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画素数をdpi(Dot per inch)と勘違いしているんでは無いかい?

某オークションサイトに出品されているノートPCの説明に、
「画素数:画面に表示するドット数。1インチ(2.54センチメートル)を何個の点(ドット)の集まりとして表現するかを意味する値。(後略)」
という部分があった。
最初の部分は間違ってはいないが、その後の説明が変。
1インチ云々以降の説明はプリンタ等の解像度で出てくるdpi(Dot per inch)の説明だ。
この値が大きいほど描写が細かくなり高精細の画像の表示や印刷ができるのだが、ディスプレイの場合はあまり使わない。
特にこの説明の後半には「SXGA(1280×1024) XGA(1024×768) 」という記述があり、これはdpiとは関係が無い。
この数字の意味は横方向の画素数×縦方向の画素数であって、インチあたりの画素数にはならない。
縦横共に1インチのサイズのディスプレイならdpi値に等しくなるけど、そんな細かいドット(ドット一つの幅が20ミクロン以下で髪の毛の太さの半分以下)のディスプレイは見たこと無い。
IBMが以前販売していた22インチのディスプレイにQUXGA+(3840×2400)というのが有ったけど、それでもdpi値にすると220程度にしかならない。

確かに同じディスプレイサイズであれば画素数の多いほうがdpi値も上がり、より高精細な表示が可能となるが(同時に表示出来る情報量も増える)、ディスプレイの画素数の説明としてdpiは不適当だろう。
これが「画素数」ではなく「解像度」の説明であれば問題は無いんだけどね。
PCのプロである(ことが求められる)ショップの担当者がこれではちょっとねぇ、、、、、

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