関西圏、北部九州の4大都市圏を中心とするもので、地方は対象になっていないので全国に広がるには相応の長い時間が必要となる。
FCVに先行しているEVにしても充電スタンドの設置が進まず普及がそれほど進んでいないのと同じことが起きるだろう(EVは自宅での充電も可能にもかかわらず販売は低迷している)。
水素ステーションを現在のガソリンスタンド並みに普及させるのは無理とは言わないが、一般市民が従来のガソリンエンジン車の替わりにFCVを選択できるようになるには10年20年単位の時間が必要だろう。

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FCV(燃料電池車)を普及させるというが

政府は今後燃料電池車(FCV)を普及させると言っている。
トヨタが今年度中に初の量産FCV「MIRAI」を約700万円で発売するとしていて、安倍首相が購入に当たって200万円程度の補助金を出すことを明言している。
つまり自己負担がおよそ500万円で済むことになり、さらに今後は量産化で価格の低下が進めば普及が進むかもしれない。
そこで問題になるが燃料となる水素の供給ということになる。
水素は地球上ではありふれた元素だが、単体では自然界に殆ど存在せず大半は水とか炭化水素(ガソリンもその一種)として存在する。
この水や炭化水素を分解して水素を得るわけだが、これには結構なエネルギー消費を伴う。
水を電気分解するには文字通り電気が必要で、そのための電力はFCVで消費される電力を上回るが、これは電力の一部を太陽光発電等で補うことが考えられている。

で、気になる水素の供給価格だが、小池百合子元環境相が某雑誌のインタビューで答えた中に
「水素に対しての税制をどうするのかは大事なポイントになります。」
という部分がある。
つまり国としては水素にも税金をかけることが前提と言うわけだ。
ガソリンには既に多額の税金が課されており、販売価格の半分以上が税金として国庫に納められている。
水素に関しても同様なことが起きるのでは無いだろうか?
FCVは走行中に水以外の排出物が無くクリーンな動力源である燃料電池を使うのがメリットだが、ユーザーとしては運用に掛かる経費(最も身近なところでは燃料費)が安くないと現在のガソリンや軽油を燃料とする車から乗り換えるメリットが感じられない。
現在のところFCVの走行距離当りの燃料費はガソリンの半分程度と試算されているらしいが、そこにガソリン並みの税金を掛けられてはたまったもんじゃないと思う。
政府は本気でFCV を普及させる気があるのだろうか?ちょっと疑問だな。

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トヨタの燃料電池車(FCV)は今年度中に発売予定だとか・・・

トヨタは6/25に水素を燃料とする燃料電池車(FCV)を2014年度中に発売すると発表した。
価格は今後決定するとしながらも、700万円程度を予定しているとのこと。
扱う販売店はトヨタ店及びトヨペット店で、当面は水素ステーションの整備されている地域(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、愛知県、大阪府、兵庫県、山口県、福岡県)を中心に販売するとのこと。

燃料電池車は走行に必要なエネルギーとして水素と酸素の反応で得られる電気を用いるため、走行中に出す廃棄物は水素と酸素の化合物でである水だけという一種の無公害車と言われている。
※中学校等の理科の実験で行った水の電気分解の反対の反応で電気を発生させる。
走行時には水しか出さなくても水素を発生させる際に、例えば石油やアルコール等の炭化水素から水素を分離する際には炭素が出てくるので、それらの処理が問題にはなる。
この辺の問題をどう処理するか、また水素ステーションを現在のガソリンスタンド並みに普及させるのにどれくらいの時間と費用がかかるのか等、まだまだ普及には様々な問題があるがまずは車両の販売を始めるのは興味深い。

一方FCV開発を進めているホンダも埼玉県庁や福岡県庁に「FCXクラリティ」を納品する等市販化に向けて動いているが、具体的に市販化を発表したのはトヨタが先になった形。
今後のホンダの動きも気になるところ。
今回トヨタが価格を700万円程度としてきたので、ホンダも以前発表した500万円程度を維持してこれるかどうか興味深い。

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